美容と健康に良い飲み物と言われている甘酒。
毎日美味しくいただきたいですね。
今回は、「お手軽な酒粕甘酒の作り方」と「酒粕甘酒と米麹甘酒の効能の違いについて」ご紹介いたします。
甘酒は、「酒粕」と「米麹」の2種類ありますが、わが家のレシピは酒粕をペースト状にして保存しますので、いただきた時にいつでもお手軽にお作りいただけるかと思います。
酒粕に水を入れて温めるだけの簡単な作り方ですので、参考になさってください。
・酒粕を使った甘酒の作り方
・酒粕と米麹の効能の違い
お手軽!酒粕を使った甘酒の作り方レシピ
短い調理時間でお手軽に作ることが出来る(毎日いただくことが出来る)という観点から、わが家は酒粕を使って甘酒を作っています。
わが家のレシピは、甘酒をペースト状にして、冷蔵庫で3~4日間保存して使い切ります。
ペーストにしておきますと、冷蔵庫の中で場所を取らず、いろいろな飲み物に応用することが出来ます。
材料と道具
・酒粕
・水
・砂糖
・小さな泡だて器
・酒粕を入れる容器
※ わが家は、野田琺瑯ホワイトシリーズを使っております
・砂糖の量はお好みで。甘酒をいただく時に入れてもOKです。
酒粕を使った甘酒の作り方
1.容器に酒粕をちぎって入れます。
酒粕は、細かくちぎって入れますと、溶けやすくなります。
2.少なめの水を入れます
水を多く入れますと、ペースト状になりませんので、少なめに入れます。
3.火にかけて酒粕を溶かします
火にかけて、泡だて器を使って溶きます。
4.トロトロするまで押しつぶします
酒粕がトロリとしてくるまで、泡だて器で押しつぶします。
琺瑯を使われる場合は、熱くなりますので気を付けて。
5.大きなダマがなくなれば出来上がり
ダマが気にならなくなってきましたら、出来上がりです。
6.粗熱が取れたら冷蔵保存します
粗熱がとれたらフタをして冷蔵保存します。
応用できる甘酒ペースト
わが家はペースト状にした酒粕を、いろいろ使っています。
お湯(水)を足してオーソドックス甘酒
酒粕ペーストに水とお砂糖を足して電子レンジでチンしますと、お馴染みの酒粕甘酒の出来上がりです。
野田琺瑯は電子レンジが使えませんので、ペーストを別の器に入れて温めます。
ホットミルク甘酒
酒粕ペーストに牛乳を入れて電子レンジでチンしますと、美味しいホットミルク甘酒になります。
生姜を入れたり、ハチミツを入れたり、アレンジしてみてくださいね。
味噌汁へ
味噌汁に入れますと、あっという間に即席粕汁の完成です。
酒粕甘酒の保存期間について
ペースト状にしてから3~4日で使い切りましょう。
酒粕の保存方法
酒粕の保存方法ですが、ラップに小分けにし、ジップ式の袋に入れて冷凍保存します。
小分けにしておきますと、使いたい分を取り出すことが出来ますので便利です。
麹甘酒と酒粕甘酒の違いと効能
甘酒は、麹と酒粕の2種類あるのはご存知かと思います。
この章では、それぞれの「効能の違い」について、ご紹介いたします。
作り方も異なりますが、美容と健康に良いという点は共通しています。
麹の甘酒
「飲む点滴」と言われているのは、麹で作った甘酒です。
麹甘酒の歴史は古く、江戸時代から夏バテ予防として飲まれていたようです。
麹は、発酵させると自然の甘みが出ますので、砂糖などを加える必要はありません。
発酵させるには手間がかかり、酒粕よりも価格が割高ではありますが、アルコール分が含まれていないので、妊婦さんやお子さん、運転をする方も安心です。
麹甘酒の効能
夏バテ防止や風邪・インフルエンザの予防に期待
麹の甘酒は、夏バテ防止や風邪・インフルエンザの予防に期待できると言われています。
米麹にはグルコサミンやセラミド、ブドウ糖(主成分)、オリゴ糖、アミノ酸(必須アミノ酸)、ビタミンB群(B1、B2など)など、350種類以上の栄養成分が含まれています。
米麹甘酒の栄養成分を、善玉菌が食べて腸内環境が活性化します。すると免疫力がアップして、細胞やウイルスを撃退してくれます。
米麹の甘酒が「飲む点滴」と言われている理由はここにあります。
酒粕の甘酒
1970年~2000年代序盤まで主流だった甘酒です。(甘酒と言えば酒粕と言われていた時代です)
酒粕は、スーパーマーケットなどで手に入りやすく、価格もお安めです。
甘酒の作り方は、酒粕に水を入れて温めるだけというシンプルなものですので、作業がさほど負担にならずお手軽です。
酒粕自体に甘み成分はありませんので、お好みでお砂糖やハチミツなどで頂くと飲みやすくなります。
なお酒粕にはアルコール分が含まれるため、甘酒にした時にアルコールが残る場合があります。
酒粕甘酒の効能
「酒粕」と「麹」の甘酒の効能は異なります。
麹甘酒のほうが、美容と健康に良いイメージがありますが、じつは酒粕にも素晴らしいパワーがあることが、最新の研究でわかってきました。
肥満予防の効果
酒粕は「レジスタントプロテイン」が多く含まれています。
これは、腸内に詰まった余分な脂肪を身体の外に排出して、肥満を予防してくれる効果があるそうです。
レジスタントプロテインは米麹にも若干含まれますが、酒粕のほうが多く含まれています。
コラーゲンが増えて美肌効果
金沢工業大学 バイオ科学部 尾関健二研究室と酒造メーカーの最新研究で、40~50台の女性が酒粕甘酒を1週間飲んだところ、肌のコラーゲンが増えたという結果が出たそうです。
さらに素晴らしいのが、酒粕甘酒を飲むのをやめてから1週間たっても、コラーゲン量は増え続けていたという驚きの結果が出たのだそうです。
この理由は、酒粕にはうま味成分である「アルファーEG」が含まれていて、1週間飲んだだけで1か月ほど肌にハリを持たせる効果が持続することが判ったのです。
さらに嬉しいことに、年配層の女性にも効果が高いことが判明しました。
[参考記事]
https://kyodonewsprwire.jp/release/201709115541
甘酒を飲むタイミング
甘酒は、朝、昼、晩のどのタイミングに飲めば良いか、迷われたことはないでしょうか。
甘酒は飲む時間帯で効能が変わるようですので、あなたのライフスタイルに合わせてお召し上がりください。
食前より食後がGOOD
食後のデザート感覚で飲みますと、栄養の吸収が良くなるそうです。
お肌のためには「夜」
肌の老化を防ぎたい場合は、夜眠る前に飲むと良いそうです。
なぜなら新陳代謝(ターンオーバー)は夜 行われますので、夜に甘酒を飲むと効果がアップするのです。
脳の活性化には「朝」
ブドウ糖が不足しがちな朝に甘酒をいただきますと、脳に栄養を送る補給ができます。
甘酒の1日の適量は?
甘酒は糖分が多く含まれていますので、100mlを目安にいただきましょう。
この量で、充分効果が発揮されます。
まとめ
お手軽に作ることが出来る「酒粕甘酒レシピ」と、「麹甘酒・酒粕甘酒の効能の違い」をご紹介いたしました。
今回ご紹介した酒粕甘酒の作り方は、水で溶いてペーストを保存するだけの手軽さですので、おためしになってみてくださいね。
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2020年1月28日放送「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル 」