カモミールの種をまいて、庭で育ててゆこうと思っております。
カモミールは、お茶やサシェなどに利用できるハーブとして知られていますね。
そのほかにも、野菜のコンパニオンプランツとして利用できる優秀な植物です。
種まきから、育苗、植え付けなどの栽培を記録してゆきますので、参考になさってください。
カモミールについて
カモミールの品種
カモミールと名が付いている植物は、いずれもキク科に属しています。
日本では、お茶でいただくものは「ジャーマンカモミール」が一般的で、ガーデニングに用いられるものは「ローマンカモミール」のようです。
そのほかにも、ワイルドカモミール、モロッコカモミール、ダイヤーズカモミール、コーンカモミール、スティングキングカモミール、ケープカモミールと呼ばれるものがあります。
各地のカモミール
ドイツでは、「ジャーマンカモミール」を薬用として認定しており、ローマンカモミールは認定されていないそうです。
一方で、イギリスでは「ローマンカモミール」、フランスでは八重咲きローマンカモミール「ダブルフラワーカモミール」が一般的のよです。
ジャーマンカモミール | ローマンカモミール | |
別名 | カミツレ | ローマカミツレ |
原産地 | ヨーロッパ | 西ヨーロッパ |
性状 | 一・二年草 | 多年草 |
香りと利用法 | 茎葉は甘く干し草のような香り。花はりんごのような香り。主にお茶や精油に利用。 | 全草がりんごのような香り。グランドカバーに利用。お茶や精油に利用。 |
コンパニオンプランツとして効果が高いカモミール
農学博士の木嶋利男先生は、野菜のコンパニオンプランツとしてカモミールを紹介されています。
キク科であるカモミールは、ほかの動植物を寄せ付けないアレロケミカルという物質を放出していますので、害虫に狙われやすい野菜のそばにカモミールを植えておくことで(もしくは鉢を置くことで)、忌避効果を発揮すると言われています。
2024年_カモミール栽培記録
2024年3月
2024年3月18日
カモミールの種を購入しました。
品種は、宿根草のローマンカモミールです。
カモミールの種まきの時期は春と秋の2シーズンです。
こちらがローマンカモミールの種です。
ゴマより小さいです。
育苗ポットに土を入れ、ローマンカモミールの種をまきました。
種まき用の土は、庭の土に農家さんからいただいた籾殻を混ぜたものを使いました。
ローマンカモミールの種はあまりにも小さいので、ちゃんと下に落ちているか不安です。
種まき後、育苗ポットの上に透明のシートをかけて保温し、室内に置いて発芽を待ちます。
3日後、小さな小さな芽が出てきました。
2024年3月27日
発芽したカモミールの芽ですが、絶賛徒長中です(苦笑)。
この時期の種まきは、温度管理、日照管理が難しいですね。
2024年5月
カモミールの芽がどんどん無くなってきてしまいました。
生き残っている苗たちには、なんとか頑張ってほしいものです。
紙の卵パックに種をまいたカモミールが発芽しました。
発芽率は悪くないようですが、大きな苗になる前に、どんどん消えてしまう印象です。
ほかの野菜の種を、紙の卵パックにまいたところ、土の量が足りないのが理由なのでしょうか、大きく育たないことが分かりました。
カモミールを死滅させないためにも、そうそうに育苗ポットに鉢上げすることにしました。
みなさんは、紙の卵パックで種まきしたご経験はありますか?
2024年7月
2024年7月7日
鉢上げしたカモミールです。
毎日眺めていると、あまり生長していないように思っておりましたが、5月の画像と比較をすると結構大きくなっていることがわかります。
こちらは、昨年種をまいたカモミールです。
とっても良い香りがします。
でも、茎が倒れてしまいます。
しっかり根が張っていないからだと思っておりましたが、どうやらローマンカモミールは、匍匐性のようなのです。
2024年10月
10月になり、涼しくなったので ローマンカモミールの種をまきました。
これからどんどん気温が下がるので、どこまで生長するか不安ではありますが、がんばって大きくなってほしいです。
—引き続き、更新いたします—
まとめ
ローマンカモミールの種をまいて、育てております。
将来、わが家の庭が、ローマンカモミールで覆われることを夢見ております。
種まきから、育苗、植え付けなどの栽培を記録してゆきますので、参考になさってください。
「参考サイト」
メディカルハーブ辞典「カモミールの植物学と栽培 世界各国に多数存在する “カモミール”と名のつく植物」
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