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ずっと収穫!ブロッコリーの再生栽培|古い株と挿し芽でエンドレス栽培

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、ブロッコリーの再生栽培についてご案内いたします。

秋に苗を植え付け、翌春まで収穫しつづけたブロッコリーは、花が咲き始めますと 私たちは収穫の時期が終わったと判断して株を片付けます。

ところが木嶋先生は、古くなった株と挿し芽を使って再び育ててゆくという(いささか信じがたい)栽培を成功させておられます。

収穫を終えたブロッコリーの株はうまくいきますと、3年程度収穫することができ、更にそこから挿し芽をすればエンドレス収穫も夢ではないというのです。

今回は、木嶋先生の「古株再生栽培」を、ご紹介いたします。

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ブロッコリーの再生栽培|挿し芽と古い株でエンドレス栽培

ブロッコリーをずっと収穫できる理由

ke-ru-1kj(photo by Stephanie Moody Unsplash)

photo by Stephanie Moody Unsplash

ブロッコリーの祖先は、「ケール」の仲間です。

原産地が地中海沿岸のケールの仲間は多年草で、切り立った岸壁で何年にもわたって今でも育っています。

broccoli chichukai

※ image

子孫にあたるブロッコリーも寒さに強い多年草で、追肥や土寄せなどのお世話をしますと3年程度は生長を続け、花蕾(からい=私たちが食べている部分)を収穫することが出来ます。

驚異的なブロッコリーの再生栽培

🥦 1つの株からたくさんの株を増やすことができます。
🥦 挿し芽をすることで株が若返り、育ちがよくなります。
🥦 一年に何度も収穫することが出来ます。

ブロッコリーの再生栽培の方法

農学博士の木嶋利男先生は、2つの再生方法を紹介されています。

1.ブロッコリーの「古株」から再生させる方法

broccoli,saiseisaibai

春になり、気温が上がってきますとブロッコリーはわき芽が伸びて花蕾からいが次々に開花します。

そのままにしておきますとサヤができ、内部に種ができます。

このとき、わき芽をすべて切り落として太い主茎を残し、ボカシ肥を追肥して土寄せします。

すると残された葉の付け根から再びわき芽が伸びはじめ、先端に花蕾が付きます。

2.挿し芽から再生させる方法

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太く充実したわき芽を使って、挿し芽をします。

ブロッコリーの再生栽培の手順

通常の栽培

時期 収穫 お世話
11月~3月下旬 頂花蕾、側花蕾を収穫 3~4週間ごとに追肥、土寄せ

再生栽培(通常の栽培が終わったあと行います)

時期 古株の再生栽培 挿し芽の再生栽培
4月上旬
|
5月下旬
・わき芽をすべて切り落とす。
・ボカシ肥を施し土寄せする。
挿し芽をする3週間前に、ウネに完熟たい肥とボカシ肥を施し耕す。
側枝を切り落とし15~20cmの長さに切りそろえる。
2つの方法あり
①ポットに挿し芽して発根させて植え付ける
②直接ウネに挿して育てる。
5月上旬
|
6月下旬
新たな葉が生え、生長する 発根し、新たな葉が生えて生長する
7月以降 収穫 収穫

木嶋先生のブロッコリー再生栽培法

木嶋先生の実績

木嶋先生は、2014年の秋から2018年にかけて継続的に行われた結果、4年にわたって枯れることなく大株になりましたと、紹介されています。

ブロッコリー再生栽培の成功のポイント

再生栽培の大切なポイントは「土寄せ」で、株元を少しずつ土で覆うことで、不定根ふていこんの発生を促したことにより 生育の勢いを継続することが出来たのだそうです。

夏が運命の分かれ道

ブロッコリーは日本の高温多湿な夏が苦手ですので、収穫した切り口から茎が腐ったものもあれば、枯れてしまったものもあったそうです。

その一方で、気温が下がると残った茎の下の部分からわき芽が伸び、みごとに再生した株もあったそうです。

エンドレス栽培も夢ではないかも

木嶋先生が挿し芽をした株は、市販の苗と変わらずよく育ち、頂花蕾・側花蕾ともずっと収穫し続けることが出来たそうです。

古株を利用した栽培は、収穫量を考慮して3~4年程度をメド(限界)とすることが良いとわかったそうですが、挿し芽で株の更新を続けた場合は5年は確実に育ち、ひょっとすると 10年、20年も夢ではないかもしれません。

ブロッコリーの挿し芽栽培で気を付けたい点

ブロッコリーの挿し芽栽培は、個人が家庭菜園で楽しむことを前提に行います。

品種登録されている株から増やした苗を許可なく他人に譲渡したり転売しますと、種苗法に反しますので、注意しましょう。

検証「ブロッコリーの再生栽培_2021年」

わが家は2021年4月から ブロッコリーの再生栽培に挑戦しております。

毎年、栽培の途中で挫折しており、ご参考にならないかもしれませんが、ご紹介いたします。

2021年4月

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3月の終わりまで収穫していたスティックセニョールです。

この株から再生栽培を行います。

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株から出ている茎をすべてカットします。

普通のハサミは手が痛くなりましたので、太い茎を剪定できるハサミがおすすめです。

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丸裸にされたスティックセニョールです。

このような光景は見たことがないので 新鮮でした(笑)。

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株元にボカシ肥をほどこし、土寄せしました。

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続いて、カットした茎を挿し芽用に準備します。

茎を15~20cmほどの長さに切ります。

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木嶋先生は、充実した太い茎をおすすめされていますが、まっすぐで 丈夫そうな茎があまりなく、細いものも挿し芽の候補になりました。

