今年、初めてさつまいもの垂直栽培に挑戦しております。
やり方は簡単で、さつまいもの畝に支柱を立ててネットを張り、さつまいものツルをつたわらせるだけです。
この栽培は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されている方法で、省スペースでサツマイモを栽培されている方におすすめですので、ご参考にしていただければ幸いです。
さつまいもの垂直栽培|支柱とネットの立体栽培
狭い畑にぴったり!さつまいもの垂直(立体)栽培
※ 2018年 貸農園で栽培していた時のさつまいも
さつまいもの垂直(立体)栽培は、わが家のような狭い畑にぴったりな育て方です。
梅雨の頃からつるが伸び始めるさつまいもは、秋まで広い面積を占有し、通路はまだしも隣の畝にまで侵入して、作業の妨げとなっておりました。
そこで、木嶋先生が紹介されている「垂直(立体)栽培」を、かねがね実践したいと思っており、今年ついに挑戦することにいたしました。
さつまいもの垂直(立体)栽培のメリット
さつまいもの垂直(立体)栽培は、支柱を立てて、つるを縦に伸ばしてゆきます。
この栽培のメリットは、つるを垂直に伸ばすことによって、省スペース化を図ることができることです。
また、垂直に伸びるさつまいものツルは、葉に日光が当たって風通しが良くなりますので、病害虫の発生リスクが低くなるのだそうです。
さつまいもの垂直(立体)栽培のデメリット
※ 台風7号に何とか耐えてくれました(2024年)
さつまいものツルは、何もしないでおくと支柱に絡まりませんので、随時 つるを支柱に誘引する必要があります。
さつまいもの葉とツルはボリュームがありますので、トマトやキュウリの誘引のような手軽な作業とは言い難いです。
また、台風の季節になりますと、強風にあおられて支柱が倒れるリスクも生じます。
今年、わが家は台風7号の影響で、支柱が少し傾いてしまいましたが、さほど大事には至りませんでした。
デメリットもある さつまいもの垂直栽培ではありますが、さつまいものツルは一般的な畝幅(60~70cm)に収まり、通路にはみ出すことはまずありませんので、つる返しなどの作業を省略することができるのは、個人的にうれしいですね。
さつまいもの垂直(立体)植えの収穫量について
木嶋先生によりますと、通常の栽培と同じくらいの収量となり、甘くて美味しい高品質なイモになるのだそうです!
初挑戦!さつまいもの垂直栽培|支柱とネットの立体栽培
2024年6月
サツマイモのつるが長く伸びる前に、支柱を立ててネットを張りました。
2024年7月
7月になり、サツマイモのつるの先端が、いよいよネットに触るようになってきましたので、誘引してみました。
つると葉がバサバサしているので、トマトのように簡単に誘引することができず、初めは苦戦しました。
しかし、数回やり続けてゆくと、コツが掴めてきました。
まず、サツマイモのつるを数本束ねて、軽く麻紐で縛ります。
そして、束ねたツルを、今度はネットに引っかけて、別の麻紐でネットにくくり付けます。
本当は、麻紐1本でツルを束ねてネットに縛りたかったのですが、熟練を要したので、今回は急がば回れで、2ステップ[①つるを束ねて、②ネットに誘引して縛る)]行いました。
ネットに誘引された、さつまいものつるです。
吊るされて、いささか気の毒に見えます。
2024年7月16日
さつまいものツルが、どんどん伸びてきました。
麻紐で一度 誘引をしましたが、その後は みずからネットをつたっています。
新たにのびてきたツルです。
あとから伸びてきたツルは、麻紐は使わずに ネットに引っかけています。
麻紐で縛る作業は結構煩雑でしたので、このままうまく伸びてくれるといいなと思っております。
2024年8月
2024年8月18日
先週末に襲来した台風7号で、支柱が傾いてしまいましたが、何とか修復することが出来ました。
さつまいものツルがネットにかかっているので、とても重かったです。
—引き続き、更新いたします—
まとめ
今年、初めてさつまいもの垂直栽培に挑戦しております。
この栽培は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されている方法で、省スペースでサツマイモを栽培されている方におすすめですので、ご参考にしていただければ幸いです。