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絶品料理の民宿「小はじ」伊豆下田須崎の天然温泉|最高のお宿をご紹介します

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南伊豆 下田でごはんが美味しいお宿をお探しの方に断然おすすめしたい「割烹民宿小はじ(こはじ)」をご紹介いたします。

私は「小はじ」のヘビーなリピーターで、20年近くお世話になっています。

伊豆下田の須崎港にある小はじは、外観からは想像できないとてもクオリティーの高いお料理を提供してくれます。

お風呂は天然温泉(下田温泉)で、1泊2食付きのお値段が一人当たり1万円前後と、民宿にしてはややお高い感がありますが、お料理だけで1万円以上の価値はあるでしょう。

外国に住んでいる友人、学生時代の親友、そして家族と20年訪れている民宿小はじについてご紹介いたしますので、ご参考になさってください。

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伊豆下田須崎「小はじ」の所在地

民宿小はじは、下田市須崎という港町にあります。

伊豆急下田駅から約5km、車、バスで約15分です。

[バス時刻表] NAVITIME(下田駅-須崎河岸)

伊豆下田の須崎は民宿発祥の地

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須崎は民宿発祥の地で、小さな民宿がたくさんあります。

釣り人客にも人気で、朝はまだ暗いうちから漁師さんの船に乗って釣りを楽しむ方も多いです。

非日常に身をおいて、ゆっくりされたい方にぴったりの、素朴でひなびた感がたまらない港町です。

割烹民宿「小はじ」について

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創業50年の老舗民宿

小はじは、昭和47年に創業された家族経営の老舗民宿です。

気さくな大おかみ、二代目料理長の息子さん、美人でさっぱりした若おかみが温かくおもてなしをしてくださいます。

昔は漁師だった おじいさん(料理長の祖父)と、お喋りを楽しんでいましたが、数年前に大往生を遂げられました。

おじいさんの手は大きくて厚く、握手をするとギューっと握りしめられて痛かったことを懐かしく思い出します。

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昔ながらの素朴な漁師町の姿を残す旅情豊かな下田・須崎漁港。

当宿「小はじ」は地元で水揚げされた新鮮な食材と自家野菜を使い、東京神楽坂で修行した二代目主人が趣向を凝らした味でおもてなしする割烹民宿です。

ここ須崎は、徳川家康が江戸城構築の際に石を切り出したところで、当時約300人の石工がおり、「小はじ」の祖先もその石工の一人として「須崎」に移り住んだと伝えられます。

以来、網元として漁業を営み、「民宿発祥の地」でもある下田・須崎にて昭和47年5月、民宿「小はじ」を開業いたしました。

「小はじ」公式サイトより引用

 

伊豆下田須崎「小はじ」のようす

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こちらが玄関です。

チェックインは15時です。扉を開けると音が鳴るようになっています。

1階 食事処、2~3階 客室

1階が食事処で、客室(4室)は建物の2階と3階にあり、すべて和室です。

洗面所とトイレが付いている客室と、付いていない部屋がありますので、ネット予約される時は要チェックです。

昔、シーズン中で満室だった時、拝み倒して15畳の大広間に宿泊させてもらったこともありました(笑)。

3階客室「いそかぜ」

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今回宿泊した客室です。3階で温泉に一番近いお部屋でした。

床の間には季節のお花が活けられていました。左はお茶セットです。

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8畳和室です。

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冷暖房完備です。夏には蚊取り線香(虫よけベープ)が置いてあります。

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洗面所です。いつもきれいにお掃除されています。

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押し入れの中に、浴衣、褞袍(どてら)、小さいタオル、歯ブラシが入っています。

洋服は押し入れの中のハンガーにかけることが出来ます。

お布団は自分で敷きます。

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冷蔵庫はありません。お水とお湯のポットが用意されています。この水がとっても美味しいのです。

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毎回美味しいお茶うけです。

今回は、下田市内で大人気の洋菓子屋さん「ケークス・カノン」の金柑のパウンドケーキでした。

客室の窓から須崎港が一望

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3階の客室です。太平洋と港が一望できます。

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夕日がとてもきれいです。

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朝の景色です。まだ早い時間ですが、漁師さんが仕事をしています。

お風呂は下田温泉(天然温泉)

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お風呂は男湯と女湯があり、チェックインの15時から一晩中利用することが出来ます。

中からカギがかかりますので、家族風呂として利用することも出来ます。

連休などのシーズン中は混雑しますので、私は暖簾(のれん)の下にスリッパが無いのを見計らって入るようにしています。

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小ぢんまりしたお風呂ですが、れっきとした天然温泉でとても気持ちが良いです。

