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カメムシ対策2戦|枝豆栽培日記|畑生活2年目の初心者が枝豆に挑戦!

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枝豆栽培日記も5回目になりました。枝豆の苗が順調に大きくなってきて嬉しい限りです。

苗がここまで成長しますと収穫まで大きな仕事はありませんが、畑に行くたびに害虫チェックは怠らずに行わなければなりません。

枝豆の大敵と言われている害虫は、おもにカメムシです。

茹でた枝豆を食べたときに、マメが黒くなっていたり苦味を感じたことはないでしょうか?

あの苦みはカメムシが枝豆の汁を吸ったからなのだそうです。怖いですね。

2019年の枝豆栽培は、2つの方法でカメムシと戦うことにいたしました。

🐞 カメムシを見付けたら、捕獲して殺傷する(気が重い)
🐞 
カメムシを寄せ付けないハッカ油スプレーで忌避する

今回は カメムシ対策の「捕獲して駆除する方法」、「ハッカ油スプレーのレシピ」の2つをご紹介いたします。

現在は、枝豆とトウモロコシを同じウネで一緒に栽培(コンパニオンプランツ栽培)しております。こちらのページも参考になさってください。
トウモロコシ栽培日記|生長促進するコンパニオンプランツでアワノメイガ対策
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カメムシを駆除する方法

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この章では「カメムシの卵、幼虫、カメムシ」を見付けたときの駆除方法をご紹介いたします。

今年はまだ、卵、幼虫、カメムシに遭遇しておりませんので、写真を掲載できないのが残念(ラッキー?)です。

1.カメムシの卵と幼虫を駆除する方法

カメムシは、枝豆の葉っぱの「裏側」に卵を産み付けます。卵を見付けた場合、わが家は「葉っぱを引きちぎってゴミ袋に入れて処分」します。

またカメムシは、幼虫のときから枝豆の汁を吸って、しまいには枯らせてしまうことがあるそうです。

幼虫はふ化してから集団でかたまっていますので、やはり葉っぱを引きちぎり、一気に駆除してしまいましょう。

なお葉っぱに付いた卵や幼虫は、焼却処分するのがベストのようですが、わが家では焼却処分できる環境がないため「卵や幼虫が付着している葉っぱをゴミ袋に入れて、袋の上から足で踏んで廃棄する」という方法になります。

想像しただけでもおぞましい方法ですね(涙)。

2.カメムシを駆除する方法

ガムテープや割りばしを使って捕獲する

カメムシが枝豆の葉っぱに付いていましたら、ガムテープでペタっと捕獲する方法と、割りばしなどでつまんで捕獲する方法があります。

この方法は確実にカメムシを駆除できますが、カメムシの悪臭をもらうという返り討ちにあう可能性が高いのが難点です。

ペットボトルでトラップを作って捕獲する

当方が通っているシェア畑では、ペットボトルの中にカメムシを誘導して捕獲・駆除するトラップを使っています。

カメムシはご存知のように、触れると自己防衛本能から悪臭を放ちます。あの強烈な臭いはどうしても避けたいですね。

それに効果がある駆除方法が、ペットボトルのトラップです。

用意するもの

・500mlの空きペットボトル
・カッター

カメムシトラップの作り方

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① ペットボトルの一番太い部分をカッターで輪切りにします。手を切らないように気を付けてくださいね。

trap (3)

② 輪切りにしましたら、フタ口をひっくり返して本体にはめ込みます。これで完成です。

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③ 切った口からカメムシを誘導して捕獲します。上の写真は貝殻でカメムシを再現しました。

一度ペットボトルのトラップにかかったカメムシは、外に出ることが出来ません。魚でもこのようなワナがありますね。

この駆除方法は、割りばしで1匹1匹つまむ必要がなく、ガムテープで捕獲した時の悪臭の返り討ちに遭うことも少なくなると思います。

カメムシ対策をしないと、こうなります・・・

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カメムシ対策をしていない枝豆です。

もう目も当てられないほど、無残に食べ尽くされてしまっています。

この状態で枝豆の実が付いたとしても、カメムシに栄養を吸われてしまっているので枝豆が苦くなり美味しくありません。

このようなことにならないためにも、頑張ってカメムシを駆除しましょう。

それでは次の章で、ハッカ油スプレーでカメムシを寄せ付けない方法をご紹介いたします。

枝豆に付くカメムシを忌避する「ハッカ油スプレー」の作り方

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カメムシは、薄荷(ハッカ)の香りを嫌う虫ですが、ハッカ油スプレーを枝豆に吹きかけてもカメムシを死滅させることはできず、あくまでも忌避する(きひ=寄せ付けない)効果として使います。

