蚊が寄り付かなくなる防虫スプレーの作り方をご紹介いたします。
私は非常に蚊に刺されやすい体質で、ポストの中の郵便物を出している時や、玄関の鍵を開けるわずかな間でも蚊に刺されてしまいます。
ここ数年、精油(エッセンシャルオイル)を使って虫除け(特に蚊対策)のスプレーを作っておりますが、その効果は絶大で、もう何年も市販の防虫スプレーを購入しておりません。
今回は、虫除け効果のある11種の精油(エッセンシャルオイル)、蚊が寄り付かなくなる手作り防虫スプレーをご紹介いたしますので、参考になさってください。
※ 本ページ掲載の画像はすべてイメージです
虫除けになる11種類の精油(エッセンシャルオイル)
虫除けになる精油(エッセンシャルオイル)を、ご紹介いたします。
虫除けに使える精油オイル一覧表
精油名 | 香りの系統 |
ローズゼラニウム | フローラル系 |
ゼラニウム | |
シトロネラ | 柑橘系 |
レモングラス | |
ハッカ(薄荷) | ハーブ系 |
クローブリーフ | スパイス系 |
シナモンリーフ | |
ひのき(吉野ひのき) | ウッド系 |
ひば(青森ひば) | |
ユーカリレモン | |
Buzz Aroma(アンチモスキート)ブレンド | ブレンド |
参考 オイル専門店 ASH「こんな時(悩み)におすすめ精油一覧表」より
フローラル系
ローズゼラニウム・ゼラニウムは、わが家にとって、虫除けに欠かすことのできないオイルです。
ローズゼラニウム(フロウソウ科)
アロマテラピーで広く利用されているローズゼラニウムは、かつて南アフリカで下痢止めとして使われていた植物で、古くから香料用に栽培されていました。
[香り]フレッシュで甘いフローラル系
ゼラニウム(フロウソウ科)
赤・ピンク・白などの花ガーデニングなどでもおなじみのゼラニウムは、ローズゼラニウムのお仲間です。
[香り]フレッシュで甘いフローラル系
柑橘系
さわやかな柑橘系のオイルも、わが家のマストアイテムです。
シトロネラ(イネ科)
レモンのような甘い香りのシトロネラは、虫除けのために古くから蚊帳(かや)に編み込んで使われてきました。
市販の虫除けスプレーの中には、シトロネラが含まれているものもあります。
[香り]フレッシュなレモンのような甘み
レモングラス(イネ科)
レモングラスはタイ料理のトムヤムクン、カレーなどの香料として幅広く使われている植物で、その名のとおりレモンの香り成分であるシトラールが含まれています。
[香り]フレッシュなレモン
ハーブ系
ハッカ(シソ科)
ハッカは湿布、歯磨き粉、ガムなどでお馴染みのハーブですね。
[香り]フレッシュな甘み
ウッド系
クローブリーフ(フトモモ科)
クローブリーフは痛み止め、消毒、鎮静などに含まれる植物ですが、蚊のほかにゴキブリ除けに効果的です。
[香り]スパイシー
シナモンリーフ(クスノキ科)
お菓子でお馴染みのシナモンですが、甘くスパイシーな香りで虫を寄せ付けない効果を発揮します。
[香り]甘くスパーシー
ヒノキ(ヒノキ科)
ヒノキの香りはリラックス効果があります。虫除けのほかに抗菌・消臭効果もあります。
[香り] 甘さ・スパイシー・フローララル・樹木
青森ヒバ(ヒノキ科)
青森ヒバは香木とも言われている香りの強い木です。
ヒバは緊張を和らげて落ち着きを与える効果のほかに、虫除け、カビや雑菌に対して強力な抗菌力があります。
[香り]森林
ユーカリレモン(フトモモ科)
集中力を高めたり、心を落ち着かせてくれる効果のあるユーカリレモンも防虫効果があります。
[香り]樹木
ブレンド
BUZZ AROMA(アンチモスキート)ブレンド
虫を寄せ付けない効果のあるものをブレンドしたオイルです。
販売店にもよりますが、レモングラス、ユーカリなどが調合されている便利なオイルです。
アロマオイルと精油(エッセンシャルオイル)の違いについて
精油=エッセンシャルオイルです
精油は日本語、エッセンシャルオイルは英語と「同じもの」で、100%天然のものにのみ許可されている名前です。
