みかんの皮を使った「みかん水」の作り方をご紹介いたします。
みかんの皮にはクエン酸・ペクチンなどの成分が含まれており、キッチンの油汚れ、フローリングのつや出し、皮製品のお手入れなど 幅広く使うことが出来ます。
作り方はとっても簡単で、みかんの皮を水道水で煮るだけですので 参考になさってください。
煮るだけ簡単「みかん水」の作り方
材料
・みかんの皮🍊
・ 水
おもに使う道具
・鍋
・こし器
・保存容器
みかん水の作り方
みかんの皮を水洗いします
ワックス、農薬等が付いているみかんは、水洗いします。
有機JASマークが付いているものは、MAFF(農林水産省)の規格に合格したみかんですので安心してお使いいただけます。
それ以外のものは塩水を入れたボウルに10分程度漬けておき、水洗いして農薬を取り除きます。
みかんの皮をちぎります
適当な大きさにみかんの皮をちぎります(ちぎらなくても大丈夫です)。
鍋にみかんの皮と水を入れて煮ます
沸騰しましたら15分程コトコト煮ます。
わが家は みかん1個分の皮に対して 水を100ccほど使っていますが厳密に計量しなくても大丈夫。みかんの皮がヒタヒタに浸かる程度の水で構いません。
みかんの皮を煮ている間、マーマレードのような爽やかな柑橘の香りがしますので、私はこの時間が大好きです。
熱を完全に冷まします
15分煮ましたら火を止め、熱が完全に冷めるまで置いておきます。
みかん水をこします
こし器でみかん水をこします。
とってもきれいなみかん色の汁が出来ます。
なお、みかんスプレーとしてお使いになる場合は、こし器などで必ずこされることをおすすめいたします。
なぜなら、みかんの皮がスプレーのノズルに詰まってしまうためです。
容器に注いで出来上がり
容器に注いで出来上がりです。
防腐剤などを入れませんので、わが家は2週間をメドに使い切るようにしています。
容器に入れたみかん水は 冷蔵庫に入れずに常温に置いておりますが、カビが発生した等ということは今のところありません。
お掃除に大活躍!「みかん水」の効果
みかんの皮にはクエン酸、ペクチン、リモネンなどの成分が含まれており、キッチン周りのお掃除、皮製品のお手入れなど 幅広く使うことが出来ます。
クエン酸
酸性の性質をもつクエン酸は、「アルカリ性の汚れ落としに適しており、消臭・殺菌効果」があります。
キッチンの水回り、トイレ(黄ばみ・尿石・アンモニア臭の除去)、お風呂の石鹸カス落としなど幅広く使うことが出来ます。
ペクチン
かんきつ類に含まれているペクチンは「ツヤだし・コーティング効果」がありますので、フローリング、皮製品などをお手入れすることが出来ます。
※白木のフローリングや家具などは、みかんの色が付く場合があります。
リモネン
みかんの皮に含まれるリモネンには「油を分解する効果・消臭効果」がありますので、電子レンジやオーブントースター、冷蔵庫内のお掃除が出来ます。
ご参考:煮出したみかんの皮の使い道
煮出したみかんの皮を、わが家は畑の肥料にしています。
煮たみかんの皮+ほかの生ごみ+米ぬか+塩ををツボに入れ、満杯になったら1か月熟成させます。
1か月経ちましたら 漬け物を(わが家では生ごみ漬けを”漬け物”と呼んでいます)畑に埋めてさらに1か月以上寝かせますと、栄養たっぷりの肥料になります。
まとめ
みかんの皮を使った「みかん水」の作り方をご紹介いたしました。
みかんの皮に含まれるクエン酸・ペクチン・リモネンなどの成分で、キッチン周りの油汚れのお掃除、フローリングのつや出し、皮製品のお手入れなど幅広く使うことが出来ます。
水でコトコト煮て濾すだけで簡単に作ることが出来ますので、参考になさってください。
[参考記事]
マイナビ農業 お風呂に入れたり、掃除・肥料にも!ミカンの皮の意外な使い方4選
HOUSING NEWS 柑橘のチカラ