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テントウムシを増やしたい!畑の野菜でテントウムシを増やす方法

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野菜に付くアブラムシを捕食してくれるテントウムシは、家庭菜園における救世主とも呼べる存在ですね。

今日は農学博士の木嶋利男先生が紹介されている畑で育てている野菜でテントウムシを増やす方法をご紹介いたします。

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アブラムシが野菜に付く理由

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野菜やお花に付くアブラムシは、実は 偶然空から落ちてきたものが寄生しています。

別名「エアープランクトン」と呼ばれているアブラムシは空中を飛び回り、寄生する植物の範囲が広い害虫です。

農学博士の木嶋利男先生によりますと、アブラムシの体の中には植物の毒素を分解する微生物がいるため、様々な植物に寄生します。

畑にアブラムシの天敵を増やす方法

アブラムシを防ぐには、小さな網の目のネットで野菜を覆ったり、水や石鹸水のスプレーを吹きかけて取り除く方法が有効ですが、大量に発生したアブラムシを防除するのはなかなか大変ですね。

そこで木嶋先生は アブラムシの苦手な天敵を増やして虫害から野菜を守る方法を紹介されています。

アブラムシの天敵「テントウムシ」

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私たち人間の手に負えないほどアブラムシが発生した場合、天敵「テントウムシ」に捕食してもらう方法があります。

テントウムシ(ほかにクサカゲロウなど)はアブラムシが大好物ですので、畑にテントウムシの「すみか」を作ることで アブラムシの被害を少なくします。

畑の野菜でテントウムシを増やす方法

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木嶋先生が紹介されているテントウムシのすみかとなる野菜(テントウムシの繁殖をうながす植物)は次のとおりで、畑で育てている野菜を利用することが出来ます。

・ソラマメ
・とうの立ったホウレンソウ
・イヌガラシ
・カラスノエンドウ
・スカシタゴボウ
・ヘアリーベッチ
・クリムソンクローバー
・キンレイカ
・カモミール(👈筆者追記)

(引用 木嶋利男著「コンパニオンプランツの野菜作り」「コンパニオンプランツで野菜づくり19頁)」

畑にアブラムシが付きやすい野菜を栽培しますと、一時的(もしくは長期間に渡って)被害に悩まされるかもしれませんが、木嶋先生はテントウムシ等の天敵も必ず寄ってきますと述べられています。

畑に益虫を呼び寄せるにためには、エサとなる害虫もある程度は必要になるということですね。

わが家の栽培(ご参考)

クリムソンクローバー

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わが家は毎年、玉ねぎ・エンドウ・ソラマメを栽培するタイミングにクリムソンクローバーの種をまいています。

クリムソンクローバーは、翌年の4月頃から可愛らしい赤い花が咲き、畑の景観がとても良くなります。

先日、このクリムソンクローバーを草マルチにしようと株元からザクザク切っていたところ、テントウムシがたくさん潜んでいるのを発見し、嬉しくなりました。

クリムソンクローバーは1年草で花が終わると枯れ、畑で暴れる(群生する)ことがなくお手軽に栽培することができますので、個人的におすすめしたい植物です。

まとめ

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されているテントウムシを利用してアブラムシを防除する方法をご紹介いたしました。

わが家は クリムソンクローバーとカモミールを畑と庭で育てておりますが、花が咲き始める頃、おぞましい数のアブラムシが付きます。

その一方で、ほかの花や野菜にはアブラムシがあまり付いていないことに気づき、テントウムシがアブラムシを捕食しているのを何度も目撃しております。

アブラムシを完全に無くすことは出来ないものの、クリムソンクローバーとカモミールが「おとり」となり、テントウムシを呼び寄せ、野菜やお花を守ってくれていることを実感しています。

テントウムシを始めとする益虫がたくさん集まる畑づくりは時間を要しますが、薬剤を使わず野菜やお花を育てていらっしゃる方におすすめしたい方法ですので、参考にしていただければ幸いです。

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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