キャベツや白菜、カリフラワー、ブロッコリーなどの秋冬野菜は ネキリムシの被害に遭いやすく、せっかく植え付けた苗がペタンと横たわっているのを発見すると がっかりしてしまいますね。
今日は、昔農家さんが行ってきたネキリムシ対策について、ご紹介いたします。
この方法は いまだ科学的に解明されていないようですが、農薬を使わない興味深い対策ですので 参考になさってください。
無農薬で行うネキリムシ対策
マリーゴールドの花びら
畑のキャベツやダイコン、ハクサイの苗がネキリムシの被害に遭って困っていた昔の農家さんは、マリーゴールドの花びらをふりかけてみたところ、ほとんど虫が付かなくなったのだそうです。
殺虫成分の影響!?
マリーゴールドは、根にα-ターチニエルという殺虫成分が含まれているそうです。
この成分がネキリムシを寄せ付けない効果があるか否かは 現在もはっきりしていないようですが、マリーゴールドが発する独特の香りを嫌って害虫が寄ってこないということが考えられます。
マリーゴールドを使ったネキリムシ対策
※画像はイメージです
キャベツ、ダイコン、ハクサイなどの苗を植え付けましたら マリーゴールドの花びらを振り、その後も2~3日おきに振りかけます。
ネキリムシの被害で困っていた当時の農家さんは、これを3回ほど行ったところ、効果があったようです。
ご参考:マリーゴールドのコンパニオンプランツ栽培
マリーゴールドを野菜と一緒に栽培することで 地上の害虫を寄せ付けず、土壌害虫(センチュウなど)を殺す効果があると言われています。
春からマリーゴールドを畑で栽培しますと 畑に良い効果がありますのでおためしになってみてください。
まとめ
無農薬でネキリムシを寄せ付けない対策について、ご紹介いたしました。
この方法は、今から約70年前の農家さんが行っていたもので、現在でも解明されていないようですが、私たちが知り得ぬ知恵で害虫に向き合っていた先人たちに深い敬意を表します。
その効果を試してみようと思い、わが家は 防虫ネットと併用してマリーゴールドの花びら(正確には残渣です)を秋冬野菜の苗のそばに置いてみました。
別の記事にてその経緯をご紹介しておりますので、ご興味があれば、関連記事を参考になさってください。
[参考文献]
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