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ずっと収穫!ブロッコリーの再生栽培|古い株と挿し芽でエンドレス栽培

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されているブロッコリーの再生栽培をご案内いたします。

夏~秋に植え付け、春先まで収穫したブロッコリーは、花が咲き始めますと 私たちは収穫の時期が終わったと判断して株を片付けます。

ところが木嶋先生は、古くなった株と挿し芽を使って再び育ててゆくという(いささか信じがたい)栽培を成功させておられます。

収穫を終えたブロッコリーの株はうまくいきますと、3年程度収穫することができ、更にそこから挿し芽をすればエンドレス収穫も夢ではない「古株再生栽培」をご紹介いたします。

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ブロッコリーの再生栽培|挿し芽と古い株でエンドレス栽培

ブロッコリーをずっと収穫できる理由

broccoli chichukai

ブロッコリーの祖先はケールの仲間です。

原産地が地中海沿岸のケールの仲間は多年草で、切り立った岸壁で何年にもわたって今でも育っています。

子孫にあたるブロッコリーも寒さに強い多年草で、追肥や土寄せなどのお世話をしますと3年程度は生長を続け、花蕾(からい=私たちが食べている部分)を収穫することが出来ます。

驚異的なブロッコリーの再生栽培

! 1つの株からたくさんの株を増やすことができます。
! 挿し芽をすることで株が若返り、育ちがよくなります。
! 一年に何度も収穫することが出来ます。

ブロッコリーの再生栽培の方法

農学博士の木嶋利男先生は、2つの再生方法を紹介されています。

1.ブロッコリーの「古株」から再生

broccoli,saiseisaibai

春になり気温が上がってきますとブロッコリーはわき芽が伸びて花蕾が次々に開花します。

そのままにしておきますとサヤができ、内部に種ができます。

このとき、わき芽をすべて切り落として太い主茎を残し、ボカシ肥を追肥して土寄せします。

すると残された葉の付け根から再びわき芽が伸びはじめ、先端に花蕾が付きます。

2.挿し芽から再生

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太く充実したわき芽を使って、挿し芽をします。

ブロッコリーの再生栽培の手順

通常の栽培

時期 収穫 お世話
11月~3月下旬 頂花蕾、側花蕾を収穫 3~4週間ごとに追肥、土寄せ

再生栽培(通常の栽培が終わったあと)

時期 古株 挿し芽
4月上旬
|
5月下旬
・わき芽をすべて切り落とす。
・ボカシ肥を施し土寄せする。
挿し芽をする3週間前に、ウネに完熟たい肥とボカシ肥を施し耕す。
側枝を切り落とし15~20cmの長さに切りそろえる。
2つの方法あり
①ポットに挿し芽して発根させて植え付ける
②直接ウネに挿して育てる。
5月上旬
|
6月下旬
新たな葉が生え、生長する 発根し、新たな葉が生えて生長する
7月以降 収穫 収穫

木嶋先生のブロッコリー再生栽培

木嶋先生の実績

木嶋先生は、2014年の秋から2018年にかけて継続的に行われた結果、4年にわたって枯れることなく大株になりましたと述べられています。

成功のポイント

再生栽培の大切なポイントは「土寄せ」で、株元を少しずつ土で覆うことで不定根の発生を促したことにより 生育の勢いを継続することが出来たそうです。

夏が運命の分かれ道

ブロッコリーは日本の高温多湿な夏が苦手ですので、収穫した切り口から茎が腐ったものもあれば、枯れてしまったものもあったそうです。

その一方で、気温が下がると残った茎の下の部分からわき芽が伸び、みごとに再生した株もあったそうです。

エンドレス栽培も夢ではないかも

木嶋先生が挿し芽をした株は、市販の苗と変わらずよく育ち、頂花蕾・側花蕾ともずっと収穫し続けることが出来たそうです。

古株を利用した栽培は、収穫量を考慮して3~4年程度をメド(限界)とすることが良いとわかったそうですが、挿し芽で株の更新を続けた場合は5年は確実に育ち、ひょっとすると 10年、20年も夢ではないかもしれません。

ブロッコリーの挿し芽栽培で気を付けたい点

ブロッコリーの挿し芽栽培は、個人が家庭菜園で楽しむことを前提に行います。

品種登録されている株から増やした苗を許可なく他人に譲渡したり転売しますと、種苗法に反しますので、注意しましょう。

検証「ブロッコリーの再生栽培」

わが家は2021年4月から ブロッコリーの再生栽培に挑戦しております。

うまくいくかどうかわかりませんが、実験気分で楽しみたいと思います。

2021年4月

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3月の終わりまで収穫していたスティックセニョールです。

この株から再生栽培を行います。

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株から出ている茎をすべてカットします。

普通のハサミは手が痛くなりましたので、太い茎を剪定できるハサミがおすすめです。

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丸裸にされたスティックセニョールです。

このような光景は見たことがないので 新鮮でした(笑)。

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株元にボカシ肥をほどこし、土寄せしました。

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続いて、カットした茎を挿し芽用に準備します。

茎を15~20cmほどの長さに切ります。

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木嶋先生は、充実した太い茎をおすすめされていますが、まっすぐで 丈夫そうな茎があまりなく、細いものも挿し芽の候補になりました。

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カットした茎を ウネとポットに挿してゆきます。

ポットは、ウネで根付かないことを見越した予備です。

broccoli,20210411-8ウネに直接挿したもの

broccoli,20210411-9ポットに挿したもの(予備)

茎を挿す前に ウネ・ポットに十分潅水し、茎を土の中に深く(5~7cmほど)挿しました。

木嶋先生は、種まきや苗の植付けの前に 土を湿らせておくことをおすすめされています。

1~2本でも根付いてくれると嬉しいです。

2021年5月

追ってレポートいたします。

まとめ

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多年草であるブロッコリーの特性を活かした再生栽培をご紹介いたしました。

農学博士の木嶋利男先生が紹介されている野菜の栽培は、個人的にためしてみたくなるものが多く、今回 春になるのを待ち望んで ブロッコリーの再生栽培に挑戦しはじめました。

うまくいくかどうかは分かりませんが、楽しみながら栽培してゆきたいと思います。

※ 再生栽培のレポートは、1か月に数回更新してゆく予定です。

[参考文献やさい畑 冬号 2018年 12月号