台北の「剝皮寮歴史街区」について、ご紹介いたします。
「剝皮寮歴史街区」は、龍山寺から歩いて5分という近い距離にありますので、龍山寺とセットで観光するのにオススメです。
200年前のレンガ造りの建物は、実にノスタルジックな雰囲気で、台湾の歴史と文化を肌で感じることが出来る場所です。
※このページは2019年1月に訪問したものです。
「剝皮寮歴史街区」とは?
「剝皮寮(ボーピーリャオ)歴史街区」は、おおよそ200年前の清朝時代に建てられた街区です。
この辺りは、多くの船が行き来した港町として栄えていました。
「剝皮寮(ボーピーリャオ)」という名前は、当時中国の福州から運ばれてきた杉の材木の皮を剥いで(はいで)、紙に加工していたところから付いたと言われています。
ちなみに、200年前の日本は、徳川幕府で伊能忠敬が蝦夷地を測量していた頃で、アメリカは、合衆国第3代大統領に、トーマス・ジェファーソンが就任した頃です。
歴史を感じますね。
「皮を剥ぐ」という文字は、いささかグロテスクな印象がありますが、全く怖い街ではありませんので、ご安心ください。
ノスタルジックな街並み「剥皮寮歴史街区」
龍山寺から東へ歩いて行くと、まずこの建物が見えてきます。
台湾の伝統的な建築様式とバロック様式が一体となった建物は、台北政府が1988年から街並みの保存に着手して、ほぼ完ぺきなかたちで残されています。
歩いていると、タイムスリップしてしまったような感覚に陥ります。
ぶらり散策するなら20~30分
剥皮寮外部の風景です。
こちらは、紅(赤)レンガを積み重ねたアーチ型の「騎楼」と呼ばれる歩道で、一青窈さんのフィルム映像に、この通りが映っていました。
レトロな建物の中は、日本統括時代の教室やギャラリーがあり、おしゃれな若い台湾人たちが展示会の準備をしていました。
建物に入らず散策するだけでしたら、20~30分くらいで回ることが出来ると思います。
なお、お茶が出来そうなカフェは入っていなかったように思います。
1つ1つ異なるランプが吊るされていて、素敵でした。
「剝皮寮歴史街区」は見学無料で定休は月曜日
「剥皮寮歴史街区」は、毎週月曜日がお休みです。
街並みを散策するだけでしたら21時までオープンしていますので、夜の訪問もよいかもしれません。
なお、建物の中(郷土教育センター)は、17時までオープンしています。
それではノスタルジックな建物をご紹介しましょう。
年月を経ても、とても素敵なレンガの建物です。
平日の午前中ということで、観光客は全くいませんでした。
日本でも公開された「モンガに散る」という台湾映画の撮影地だそうです。
「剥皮寮歴史街区」の公衆トイレ事情
台湾のトイレ事情についてお伝えいたします。
「剥皮寮歴史街区」の中にあるトイレは大変きれいで、正直、日本の街中にある公衆トイレより清潔という印象です。
トイレットペーパーもありましたので、安心して散策をお楽しみください。
お掃除が行き届いたきれいな洗面所です。
塵(ちり)一つ落ちていません。
トイレットペーパーも完備されてます。
便座クリーナーまであったのには驚きました。
「台湾のトイレはきれいではない」と言われているのは、一昔前の話なのかもしれません。
観光客にとっても、地元の方にとっても、トイレがきれいなことは、有難いですね。
アクセス
「剥皮寮歴史街区」は、MRT龍山寺駅から、歩いて約10分、龍山寺からは徒歩5分です。
「剥皮寮歴史街区」情報
住所 | 台北市廣州街101号 |
アクセス | MRT(地下鉄板南線)龍山寺駅3番出口 徒歩10分 |
営業時間 | 街並みの散策 9時~21時 西側歴史街館内 9時~18時 東側郷土教育中心は 9時~17時 |
定休日 | 月曜日、台湾の祝日 |
入場料 | 無料 |
「剥皮寮歴史街区」近くのおすすめグルメ
「剥皮寮歴史街区」の近くで、私がいただいた台湾グルメを別の記事にてご紹介しています。
どちらも絶品ですので、小腹が空いたら、立ち寄ってみてくださいね。
[胡椒餅のお店]
[お粥のお店]
まとめ
龍山寺の周辺をほかにも観光したいと思われている方は、「剥皮寮歴史街区」へ行かれることを、おすすめ致します。
ノスタルジックな建物で、一瞬タイムスリップした気持ちになるかと思います。
現在リノベーション中といった印象で、カフェなどは入っていないようですので、今後の発展が楽しみな観光地といったところでしょうか。
200年前の台湾の古き街並みを、ご堪能くださいね。
※このページは2019年1月に訪問したものです。
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