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カットした茎を ウネとポットに挿してゆきます。

ポットは、ウネで根付かないことを見越した予備です。

broccoli,20210411-8ウネに直接挿したもの

broccoli,20210411-9ポットに挿したもの(予備)

茎を挿す前に ウネ・ポットに十分潅水し、茎を土の中に深く(5~7cmほど)挿しました。

木嶋先生は、種まきや苗の植付けの前に 土を湿らせておくことをおすすめされています。

1~2本でも根付いてくれると嬉しいです。

broccoli,saiseisaibai

ウネに挿し芽をしてちょうど1週間。12本中、1本に芽が出てきました。

2021年5月

20210504_broccoli-2古株

20210504_broccoli挿し芽

5月になりました。

古株の1本から新芽が出てきました。

20210504_broccoli-3

茎のあちこちから芽が出てきているのがお分かりになりますでしょうか。

どんな形に大きくなってゆくのか興味津々ですが、今後、モンシロチョウやコナガの幼虫の被害に遭いそうです。

20210504_broccoli

挿し芽です。すでに側花蕾が出てきていますね。

こちらもどのように大きくなるのか、楽しみにです。

20210514_broccoli,saiseisaibai

挿し芽のブロッコリーの続きです。

側花蕾を収穫するには貧弱すぎましたので放任しておいたところ、花が咲きました。これからどのように再生してゆくのでしょうか。

20210518_saiseisaibai,broccoli

側花蕾を収穫する気にならなかったので、相変わらず放任していたところ、次々と花が咲きました。

20210518_saiseisaibai,broccoli-2

花が咲くとタネが付き、その人生を終わらせてしまうような気がしましたので、側花蕾をすべて切り落としてみました。

20210518_saiseisaibai,broccoli-3

切り落とした側花蕾は、挿し芽の株元に敷き、草マルチにしました。

このまましばらく観察してみます。

20210520_broccoli

こちらは古株ですが、側花蕾が出てお花も咲き始めました。

茎と葉をツルツルに切ったというのに、その生命力に驚いています。

こちらもどのように生長してゆくか、楽しみです。

20210524_broccoli

古株を4本育てていますが、全体的に元気がなく 枯れてしまいそうです。

側花蕾が付いたものは今のところ1本のみで、ややスリムですが収穫しました。

2021年6月

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ネットで覆っていないため、モンシロチョウに卵を産み付けられて、いちじるしくアオムシに食べられています。

アオムシなどを発見した際、わが家は「半殺し」にして昆虫寄生菌を増やそうと頑張っています。

半殺し対策も木嶋先生が紹介されているものですので、参考になさってください。

[詳細]青虫・アワノメイガ・ヨトウムシ駆除対策の裏技!農薬を使わず畑の害虫被害を減らす方法

検証「ブロッコリーの再生栽培_2022年」

2022年も、ブロッコリーの再生栽培を行っております。

今年は、前年のように茎を土に植えて育てる方法ではなく、切り株から再生したものを育てています。

2022年3月

2022年3月上旬

20220418_broccoli (★)

昨年の秋に育てていたブロッコリーの切り株です。

根を引き抜かず、そのまま放置していたところ、マルチを突き破って芽が出てきました。

2022年4月18日

20220418_broccoli-2★

一か月後、このように立派な株に生長しました。

ブロッコリーは多年草であることが、よくわかります。

なお、このウネは現在、春ジャガイモを栽培しています。

2022年4月28日

20220428_cabbage,potato,broccoli (★)

ジャガイモを栽培中のウネで育つ、再生したブロッコリーです。

最近まで、アオムシに食害されずにきれいな姿を保っていましたが、ここにきてやられています。

20220428_cabbage,potato,broccoli-2 (★)

木嶋先生が紹介されている半殺しの刑で、対策中です。

このまま様子をみてゆきます。

検証「ブロッコリーの再生栽培_2023年」

2023年は、引越し等により再生栽培を行うことが出来ませんでした。

検証「ブロッコリーの再生栽培_2024年」

2024年は、再生栽培を再開いたしました。

2024年4月

20240502_broccoli saisei kj (1)

2023年の冬から春にかけて栽培していたブロッコリーの収穫が終わり、茎をカットしました。

ブロッコリーの根は抜かず、残しています。

すると、太い茎からいくつもの茎が次々と伸びてきました。

2024年5月

20240502_broccoli saisei kj (2)

ブロッコリーの太い茎から伸びてきた細い茎を剪定し、丈夫そうなものを残して育てていこうと思います。

この畝は、トウモロコシと枝豆のコンパニオンプランツ栽培を始めますので、ブロッコリーが場所をとるようになってしまったら今シーズンの再生栽培は終了する予定ですが、しばらく観察してゆこうと思います。

これからの季節、モンシロチョウやコナガに産卵される可能性が高いので、果たしてどうなるでしょうか。

引き続き、レポートいたします。

まとめ

broccoli,20210411-5

多年草であるブロッコリーの特性を活かした再生栽培をご紹介いたしました。

農学博士の木嶋利男先生が紹介されている野菜の栽培は、個人的にためしてみたくなるものが多いです。

2024年は再び再生栽培にチャレンジする予定です。

[参考文献やさい畑 冬号 2018年 12月号

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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