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病気を防除|プラムのコンパニオンプランツ|アンズ・ウメ・スモモ・プルーンにも効果的

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、プラムのコンパニオンプランツをご案内いたします。

プラムの株元にある野菜を植えておきますと、プラムがかかりやすい病気(白紋羽病)などを防除する効果があると言われています。

プラムのコンパニオンプランツ栽培は、伝承的に一部の生産者の間で行わていた栽培ですので、参考になさってください。

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病気を防除|プラムのコンパニオンプランツについて

プラムのコンパニオンプランツ「ニラ」

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されているプラムのコンパニオンプランツは、「ニラ」です。

プラムは、白紋羽病しろもんはびょうといわれる病気にかかることがあります。

この病気は、プラムの根に白紋羽病菌というカビの仲間が侵入して菌糸を伸ばして維管束が詰まらせ、最終的に木を枯らしてしまいます。

そこで、この病気の防除を期待できるのがニラです。

ニラの抗菌作用と、根に共生する善玉菌が分泌する抗生物質によって病気を防除します。

伝承農法「ニラと果樹のコンパニオンプランツ栽培」

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白紋羽病は プラム以外の果樹にも発生します。

木嶋先生は、ニラを使ったコンパニオンプランツ栽培は、スモモの仲間に応用することができますと、紹介されています。

・アンズ
・梅
・スモモ
・プルーンなど

木嶋先生によりますと、ニラと果樹の混植は、伝承的に一部の生産者の間で行われてきた栽培で、寒冷地でおもに栽培されるリンゴなどには「アサツキ」を植え付ける地域もあるのだそうです。

プラムとニラのコンパニオンプランツ栽培のポイント

日当たりと水はけの良い場所で栽培

プラムは、日当たりと水はけが良いところで栽培します。

水はけが悪いと、白紋羽病が発生しやすくなります。

ニラの植え方

プラムがすでに育っている場合

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ニラの植え付けは、一般地で 5月中旬~6月中旬が最適ですが、冬以外であれば いつでも植えることができます。

プラムの株元から離して、新しい根が伸びる付近(樹冠じゅかん=樹木の上部で葉が茂っている部分の縁ちかく)に、木を取り囲むようにニラの株間30cmで植え付けます。

プラムの苗木を植え付ける場合

プラムの苗木を植え付ける際、主枝を高さ50cmに切り、周囲からの白紋羽病菌の侵入を食い止めます。

ニラは、プラムの株元から30cmほど離して周囲を取り囲むように植えます。ニラとニラの株間も30cmです。

※ 苗木の植え付けの方法は一例です。あなたの購入先の案内に準じてください。

まとめ

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、プラムのコンパニオンプランツをご案内いたしました。

プラムの株元にニラを植えて、プラムがかかりやすい白紋羽病などを防除する栽培ですですので、ご参考にしていただければ幸いです。

[参考文献]

木嶋利男著「決定版 コンパニオンプランツの野菜づくり (育ちがよくなる! 病害虫に強くなる! 植え合わせワザ88) 」

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