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名優ゲーリー・クーパーの映画「誰が為に鐘は鳴る」は、ヘミングウェイ原作の、スペイン動乱を舞台にした大作である。
1930年代に繰り広げられたドイツとイタリアが支援するフランコ政権のファシスト派と共和派との内戦の際、共和派に加わったわれらがクーパー扮するアメリカ軍人の物語である。
ここにイングリッド・バーグマンの共和派の娘との恋愛物語が重なり、壮大なスケールとなっている。
物語の展開は、実際にご覧いただくことにして、今回はクーパーのファッションをご紹介したいと思う。
※ このページは個人の感想と見解です。
西部劇を彷彿とさせる映画「誰がために鐘は鳴る」
ゲーリー・クーパーのファッション
この映画で注目していただきたいところは、ストーリーもさることながら、ゲーリー・クーパーのファッションである。
登場早々、これは西部劇か?と勘違いする様ないで立ちである。
ベージュのシャツとパンツ。幅広のハットと腰にはガンベルトに回転式拳銃を下げている。自動式拳銃ではないところがポイントだ。
シャツのエポーレットと上に羽織るB-3ボマージャケットで、ようやく軍人であると判るが、これでもまだ、正式な軍人の格好ではない。
それには道理があることにお気づきになる方がおられれば、喝采。
そう。
欧米の正規軍は、この動乱には参戦しておらず、義勇兵としての参戦であったことが、クーパーのファッションに如実に表現されていたのだ。
まとめ
有る1つだけの視点から鑑賞すると、名作映画は大変 奥が深い。
その後、我が国が何の思想的闘争も無く、挙国一丸となってファシズムの力を借り大戦に突入して行ったことを考えると非常に感慨深くなる。
現在、Amazonプライムで無料視聴できるので、この名作をご覧になっていただきたい。
※ このページは個人の感想と見解です。