キャベツを自分で作るといくらかかるのか?計算してみました。
先日、仲良しの友人から、「キャベツを自分で栽培すると幾らかかるの?」という質問を受けました。
答えを申し上げますと、「資材に費用をかける・かけないの違いで、キャベツ1個あたりの価格は大きく変わります。」
なお、お金をかけても・かけなくても、栽培期間は ほぼ同じです。
今回は、わが家のキャベツ栽培で、1個あたりの価格がいくらになるかを、ご紹介いたします。
キャベツを自分で作るといくらかかるのか?「わが家の場合」
キャベツ栽培にかかっている費用
わが家は、次のような環境でキャベツ(野菜)を栽培しております。
🌱 キャベツは種を蒔いて育てている
🌱 自宅の庭で野菜を栽培
🌱 肥料は生ゴミコンポストのみ
🌱 水やりは雨水
🌱 キャベツの苗を育苗するポットは購入した花のポットを使用
🌱 キャベツを育苗する土は庭の土を使用
🌱 庭を耕す道具は実家のもの
以上のことから、わが家のキャベツ栽培でかかる費用は「キャベツの種」のみで、種一袋当たり約400円です。
キャベツの種について
キャベツの種は、1袋当たり400円前後で、数百~二千粒もの種が入っています。
ということは、種1袋で2000個のキャベツを作ることができるのかと言ったら、そうではありません。
なぜなら、キャベツを1個作るには、種が3~5粒ほど必要になるからです。
1つのポットにキャベツの種を数粒まいて間引き、かたちの良い苗を残して最終的に1苗に育てて土に植えます。
このくらいの大きさの苗になるまで、おおよそ1か月半~2か月かかります(夏蒔きの場合)。
キャベツの栽培期間
キャベツの栽培期間は、種まきから収穫まで、品種や栽培する時期にもよりますが、おおよそ4か月~半年前後かかります。
わが家の場合、真夏の8月頃に種をまいて育苗し、10月頃に庭の畝に苗を植えます。
収穫は、生長が早い品種ですと12月末頃から始まり、遅い品種は翌年の4月頃になります。
キャベツを自分で作るといくらかかるのか?「わが家の場合」
わが家の場合、キャベツを1個つくると、計算上では1円になります。
1苗に種を5粒使う(蒔く)と仮定
400円÷2000粒×5粒=1円
家庭菜園はコストがかかります


キャベツは買ったほうが安い?
キャベツは、お店で購入したほうが 金銭面においては、確実に安いと思います。
品種や栽培する地域、時期によって異なりますが、キャベツは種を蒔いてから収穫まで、約半年間かかります。
また、キャベツを始めとするアブラナ科の野菜は育苗がとても大変です。
夏の暑い時期に種をまきますので、水やりや害虫対策など手間がかかり、ようやく育った苗を土に植えた途端、今度は バッタやコウロギなどの虫の餌食になります。
暑さや虫でキャベツの苗が全滅し、1シーズンで3回も4回も種を蒔きなおすこともありますし、秋の長雨や台風などで苗が傷んでしまうこともありました。
買ったほうが安いキャベツを私が栽培する理由
過酷な状況を生き延びたキャベツは、実にたくましく育ち、薬剤を使っておりませんので、安心して口に入れることができます。
キャベツを1個を育てるには、長い長い時間と過酷な労力を要しますが、収穫のよろこびや、お店のキャベツでは味わえない食味を堪能できるという意味で、自分でつくるキャベツは値が付けられないと思っております。
ご参考:キャベツの無限栽培
実は、キャベツは多年草なのです。
環境と条件が良ければ、キャベツはエンドレスに栽培することも可能です。
上の画像は、一度収穫したキャベツの根を残しておいて、再生栽培したものです。
1つの株に、小さなキャベツが3つなりました。
家庭菜園の醍醐味ですね。
まとめ
キャベツを自分で作るといくらかかるのか?計算してみました。
数字の上では、わが家の場合、キャベツ1個あたり 1円で作ることが可能ですが、資材や肥料、場所代などを積み上げますと、その分 価格は上昇します。
一方で、再生栽培を行いますと、1円未満でキャベツを栽培することも不可能ではありません。
自家栽培は長い時間がかかりますが、自分で育てたキャベツは非常に美味ですので、あなたもキャベツづくりに挑戦してみられてはいかがでしょうか。
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