下田温泉は無味無臭です。トロリとしたやわらかいお湯がお肌に吸い付いてしっとりします。

[温泉名] 下田温泉
[泉質]    単純温泉

脱衣所

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脱衣所は、2~3人入ればいっぱいになるほどのスペースです。

男湯にだけ、バスケットの中に小さなタオルが入っています。(女湯にはナゼかありません)

脱衣所は、洗面台、扇風機、ドライヤー、体重計があります。

内湯

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小さめの内湯ですが、とっても気持ちの良い温泉です。

外の景色を眺めることは出来ませんが、天井が広く、ガラス窓になっているので明るい浴室です。

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シャワーとカランは2つずつあります。シャンプー、リンス、ボディーソープも完備されています。

食事処

食事処は1階で、2部屋あります。ろばた焼き用の部屋と、もう1つがお座敷です。

今回は、ろばた焼きの宿泊プランにしました。

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ろばた焼きの部屋です。席は掘りごたつになっています。

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和箪笥と、民芸品が飾られています。

駐車場

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駐車場は、小はじの目の前の海辺です。海に落ちないように駐車してくださいね。

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驚かせてしまいましたが、駐車場の奥行きは結構ありますので、大丈夫です。

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漁師町だけあって、道ばたに船の道具が置いてあったり、

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漁師さんが魚を干していました。

小はじの料理について

東京で腕を上げた二代目

小はじはリピーターが非常に多い民宿です。なぜなら料理がとにかく美味しいからです。

私は小はじの料理をいただくために、伊豆下田へ20年訪れていると言っても過言ではないほど、ここの料理を楽しみにしています。

初めて小はじを宿泊したときに驚いたのが、料理が一度に全部ではなく、少しずつ運ばれてくることでした。

民宿といえば、冷たくなった料理がテーブルに置かれているイメージがありましたが、その概念を見事にくつがえしてくれたのは、小はじでした。

身土不二

小はじの二代目(料理長)は、東京は神楽坂の割烹「千代田」、三田のふぐ料理「山田屋」で修業された腕利きです。

新鮮な地元素材を最大限に生かし、その洗練された料理は田舎料理の域を大きく超えています。

そうかといって華美な料理になるわけではなく、地元で水揚げされた新鮮な食材、自家製の野菜、漬物、味噌、二代目のお父さんがその日釣った魚など、訪れるたびに毎回メニューが変わり、創意工夫されています。

夜ごはん

それではお待たせいたしました。小はじの絶品料理をご紹介いたします。

小はじは定番の料理が何品かありますが、毎回微妙に内容が変わるのが嬉しいところです。

今回は結婚記念日ということもあり少し贅沢な「完全個室部屋!1日1組限定。活き伊勢海老とアワビが付いた、海鮮炉端焼スペシャルプラン」にしました。

夜ごはんは18時からです。温泉にゆっくり入ったあとのビールは格別です。

前菜

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1月の前菜は、お正月がテーマです。

手前の魚はゴリです。ナマコ酢はとても柔らかく、茶ぶりナマコ酢の作り方を教えていただきました。

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日本酒はすべて静岡県産のところも、小はじのこだわりです。

メニューの日本酒が切れていたため、臥龍梅(700ml・2,860円)を頂きました。キリリとした辛口で、お料理に大変合いました。

お造り

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下田産のお造り盛り合わせです。山葵(わさび)はもちろん本物です。

二代目料理長のお父さんが釣ったアジや、メジナ ブダイ カワハギなど、当日手に入ったお魚をさばいてもらいます。

海鮮炉端焼

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まだ生きている伊勢海老、サザエ、アワビを目の前で焼いてもらいます。

写真は半分の量で、残りはお刺身にしていただきました。

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大女将さんが焼いた伊勢海老を食べやすく切ってくれます。

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プリップリの甘~い伊勢海老です。

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焼いたアワビはやわらかくてたまりません。日本酒がすすんでしまいます・・・。

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こちらがお刺身にしてもらったものです。

ろばた焼きとお刺身を両方食べられて、贅沢三昧です。

自家農園でとれた里芋の饅頭

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器にもこだわりがある小はじ

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里芋饅頭

サトイモ煮と聞くと、田舎料理を連想してしまいますが、これがとんでもない美味しさでした。

サトイモとひき肉の饅頭にアラレが付いています。

その上にに素晴らしい出汁のアンがトロリとかかっていて、ワサビで頂きます。

ブリの照り焼きと昆布巻き

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小はじのブリの照り焼きを頂くと、プロの味だなぁといつもうなってしまいます。

