ちいさな植木鉢で育てていたクリーピングタイムを、少しずつ増やしております。
引越しをして一年。ずいぶん繁殖して、露出している庭の土を覆うようになってきました。
個人の感想ですが、グランドカバーをクリーピングタイムに選んでよかったと思っております。
今回は、クリーピングタイムの増やし方、わが家の繫殖状況をレポートいたします。
クリーピングタイムのメリットとデメリット
クリーピングタイムを実際に育ててみた感想(メリットとデメリット)を、ご紹介いたします。
クリーピングタイムのメリット
・地面を這うように伸びますので、グランドカバーにぴったりです。
・ミントのように根張りが強くないので、ペリっと剥がして他の土へ移植するのが容易です。
・移植しやすいため、繁茂しすぎて困ることは今のところありません。
・細い茎ですが移植しても水分を保てば萎れることは殆どないようです。
・他の草の増殖を抑える効果があるようです。
クリーピングタイムの中に他の草が生えても、抜きやすいです。
クリーピングタイムのデメリット
茎や根が繊細ですので、強くひっぱると切れてしまうことです。
クリーピングタイムの増やし方
クリーピングタイムの増やし方は、根っこごと茎を抜き取り、増やしたい場所にギュっと押し付けて保湿するだけです。
乾燥に弱いので、移植後しばらく根付くまで、水やりすると良さそうです。
クリーピングタイムの繁殖状況レポート
2024年5月
5月の庭の様子です。
昨年(2023年)の春、当地に引越しをしてきた時は、当然ながら土だけの庭でした。
昨年の秋に少しずつ植えたクリーピングタイムは繁殖し続けております。
まだまだ土の部分のほうが広い状況ではありますが、約半年でここまで増えたのには驚きました。
2024年8月
8月の様子です。
5月に撮影したところと異なるエリアですが、クリーピングタイムは枯れることなくグングン生長しております。
今年も酷暑ですが、水やりは雨任せで、まったく手をかけておりません。
ただし、クリーピングタイムの隙間から、草が伸びてきますので、時々抜く作業は行っております。
ご参考:クリーピングタイムについて
匍匐性(ほふく)のタイム
クリーピングタイムは、匍匐性のタイムです。
匍匐は、クリーピング(creeping)=「這う」という意味です。
その名の由来とおり、クリーピングタイムは地面を覆うように生長します。
ちなみに、タイムは大きく分けて、クリーピングタイムのような「匍匐性」と、茎が立ち上がる「直立性」のアップライトタイムと二分することができます。
クリーピングタイムの原産地
クリーピングタイムの原産地はヨーロッパと言われています。
クリーピングタイムの和名
すがた形が、日本のイブキジャコウソウに似ていることから、和名は西洋息吹麝香草(セイヨウイブキジャコウソウ)と呼ばれています。
まとめ
おすすめのグランドカバー「クリーピングタイム」を、ご紹介いたしました。
クリーピングタイムの増やし方は簡単で、根っこごと茎を抜き取り、植え付けたい土にギュっとおしつけるだけです。
わが家の庭がクリーピングタイムに覆われることを夢見て、引き続きレポートいたします。
参考サイト:GKZ植物辞典