種をまいて育てた苗を、ポットごと植えられる便利な「ジフィーストリップ」をご紹介いたします。
「ジフィーストリップ」は、タネの老舗メーカー「サカタのタネ」さんが販売しているエコポットで、根がしっかり張らない野菜やお花を ポットごと土に植え付けることが出来ますので、大変便利です。
またこのポットは天然素材で作られていますのでゴミも出ず、エコロジーです。
苗の植え付けが苦手な方や、種をポットにまいて大切に育てていたものの、土に植え付ける時に崩れてしまい根を傷めてしまったご経験のある方におすすめしたい「ジフィーストリップ」をご紹介いたします。
種をまいてそのまま植えられる「ジフィーストリップ」
ポットごと植え付けられるエコポット
ポリポットに種をまいて大切に育てた野菜やお花の苗を、いざ土に植え付ける時に崩してしまい、根が傷んできれいに育てられなかった苦い経験を何度も繰り返していましたが、ジフィーストリップを使うようになってから、そのストレスから解消されるようになりました。
ジフィーストリップは、土を入れて種をまき、苗が育ってきましたらそのまま土に植え付けることが出来ます。
今回購入したものは連結タイプのポットで、1つずつ切って植え付けます。
土にかえる天然素材
見た目は紙でできた卵のパックに似ていますね。
ジフィーストリップの原材料は、ピートモスとウッドパルプです。
そのため、そのまま土に埋えたままにしておきましても、作物に影響はありません。
ゴミにならないエコロジーなポットですね。
ピートモス
ピートモスはミズコゲ類などの蘚苔類、ヨシ、スゲ、ヌマガヤ、ヤナギなどの植物が堆積して腐植化した泥炭を脱水、粉砕、選別したものです。
参考 Wikipedia「ピートモス」
ウッドパルプ
ウッドパルプは木材を原料としたパルプです。
壁面を貫通して根っこが出てきます
ジフィーストリップに種をまいた作物は、ポットの壁面を破って根っこが出てきます。
生育が促進します
ポットの内部に次々を伸びてくる新しい根は、活発な根群(ルートボール)を形成します。
ジフィーストリップは、このルートボールをそのまま植えられますので、根を傷めません。その結果、作物の生育が良くなります。
エコポットでらくらく植え付け!「ジフィーストリップ」の使い方
ジフィーストリップにお花の種をまいて、育ててみます。
ジフィーストリップに水をかけます
土を入れる前に、ジフィーストリップに水をかけて湿らせます。
土を入れます
ジフィーストリップを水で湿らせましたら、土を入れます。
このとき、土を強く押えたり、こねたりしないことがポイントです。
もう一度 水をかけます
もう一度 水をかけ、土がおちついてきましたら、種をまきます。
育苗中のポイント
乾燥、過湿に気を付けながら育てます。
育苗期間が長くなる場合は、適宜 液体肥料をほどこしましょう。
水をかけたジフィーストリップの状態
水をかけた後のジフィーストリップの様子です。
幾分やわらかくなりましたが、ポットが破れることもなく安定しています。
実践!ジフィーストリップで苗を植え付けてみました
ポットを植え付ける前にハサミでカットします。
水にぬれている状態はちょっと切りづらいかもしれません。
苗を土に植え付けるタイミングは、ジフィーストリップの周りに根っこが貫通してくるのを目安に、ジフィーストリップごと植え付けます。
土の中に隠れるように植え付けましたら、まわりに十分 水をあたえます。
ジフィーストリップを使うとよさそうな作物
ポットで育てた苗を土に植え付けるのが苦手な方や、根の張りが弱くうまく植え付けられない作物をジフィーストリップで育苗するとよさそうです。
私の経験を例に挙げますと、マリーゴールド、金蓮花(ナスタチウム)、オクラなどは根の張りがあまりよく 植え付けるのに苦労しましたので、今後は楽に植え付けることが出来そうです。
ジフィーストリップのラインナップ
ジフィーストリップ 角型5cm 12連 5個
角型5cmで、12個 連結しています。5枚入りです。
ジフィーストリップ 角型8cm 6連 4個
角型8cmで6連、4枚入りです。
ジフィーストリップ 丸型5.5cm 40個
丸型5.5cmのポット、40個です。
まとめ
種をまいて育てた苗を、そのまま植えられる便利なエコポット「ジフィーストリップ」をご紹介いたしました。
材質が天然素材のため ゴミが出ませんので、大変エコロジーなポットですね。
苗の植え付けが苦手な方や、種をポットにまいて大切に育てていたものの、土に植え付ける時に崩れてしまい根を傷めてしまったご経験のある方におすすめしたい育苗ポットです。
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