お刺身になる新鮮なブリを、絶妙に香ばしく焼いています。少し食べて残しておき(笑)、最後のごはんと一緒に頂きました。

フグ・太刀魚・明日葉の天ぷら

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ここ数年、天ぷらも小はじの定番になったようです。

今回の材料は、フグと太刀魚、伊豆特産の明日葉でした。

絶妙な味が付いているので、塩も醤油もかけずにレモン汁でいただきます。

二代目料理長は、ふぐの調理免許をとっているので、フグ料理もお手の物です。

ほんとーに美味しいです!

スッポンのお雑煮

お料理もクライマックスで、スッポンのお雑煮が出てきました。

若女将によると、下田にスッポンの養殖所があるので、そこから仕入れているそうです。

お雑煮といっても、3センチ角ほどのとっても小さなお餅が1つ入っているだけで、ほぼスッポンスープです。

これだけのお料理をいただくとで、お餅はとても食べられません。二代目料理長の心遣いを感じます。

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厚い蓋の土釜

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熱々でコラーゲンたっぷりのスッポン

ごはんとアラ汁で締め

リクエストをすれば、最後にごはんとアラ汁を頂くことも出来ます。

大女将の手作り漬物(生姜、株、たくあんなど)も付いて、とても美味しいのですが、いかんせんお腹がいっぱいで、ごはんに到達できないこともしばしばあります。

小はじの料理例

過去に宿泊したときの、美味しそうな品々をご紹介します。

小はじへ訪問する数日前に、材料の仕入れ状況を電話で聞いてみると、融通をきかせてくださる場合があります。

秋冬は高足ガニ

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南伊豆特産の「高足ガニ」を丸ごと1杯頂いたこともありました。

高級魚 金目鯛のシャブシャブ

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小はじの定番料理、高級魚金目鯛のシャブシャブです。お蕎麦と一緒に頂くのが小はじ風です。

夏は生ガキも

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2014年の9月に訪問したときは、運よく生ガキを頂くことが出来ました。

写真では分かりづらいかと思いますが、この生ガキは身が直径20cmくらいありました。

しかも1個あたり500円という破格で提供してくださったのも、小はじならではのサービスです。

ドリンクメニュー

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以前より、ドリンクメニューも豊富になりました。

飲み物は宿泊料に含まれていませんので、チェックアウトするときに支払います。

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豊かな朝ごはん

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朝ごはんは、8時からです。

だいたい8時過ぎに食事処に行くと、焼き立てのアジ干物と炊き立てのごはん、熱々の味噌汁が運ばれてきます。

今回は、前の晩に伊勢海老をいただいたので、お味噌汁の具に入れていただきました。

朝ごはんにお刺身が出てくることもありますが(今回はマグロでした)、前夜の刺身と決してかぶっていないところが、小はじのすごいところです。

お漬物も、前の日と別のものが出されます。

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2018年の朝ごはんです。タイの刺身をお茶漬けで頂きました。

下田金柑ケーキが美味しい

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お茶うけの金柑ケーキが販売されていましたので、お土産に1箱(5個入り・850円)で購入しました。

下田市内で大人気の洋菓子屋さん「ケークス・カノン」のパウンドケーキです。

賞味期限は、購入してから1ヶ月です。

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バターが効いてしっとりしたケーキの中に、ほろ苦い金柑が入っています。

まとめ

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南伊豆 下田で、食事の美味しいお宿をお探しの方は、「民宿小はじ(こはじ)」に行かれてみてはいかがでしょうか。

私は「小はじ」に20年近くお世話になっていますが、行くたびに料理の美味しさに感動して、のどかな漁師町に癒されています。

お風呂は天然温泉(下田温泉)で、1泊2食付きのお値段が一人当たり1万円前後と、民宿にしてはややお高めではありますが、お料理だけで1万円以上の価値はあるでしょう。

伊豆下田須崎「民宿小はじ」情報

住所  静岡県下田市須崎518(Googleマップを表示する)
電話  0558-22-6174
設備 冷暖房完備 冷蔵庫なし 水とお湯ポットあり トイレ洗面所付き有・無 ハブラシ歯磨き粉 タオル 浴衣 どてら 客室内喫煙可
入湯税  300円(宿泊費に含まず)

 

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伊豆下田旅のこと温泉
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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