家の庭に、ブルーベリーの苗木を植えました。
今年から、ブルーベリーのコンパニオンプランツ栽培に挑戦してみようと思いますので、参考になさってください。
ブルーベリーのコンパニオンプランツについて
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、ブルーベリーと相性が良いと言われている植物(コンパニオンプランツ)を、ご案内いたします。
ミント
木嶋先生によりますと、ミントの種類は立ち性のものでも、ほふく性のものでも利用することができます。
タイム
ミントの代わりにタイムなどを利用することもできます。
ブルーベリーとミントの相性について
ブルーベリーの根は浅く伸び、酸性の土を好みます。
そのため、ブルーベリーの株元にはあまりほかの草は生えてきません。
一方で、ミントを地植えにしますと、地下茎が広い範囲に伸びて繁茂しますので、地面を占領します。
木嶋先生によりますと、両者を一緒に育てると、不思議とよく共存して、しかもミントに助けられてブルーベリーの生育が良くなるのだそうです。
ブルーベリーとミントの相性が良い理由について
1.ミントによって保湿が保たれるため
ブルーベリーの株元にミントを育てることにより 土が保湿されるため、水分を好むブルーベリーは徒長枝を伸ばし、花芽が付きやすくなる場合があるのだそうです。
2.ブルーベリーの害虫忌避になるため
ミントの独特の香りによって、ブルーベリーの害虫の被害を抑える効果が期待できます。
ブルーベリーの品種について
ブルーベリーは、大きく分けて3つの系統に分けることが出来ます。
栽培適地 | 特徴 | |
ノーザンハイブッシュ系 | 北海道・東北地方の寒冷地 | 大粒で甘みと酸味のバランスに優れている。寒さに強く夏の暑さと乾燥に弱い。1品種のみで結実可能。 |
サザンハイブッシュ系 | 東北南部~関東の寒冷地・温暖地 | やや小粒で甘みが強い。暑さに強いが寒さと乾燥に弱い。1品種のみで結実可能。 |
ラビットアイ系 | 関東~西日本の温暖地・団地 | やや小粒だが実付きが良く多収が望める。暑さに強く、寒さに弱い。2品種以上で結実。 |
私は関東南部に住んでおりますので、ラビットアイ系を2品種購入しました。
2024年_ブルーベリーのコンパニオンプランツ栽培日記
2024年3月
2024年3月21日
ブルーベリーの苗木が届きました。
ホームセンターでの購入も考えたのですが、なかなか良い苗を見つけることが出来なかったので、楽天市場「季の香(きのか)」さんにて調達しました。
注文した翌日に発送してくださいました。感謝です。
2~3年生の苗で、40cm~60cmほどの大きさでした。
購入した苗は、ラビットアイ系のパウダーブルーとバルドウィンです。
ブルーベリーは酸性の土のほうがよく育つそうですので、ピートモスを買ってまいりました。
ホームセンターで、1袋 18リットル 約650円(税込み)でした。
ビートモスをどれくらい使ったらよいか分からなかったのですが、わが家は ブルーベリーの苗1本あたりに、ピートモスを10リットル・水5リットル使いました。これが適正量かは不明です。
なお 木嶋先生は、酸度を調整していない「無調整」のピートモスをおすすめされていました。(実際、無調整のピートモスしか店頭に並んでいませんでした)
ピートモスを甕に入れ、水を入れてふやかせます。
ブルーベリーを植える場所に支柱を立ててみました。間隔は1m~1.5m程とりました。
緑の木は月桂樹です。将来、ブルーベリーが大きく育ってきたら伐採を考えています。
木嶋先生の秘儀「ブクブク植え」で、苗木を植え付ける前に水をたっぷり吸わせておきました。
スコップで、ブルーベリーを植え付けるところの土を掘りました。
縦横 約40cm、深さ40cmほどの穴を掘りました。
穴を掘った土と水を含ませたピートモスを一緒にします。
植穴にミックスした土(ピートモス+土)を入れ、足で踏みました。
このようにしなければ、土がふかふかで盛り上がってしまい、苗木を入れられなくなってしまうからです。
ブルーベリーの苗木を植えます。
季の香さんの説明書に、根鉢は崩さず植えるようにと書いてありましたので、ソッと苗木を置きました。
残りのミックスした土(ピートモス+土)を覆い、株元に庭の枝葉でマルチングをしました。
これで、植え付けは完了です。
この日は風が冷たくて、作業を中断して翌日に延期しようと、何度も何度も 心が折れそうになりました。
ですが、苗木が寒気でダメになっては可哀相と思い、日暮れまでガンバッテ作業いたしました。
2024年4月
2024年4月
4月になりました。
植え付けたブルーベリーの苗木は、連日の雨で元気に育っているように見えます。
春になり、わが家の庭には スギナがたくさん生え始めました。
木嶋先生によりますと、ブルーベリーは酸性の土を好むそうですが、スギナは酸性が強いと生えるのだそうです。
うちの庭がブルーベリーが育ちやすい環境だといいなと思っております。
2024年5月
ブルーベリーに実が付きました。
幼苗のブルーベリーは、生長を促すために、熟させずに摘果(実を摘み取ること)すると良いそうですね。
でも、わが家は恐らく、収穫していただくと思います(笑)。
若くない私たち夫婦は、来年どうなっているか分からないので、食べられるものはいただく。
そんな気持ちで毎日を過ごしております。
(単に食い意地が張っているだけとも言います。)
2024年6月
2024年6月4日
昨年の秋に種をまいた キャットミントらしき植物が、最近芽を出しました。
種まきしても、まったく発芽をしなかったので諦めていたのですが、ここに来て芽を出したので驚きました。
これを、ブルーベリーのコンパニオンプランツにしようと思います。
キャットミントを植え付けました(画像手前)。
ちっちゃいですね。
コンパニオンプランツとしての役目は先になりそうです。
2024年7月
2024年7月1日
7月になりました。
ブルーベリーの実が色づいてきました。
幼苗を植え付けた場合、木を大きくするために 実を成らさないほうが良いそうですが、食べないなんて、もったいないと思うのです・・・。
少しずつですが、コンパニオンプランツのキャットミントが大きくなってきました。
それから、種から育てたローマンカモミールも、葉を広げてきました(画像右側)。
ブルーベリーの近くに苺も育てています。
2024年7月
2024年7月16日
初めて、ブルーベリーを収穫しました。
粒が小さくて酸味が強かったですが、夫は大喜びです。
2024年9月
今年植え付けたブルーベリーは、トータルで200グラム程度の収穫でした。
ポツポツ収穫していた実を少しずつ集めて冷凍し、最終的にジャムにしました。
来年は、もう少し採れるといいなと思っております。
九月になり、ブルーベリーの葉が紅葉してきました。
画像ではお分かりになれないと思うのですが、葉が赤く染まり、とてもきれいです。
ブルーベリーは、実だけでなく、花や葉も楽しむことができますね。
植え付けた時はどうなることかと思っていたコンパニオンプランツの小さなキャットミントは、次第に大きくなり、来年の生長が楽しみになりました。
—引き続き、更新いたします—
まとめ
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「参考サイト」