ハッカ油でカメムシを死滅させたい場合は「野菜用の殺虫剤」が適していますが、わが家はは自然栽培を目指していますので、カメムシを忌避する方法で枝豆を栽培しています。

ハッカ油スプレーで用意するもの

・ハッカ油 小さじ 1/2杯
・水道水 500ml
・プラスチックのスプレーボトル 500ml

ハッカ油の量が多すぎますと枝豆が枯れてしまいますので、上記の分量を参考になさってください。

ハッカ油スプレーの作り方

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ハッカ油と水道水を入れて出来上がりです。

使用する時、振ってスプレーします。

使用するスプレーボトルについて

スプレーボトルは「ポリスチレン製以外(PS)」の材質のものをお選びになってください。

なぜならハッカ油の成分は、ポリスチレンと化学反応をおこし、ボトルが溶ける場合があるからです。

虫よけスプレーに適したスプレーボトル一覧
× ポリスチレン(PS)
〇 ポリプロピレン(PP)
〇 ポリエチレン(PE)
〇 ガラス

ハッカ油スプレーの使い方

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ハッカ油が流れてしまわないように、水やりをする場合は先に行っておきます。

枝豆の株の上から、葉っぱの表と裏にハッカ油スプレーを噴射します。

スプレーの回数が多すぎますと枝豆が弱りますので、1週間に2回程度行います。

🍃 スプレーする前に、水やりを先に行います。
🍃晴れ・曇りの日に行います
🍃 1週間に2回程度、スプレーします。

カメムシは土から孵り(かえり)ます

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いよいよ対戦です。本日、枝豆の畑に出陣いたしました。

枝豆にかけたネットをはがして、穴が開いている葉っぱをまずはチェックします。

カメムシおらず・・・。一瞬ほくそ笑んでしまいました。

しかし、葉っぱに穴が開いているということは、ネットの中に「何かいる」ということですね。くまなくチェックをしてみましたが見当たらず。

今回は、葉っぱが食い荒らされている様子がなかったので、ハッカ油スプレーは使用しないでネットを閉じました。

枝豆やそのほかの野菜作りは、防虫ネットを張っているから安心というわけでもないのがツライところです。

なぜなら敵は外から襲撃してくるだけではなく、地中に卵を産み付けてふ化するからです。

防虫ネットを張る目的は、カメムシをはじめとする害虫の防御ですが、たとえ防虫ネットで外敵を防いでも、枝豆を植えているネットの中の地中でカメムシの卵がふ化しますと、ネットの中にカメムシ繁殖する可能性が出てきます。

したがいまして、畑に行くたびにネットをはがし、カメムシや、その他害虫(ハキリムシ、ヨトウムシ、メイガ、アブラムシなどなど)がいるかどうかのチェックを行いましょう。

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ちなみにこちらの写真は以前通っていた「シェア畑」で植えた枝豆です。

見事にやられていますでしょう。

防虫ネットを張らず、カメムシ(その他の虫)チェックを怠っていたため、このように葉が食い荒らされてしまいました。

害虫対策スプレーについて

わが家は 化学合成された成分が入らないものを使って、害虫対策をおこなっています。

弊ページで、いくつか害虫対策のスプレーをご紹介しておりますが、どのような場合に使うのに効果的かをまとめてみました。

※ 表の青い文字は、具体的な作り方のページにリンクしています。

種類 材料 主な効果 利用方法 注意点
唐辛子スプレー ・ホワイトリカーorウォッカ
・赤トウガラシ
・水
アブラムシ他、害虫忌避 週に1回程度、葉っぱの表と裏に1スプレー 晴れ・曇りの日の朝or夕方にスプレー。

多くスプレーすると葉が傷むので注意

ハッカ油
スプレー
・ハッカ油
・水
カメムシ忌避
油せっけん水 ・サラダ油
・水
・食器洗剤
(無香料無着色)
アブラムシの死滅 アブラムシに1~2噴きスプレー スプレー後、10分ほどで死滅します
酢水スプレー ・食酢
・水
野菜の新陳代謝を高める。
病気予防・害虫対策
肥料過多、栄養不足の野菜の葉の裏表にスプレー 木酢液は使わないほうが無難です
トマトの葉スプレー
・トマトの葉、茎
・熱湯
アブラムシ、蛾の幼虫を寄せ付けない効果 アブラムシ、蛾の幼虫を寄せ付けない効果 食用の果実には出来るだけ吹きかけないようにします
ニンジンスプレー ・ニンジンの葉
・水
モンシロチョウ、コナガを忌避 アブラナ科野菜の葉と表にスプレー
ホウレンソウスプレー
・ホウレンソウの葉
・水
キアゲハを忌避 ニンジンの葉にスプレー
牛乳スプレー ・牛乳
・水
アブラムシを死滅 アブラムシ・ハダニが付く作物にスプレー

まとめ:カメムシチェックは怠らずに

 

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防虫ネットを張ったおかげか、今のところカメムシをはじめとする害虫の被害はなく、このままカメムシと遭遇しないで収穫までいけるといいなあと思っております。

野菜作りは害虫とのたたかいですが、美味しい枝豆が収穫できるのを楽しみにこれからもカメムシと対決してまいります。

一緒にがんばりましょう。

[次の記事]

枝豆栽培日記|畑生活2年目の初心者が枝豆に挑戦!「収穫編」

[関連記事]

枝豆栽培の害虫対策|カメムシが発生する理由・5つの対策・駆除方法

[カジトラが使っているハッカ油]

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[参考記事]

以前、私が利用していたサポート付き貸農園「シェア畑」は、自然農薬・有機肥料で野菜の栽培をしています。興味がある方は、下の記事をご覧になってくださいね。

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キッチンガーデンのことキッチンガーデンの道具とファッション暮らしのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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