精油は植物の中に含まれる「芳香物質」だけを抽出したもので アロマセラピーで使われています。
虫除けスプレーのオイルは、お肌に付けられる「精油(エッセンシャルオイル)」をお使いになることをおすすめいたします。
アロマオイルは香りを楽しむ目的で
一方で「アロマオイル」という名前がついているものは100%天然ではなく、合成の香りが混ざっているものがあります。
アロマオイルは本来 香りをかいで楽しむことを目的としているものですので、お肌に直接してよいもの、控えたほうがよいものがあります。
蚊を寄せ付けない「虫除けスプレー」の作り方
わが家のレシピをご紹介いたします。
用意するもの
・精油(エッセンシャルオイル)
・無水エタノール
・精製水(なければ水道水)
・スプレーボトル
スプレーボトルは「ポリスチレン製以外(PS)」の材質で
スプレーボトルは「ポリスチレン製以外(PS)」の材質のものを選びましょう。なぜなら ハッカ油の成分は、ポリスチレンと化学反応をおこしてボトルが溶ける場合があるからです。
× ポリスチレン(PS)
〇 ポリプロピレン(PP)
〇 ポリエチレン(PE)
〇 ガラス
虫除けスプレーの作り方
スプレー容器に精油(エッセンシャルオイル)10滴、無水エタノール5mlを入れ、よく振って混ぜます。
さらに精製水50mlを加えて、使用する前によく振ってスプレーします。
虫除けスプレーの使い方
肌が露出している首まわりや足首などにしっかりスプレーし、お肌全体に広げるように手でなじませます。
当方は、香りが少し遠くなってきたかな?と思ったら、すかさずシュシュっと吹きかけています。
香りが薄れてきますと、たちまち蚊が寄ってきて刺されてしまいますが(涙)、こまめにスプレーすることで、蚊が近寄ってきても刺されることは殆どありません。
無水エタノールなしでも特に問題なさそうです
無水エタノールと精製水が手に入らない場合もあるかと思いますが、わが家は水道水と精油だけをミックスして使っていた年(2020年)もありました。
無水エタノールは 精油を水に溶やすくする目的で使いますが、入れない場合は液体が白濁します。
個人の感想になりますが、蚊はハーブの香りを嫌いますので、無水エタノールを入れなくても虫除け効果が落ちるということはないように感じております。
精油と水道水のみで作られる場合は、お使いになる前に よく混ざり合うよう、ボトルをよく振ってご利用になってくださいね。
手作り虫除けスプレーの持続時間について
当方は、非常に蚊に刺されやすい体質のため、ガーデニングや家庭菜園で30分~1時間に1度のペースでスプレーしています。
虫除けに効果的な精油について
わが家はオイル専門店「ASH」さんから「シトロネラ」「ハッカ」「ゼラニウム」をよく購入しています。
特にシトロネラの香りが好みという理由もありますが、いずれの精油でもスプレーしている間は蚊が寄ってこない効果を実感しています。
なお、効果を実感できなかったというオイルは今のところありませんので、好みの香りをお選びになってみてくださいね。
香りをミックスして楽しむ「オリジナルの防虫スプレー」
精油(エッセンシャルオイル)を数種類 混ぜますと、オリジナルの香り楽しむことが出来ます。
防虫効果のあるオイルのほかに、リラックスできるラベンダーオイルなどをブレンドするのもオススメです。
まとめ
虫除けになる11種類の精油(エッセンシャルオイル)と、蚊が寄り付かなくなる手作り防虫スプレーをご紹介いたしました。
ここ数年、精油の虫除け(特に蚊よけ)スプレーを使っておりますが、その効果は絶大で 市販の防虫スプレーを購入しなくとも暮らせております。
精油を使った虫除けスプレーは蚊を寄せ付けないだけでなく、とてもよい香りを楽しむことが出来ますので おためしになってみてください。
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