神保町の古本屋街へ行ってきました。
夫が学生時代から欲しいと思っていた図鑑を、幸運にも見つけることが出来たので安心したのか!?お腹が空いてきました。
東京メトロ九段下駅から古本屋街まで歩いていると、大行列の天丼屋さんを発見。ゴマ油の良い香りがします。
帰りに、空いていそうだったら、行ってみようか?
そんな軽い気持ちで訪問したのが、「神田 天丼家」でした。
きょうは「神田 天丼家」さんの、雰囲気、メニュー、頂いた天丼の食レポをいたします。
平日のお昼時は長蛇の列「神田 天丼家」
普段は、並んでまで食堂に入らない私たちですが、はるばる神保町まで行ったことだし、お昼どきを少しずらせば入れるだろうと思って、先に古本屋さんをブラブラしてきました。
「(天丼家)並んでいたら、帰ろうね」と話しながら、お店の前にゆくと、さっきまで道まで並んでいた混雑ぶりは何だったの?
誰も並んでいませんでした。
これはラッキーと思い、お店の引き戸が開いていたので足を踏み入れると、お店の中で5~6人ほど待っていました。
うーむ、微妙。夫はちょっと及び腰でしたが、お店の中を覗いた雰囲気が「良い感じ」だったので、夫を説得(強制)。店内の最後尾に並んで、待つことにしました。
静寂の「神田 天丼家」
白木のカウンター10席のこぢんまりしていたお店です。
音楽もかかっていませんし、お客さんも誰も会話をせず。ゴーっという空調の大きな音と、3人の店員さんの動作音、天丼を食べるお客さんのお箸が丼に触れる音しかしません。
私語禁止のお店なのかしら。でも、そんなことも、なさそうです。
江戸気質のお店で、おしゃべり禁止というところもありますが、3人の店員さんから放つオーラに「圧」は感じられません。
お店の中はとても清潔そうです。カウンターの向こう(厨房)は最低限の調理器具しか置いていなさそう。スッキリしています。お茶が入っているだろうヤカンが銅というところも素敵。
化粧室は1室で、きれいにお掃除されていました。
流れが素晴らしい「神田 天丼家」
注文の仕方はご主人から
物腰のやわらかいご主人が、絶妙のタイミングで、並んで待っているお客さんに、まず「天丼でよろしいですか?」と聞いています。
それからしばらくしてから、「ごはんの盛りは?」と、再び聞きます。
・最初に「天丼」か「海老天」か聞いて、天ぷらを揚げ始める。
・丼に白米を盛り付けるタイミングで、「並盛」「中盛」を聞く。
ご主人は全部、頭に入ってしまうようで、伝票に書き込んでいません。
この時間差のオーダーの取り方が、スムーズに提供できる秘訣なのでしょう。感心です。
連携プレーが素晴らしい
また、すごいなーと思ったのが、もうすぐ食べ終わりそうなお客さんを見計らって、次のお客さんの天丼の準備をはじめるところ。
直径60センチはありそうな巨大なお櫃(おひつ)から、湯気がもうもうと立ち込めている白米を丼にふんわりと盛り付けて、天ぷらを手際よく載せています。
そして、お客さんが席に座るタイミングに合わせて「どうぞ」と、天丼を運んでいます。
3人の店員さんの絶妙な連携プレーに、見とれてしまいました。
「神田 天丼家」メニュー
神田 天丼家さんのメニューです。
2019年10月1日から消費税率が10%になりましたが、料金は据え置きのようです。
・海老天丼 850円
・ご飯の中盛・大盛 +50円
・お新香 100円
・いか・きす 100円
・海老 200円
天丼です(600円)です。
えび、いか、きす、かぼちゃ、のりが入っていました。驚いたのがタレ。キリっとして甘くないのが特徴です。
食べやすいようにという配慮でしょうか、具の一つ一つが細長いかんじ。サクサクです!
ご主人の調理の様子を見ていると、揚げた天ぷらをそのまま御飯に載せずに、よーく油を切っています。だからでしょうか、油っぽさが全くなくて「あっさり」しています。
また、ごはんがものすごく美味しい!小粒で一粒一粒がパラっとしています。天丼のタレがしみてもベチャベチャしません。大きな炊飯器で大量に炊いたごはんを、年季のあるおひつに入れているのも、美味しさの一つでしょう。
わかめと豆腐の味噌汁は赤みそですね。ちょっと煮詰まっていましたが、ご愛敬でしょう。
黙々と頂いて、10分ほどで完食です。カウンターでお金を渡します。
おいしゅうございました。ご馳走様でした。
「神田 天丼家」の混雑状況
平日のお昼時は20人待ち!?
平日の12時ころ、お店の前を通ったところ、お店の外に10人ほどでしょうか、並んで待っていました。
店内でも待っている人(7~8人は待つことができそう)がいたことを考えて、平日のお昼は20人待ちといったところでしょうか。
13時過ぎても行列
私が訪問した時間は13時を過ぎていました。
お店の外に並んでいる人はいませんでしたが、店内に5~6人ほど待っていました。
私たちがカウンターに座れたのが約20分後でしたので、おおよその待ち時間は、
・外に10人ほど並んでいたら、約1時間待ち
・中に5~6人ほど並んでいたら、約30分待ち
といったところでしょうか。
なお、お店を出た14時ころは、ふたたび大行列で、お店の外にも人があふれていました。
まとめ
古本を求めて、数年ぶりに訪れた神保町。
この町に行くと、どういうわけか天丼や洋食が食べたくなるんですよね。
「神田 天丼家」は、行列が絶えない人気の天丼のお店です。
静かな店内、感じの良い店員さん、キリっとしたタレが美味しいサクサクの天丼屋「神田 天丼家」をご紹介いたしました。
神田 天丼家(旧店名 天丼いもや 一丁目天丼店)
お店の名前 | 神田 天丼家 (食べログ) |
住所 | 東京都千代田区神田神保町3-1-14 |
電話 | 03-6272-3306 |
営業時間 | 11:00~15:00頃 |
定休日 | 土曜日・日曜日 予約不可 |
支払い | 現金のみ |