キッチン周りの油汚れは、「オキシクリーン」が最強と聞いたことはないでしょうか。
果たして本当に汚れが落ちるものなのか、実際に 換気扇をオキシ漬けにして試してみました。
先に結論を申し上げますと、油汚れは非常にキレイに落ちてツルツルになりました。
しかも、漬けておくだけでしたので、ほとんど手間いらずでした。
今まで、重曹や激落ちくんなどを駆使し、悪戦苦闘しながら汚れを落としていたのが嘘のようです。
本日は、わが家の汚れた換気扇が、どれくらいキレイになったかを写真付きでご紹介いたします。
界面活性剤と酸素系漂白剤のダブルパワー
オキシクリーンは「界面活性剤」と「酸素系漂白剤」の2つの成分のダブルのパワーで頑固な油汚れを落とします。
今回使用したオキシクリーンは、コストコで購入したものです。
オキシクリーンは日本とアメリカバージョンがありますが、基本的に使い方はおなじです。
界面活性剤
界面活性剤は、物質の境の面に作用して、性質を変化させる物質の総称です。
1つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の2つの部分をもっています。
この構造が、本来は水と油のように混じり合わないものを混ぜ合わせるのに役に立ち、汚れを落とす洗浄の働きをします。
代表的なものが石鹸です。
※ kao公式ホームページより引用
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)は、炭酸ナトリウムと過酸化水素が2:3の割合で混在してできたものです。
酸化力があるので漂白剤、除菌剤、消臭剤としてよく使われます。
これがかなり多方面に使える実力派アイテムであることが分かってきました。食器洗い乾燥機用洗剤や、パイプクリーナー、洗濯槽クリーナーなどです。
成分が炭酸ソーダと酸素で水に分解するので、生分解の必要がないため、環境にもあまり負荷をかけません。
塩素系洗剤と違って使用後は殺菌作用を失いますから、家庭用浄化槽を設置しているご家庭でも比較的安心して使えます。
※ 石鹸百科より引用
オキシクリーンが使えない換気扇
万能のオキシクリーンではありますが、これを使うことが出来ない換気扇があります。
実証!プロペラ式の換気扇をオキシ漬け
プロペラ式の換気扇
わが家の換気扇です。プラスチック製のプロペラ式です。
油料理が多いわが家は、1か月に一度を目標に掃除をしておりますが、プロペラのフチに汚れが付着します。
裏返してみました。一か月でこのように汚れてしまいます。
用意するもの
・オキシクリーン(付属のスプーンで1杯分)
・換気扇を入れる器
・60℃のお湯
・スポンジ
・ゴム手袋
オキシ漬けは最大6時間
オキシクリーンは40℃~60℃のお湯との相性が良いそうです。
給湯器のお湯(60℃に設定)をためて、オキシクリーンをパラパラ入れます。
よく混ぜて溶かします。
これでしばらく漬けておきます。漬けおきの時間は、最大6時間までを目安にしましょう。
1時間たったら様子を見るつもりが、3時間も経ってしまいました。
漬けておいただけですが、汚れがほとんど落ちていました!
汚れはほぼ落ちていましたが、プロペラのフチに少し油が付着していたので、スポンジでこすりました。簡単にスルっと汚れが落ちました。
ツルツルにきれいになりました。感動です。
ネジの部分もピカピカです。スポンジでこすり洗いをする必要はありませんでした。
最後にしっかり水ですすいで、乾かします。
今までの換気扇掃除は、重曹などで一生懸命洗っても、どことなくネトネト感が残っていましたが、オキシ漬けはすっきり油が落ちることがわかりました。
オキシクリーンを使う時のポイント・注意点
溶液を触るときはゴム手袋で
オキシクリーンの溶液を触るときは、ゴム手袋を使いましょう。
私の写真は悪い例ですので、真似をしないでくださいね(笑)。
漬けおき時間は最大6時間
オキシ漬けの時間は、6時間までを目安にしましょう。
すすぎは確実に
最後のすすぎは、しっかり水ですすぎましょう。
オキシクリーンの量について
お湯500mlに対して、オキシクリーンの量は付属のカップの一番下のラインが目安です。
お湯の温度について
オキシクリーンの効果が発揮できるお湯の温度は、40℃~60℃が適温です。
まとめ
オキシクリーンをお湯で溶かして漬けておくだけで、換気扇の汚れが簡単に落とすことが出来ました。
オキシクリーンは、塩素系洗剤ではないのでニオイもきつくありませんし、環境にもやさしい洗剤で、感動的に汚れが落ちますので、お使いになってみてください。
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