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キュウリの連作障害対策になる野菜|病害虫を防いで連作できるコンパニオンプランツ栽培をご紹介

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キュウリを毎年同じ場所に繰り返し栽培しますと、つる割れ病(茎や葉がしおれる病気)が発生しやすくなることがあります。

そこで、ある野菜をキュウリと一緒に育てますと つる割れ病の病原菌を抑えることができ、毎年 同じ場所での栽培が可能になると言われています。

この方法は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されている「病害虫を防いで連作できるコンパニオンプランツ栽培」ですので 参考にしていただきましたら幸いです。

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キュウリの連作障害対策になる野菜とその効果

キュウリの連作障害対策になる野菜は「長ネギ」です。

抗生物質を出す長ネギの根

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農学博士の木嶋利男先生によりますと、長ネギの根っこには「バークホルデリア・グラジオリー」が繁殖しており、これが拮抗菌(きっこうきん=植物の病気を防ぐ抗生物質)として働いて、つる割れ病の病原菌を抑えることができます。

これにより、毎年同じ場所でのキュウリ栽培が可能なるのだそうです。

害虫対策にもなる長ネギ

キュウリと長ネギの混植は、害虫を寄せ付けない効果もあります。

お互いの生育が促進します

キュウリと長ネギのそれぞれの根っこから出す不要物が 互いに分解して利用しあうため、より生育が促進します。

連作が可能になるキュウリと長ネギのコンパニオンプランツ栽培

キュウリと長ネギを植え付ける時期

キュウリと長ネギの植え付けは、同じタイミングで行います。

長ネギの苗は、約1cmほどの太さのものが良いですが、細いネギの場合は2~3本まとめて植え付けても構いません。

植え付けの例

畑の場合

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キュウリの苗は約40cm間隔に植え付けます。

長ネギの苗は、キュウリの苗の両側に約20cm間隔で植え付けます。

コンテナの場合

キュウリの苗 1株に対して、長ネギの苗は4~6株取り囲むように植え付けます。

追肥

1か月に2回ほどの割合で追肥をします。

木嶋先生によりますと、肥料はキュウリと長ネギが それぞれ相互に利用し合いますので、必要以上に多く与えることはないそうです。

キュウリを収穫した後の長ネギについて

キュウリを収穫した後の長ネギは大きく育ってゆきますので、成長に合わせ土を盛り上げてゆきます(土寄せ)。

土の中は日が当たりませんので、長ネギのお肌は白いまま育ちます。

なお、長ネギは長さが20cmほどになる 年末から年明けに収穫しましょう。

長ネギで連作障害対策できる野菜

長ネギをコンパニオンプランツにすると連作障害を防ぐことができる野菜をご紹介いたします。

ウリ科野菜

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キュウリ、スイカ、メロン、シロウリ、ゴーヤ(ニガウリ)、ズッキーニ、カボチャなど

ナス科野菜

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ナス、ピーマンなど

ヒユ科

ホウレンソウなど

ご参考:ネギ属をコンパニオンプランツにした連作障害対策

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キュウリを始めとするウリ科の野菜は、ネギ属の「長ネギ」をコンパニオンプランツにしますと、病気を防いで同じ場所での連作が可能になることをお伝えいたしました。

なお、トマトやナス、ピーマンなどのナス科野菜は、ネギ属の「ニラ」と相性が良く、一緒に栽培することで病気が予防されますので、連作障害対策の野菜として利用することができます。

トマト、ナス、ピーマンの連作障害対策の野菜「ニラ」につきましては、別の記事にてご紹介しておりますので、本ページ最後の関連記事をご参考になさってください。

まとめ

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キュウリの連作障害対策になる野菜「長ネギ」をご紹介いたしました。

長ネギをコンパニオンプランツとしてキュウリと一緒に栽培しますと 病害虫を防いで翌年も同じ場所で連作することができるようになります。

この栽培は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されている「病害虫を防いで連作できるコンパニオンプランツ栽培」ですので、参考にしていただきましたら幸いです。

[関連記事]

トマト・ナス・ピーマンの連作障害対策になる野菜はこれ!コンパニオンプランツ栽培で連作を可能にする方法

[参考文献]

コンパニオンプランツで野菜づくり (ひと目でわかる図解)

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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