わが家は家庭菜園で、複数の野菜を混植(コンパニオンプランツ栽培)しておりますが、トマトの生育を阻害する野菜を発見したかもしれません。
このページは、素人主婦が 2024年のトマト栽培で確認した事例です。
正確な情報ではありませんが、ご興味のある方は、ご一読いただければ幸いです。
トマトと一緒に植えてはいけない野菜を発見しました!?
トマトの畝で育てていたコンパニオンプランツの正体
トマトの生育を阻害しているかもしれない野菜の正体は、「キャベツ」です。
2023年の秋冬、ある畝でキャベツとブロッコリーを育てておりました。
そして、キャベツとブロッコリーの後作にトマトをと考え、2024年春、トマトの苗を植え付けました。
※ 2024年4月20日に植え付けたトマト。ところどころに前作のキャベツが残っています。
昨年から栽培していたキャベツは生育が遅く、翌年の春になってようやく収穫できるような大きさになってきました。
そこで、キャベツはそのまま残し、トマトと一緒に育ててみようと思い立ち、2024年の栽培がスタートしました。
2024年5月~「トマトの生育が悪いことに気が付く」
前作のキャベツが植わっている畝にトマトの苗を植え付けたのは、2024年の4月でした。
畝の右側に フルティカとアイコを各5本、左側に シュガープラムを5本 定植しました。
フルティカとアイコは順調に生長してゆきましたが、シュガープラムの生長が鈍いことに気が付きました。
シュガープラムは、他の2種より小さい苗で植え付けたので、株が大きくなるのに時間がかかっているのだろうと、この時はまだ気に留めておりませんでした。
2024年6月初旬「シュガープラム、5本のうち1本の生育が良いことに気が付く」
6月になり、シュガープラムの生長は相変わらず悪く、ちっとも茎が伸びません。
一方で、アイコやフルティカは 実が赤くなり、ぼちぼち収穫が始まっておりました。
シュガープラムの生育が悪いのは、ほかの2種より苗が小さかったことや、品種によって生育状況が異なるからだろうと思っておりましたが、5本定植したシュガープラムのうちの1本の生育が、アイコとフルティカと同じくらい良いことが気になっていました。
1本だけ生育が良いシュガープラムは、アイコのすぐ隣に植えたものだったのです。
2024年6月中旬「生長が悪い理由は、品種によるものではないことに気が付く」
シュガープラム5本のうち、唯一 生育が良いものは、アイコのすぐ隣の株で、アイコと同じくらい草丈が伸びていました。
畝を改めて観察すると、アイコとフルティカ側には、前作のキャベツが1~2株ほどしか植えられていませんでしたが、シュガープラム側は、結構な数のキャベツがまだ植わっていることに気が付きました。
そこで、ピカーンと閃いたのす。
もしかしたら、キャベツがシュガープラムの生育を阻害しているのではないだろうか?と。
2024年7月「キャベツ有・無との比較画像」
2024年7月時点のトマトです。
黄色いラインの右側がアイコ、左側がシュガープラムです。
ラインのすぐ左のシュガープラムは、アイコと同じくらいよく生長しておりますが、それ以外は、生育が悪いです。
こちらがアイコ(手前)と、フルティカ(後方)です。
畝に、前作のキャベツが数個残っていますが、普通に生長しております。
こちらが、シュガープラムです。
ご覧のように、前作のキャベツがたくさん植わっています。
シュガープラムの株は、枯れはしませんでしたが、生長がとても遅かったです。
アイコが収穫できるようになってきた時期に、花が咲き、ようやく実が付き始めました。
農学博士の木嶋先生の著書で確認
農学博士の木嶋利男先生の著書「決定版 コンパニオンプランツの野菜づくり」の127頁に、避けたい野菜の組み合わせリストがあり、そこに「ジャガイモとキャベツ」と、載っています。
ジャガイモとキャベツの混植は、生育が悪くなる障害が現れるのだそうです。
今回は、トマトとキャベツの混植ですが、トマトはジャガイモと同じ「ナス科」ですので、キャベツとの相性は良くないということなのかもしれません。
実際、キャベツと一緒に育てているシュガープラムの生長は著しく悪く、木嶋先生の紹介は適合していると解釈しました。
まとめ
トマトと一緒に植えてはいけない(生育が悪くなるかもしれない)野菜は、「キャベツ」であることを、ご紹介いたしました。
一個人がワンシーズンの家庭菜園で感じた事象ですので、真偽のほどは分かりませんが、ご参考にしていただきましたら幸いです。
なお、木嶋先生が紹介されているコンパニオンプランツの一覧についきましては、関連記事を参考になさってみてくださいね。