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「移住日記」庭付き中古物件をDIY-物件探し編

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夫の退職にともない、2023年4月、同じ県内の海に近い中古の家に引越しいたしました。

契約に至るまでの経緯や、自ら手掛けたリフォームなどを 少しずつしたためてゆきますので、ご興味のある方は お読みいただければ幸いです。

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2022年

2022年夏

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※ I市の自宅窓から見える西の空

夫の退職はまだ数年先だろうと勝手に思い込んでいた私は、ある日、「来年の会社の契約更新はなさそう」という彼の言葉に、ようやくことの重大さに気付がきました。

現在住んでいるI市の自宅は、賃貸の一軒家(駐車場付き・庭なし)で、駅へは徒歩10分、夫の会社へのアクセスも良く、眺望が素晴らしいので大変気に入っておりました。

しかし、夫が退職となると、彼の年金と私のしがない在宅勤務の収入だけでは、とても今の借家に住むことが出来ないことが判明。

一体私は今まで何をやっていたのだろうと頭を抱えたくなるほど自己嫌悪に陥りながら、新しい住まいを見つけることになりました。

私の仕事

私は会社勤めを数年前に終え、目下 在宅の仕事を細々としております。

そのため、夫が退職して遠方へ転居することになった場合でも、インターネットがつながる環境であれば 私の仕事に支障はありません。

もし、私が今でも東京にある会社に勤めていたとしたら、止む無く離職することになっていたかもしれないことを思うと、超低賃金ではあるものの、今の身軽な仕事に変えておいて良かったと思いました。

2022年10月

2022年10月某日

現在 住んでいる賃貸の家の近くには、仲良しが数人住んでいることもあり、この地を離れることは非常に後ろ髪を引かれる思いでした。

ですが、移り住む場所のアタリを付けなければ・・・。(夫の退職する日が迫ってきています)

寂しい気持ちの中、どこにいこうか?と、毎日パソコンに向かってパチパチと移住地を探す日々を送りました。

私がまず最初に思い付いた移住先は、静岡県の熱海市でした。

熱海市は、東京までのアクセスも悪くなさそうですし、夫が好きな温泉にも気軽に行くことが出来そうです。

そして、名古屋の親友とも会いやすくなる。

むくむくと熱海への思いが募ってきました。

希望条件

熱海に住むのはどうかしらと思い立ち、さっそく条件が合いそうな物件を探します。

マンション、戸建てには あまりこだわらず、予算内でどういった物件が手に入りそうか入念にチェックをしました。

希望の条件は、ざっくりと。

・2LDK以上
・熱海市内の駅または、バス停から近ければうれしい
・総合病院があるとうれしい
ほんとうにアバウトですね。

温泉付きリゾートマンション

築年数は古いものの、なかなか良さそうな温泉付リゾートマンションが数件ヒットしました。

画像と間取りを眺めながら、温泉三昧の日々を楽しめそうだわ。と、しばらくホクホクした気持ちになっていました。

しかしその喜びは、一瞬で終わりました。

バブル期に乱立した温泉付リゾートマンションは、目が飛び出るほど管理費が高いことが判明しました。

これだけの管理費を月々支払うのであれば、今住んでいる借家に住んでいるほうが良いのでは?(引っ越し等の諸経費がかからないし)

引越しをする意味がないではないですか!!!

ということに気が付きました。

中古の戸建て

熱海市内で、戸建ての物件も探してみました。

私たちが希望する予算が高くなかったからでしょうか?どうも傾斜地に建っている戸建物件が多いように思いました。(熱海市の地形によるものかもしれません)

また、駅や病院から数km離れているそれらは、老後(今もそうですが)を考えますと、不便な生活になりそうです。

今は夫も私も車の運転をしておりますが、いずれは免許を返納しますので、病院や駅から遠い物件は厳しそう。

どうしても、現在 住んでいる家と比較してしまい、なかなか叶う物件に出合うことは出来ませんでした。

熱海市内の貸農園、市民農園

熱海市内で、市民農園・貸農園を見つけるのは難しいかもしれません。

ある不動産屋さんのサイトで、熱海市内にある農地は「急傾斜地」に存在していると書かれており、菜園を見つけるのは容易ではないのだそうです。

残りの人生、自分で食べる野菜は自分で栽培してゆきたいと思っていますので、農地を見つけるのが難しいとなると、熱海熱(あたみ熱)が下がってしまいました。

気持ちが後ろ向きになっているそんな時、静岡県が移住相談を行っているサイトを見つけました。

静岡県移住相談会

熱海市への移住相談は、基本 熱海市役所の窓口および電話で行っているようですが、私が調べた時は たまたま東京で開催され、ちょうど相談者を募集をしているタイミングでした。

話だけでも聞いてもらおうかしらと思い立ち、メールで予約の希望をしてみました。

すると、早々に相談員さんから返信が届き、希望日に東京会場の予約をとることができました。

ところが、相談日を含む10日間、夫がまさかの佐賀県出張が入り、すっかり士気が下がってしまいました。

この時、見学したい物件が少しでもあれば、私一人でも東京会場へ出向いたと思います。

しかし この時すでに、熱海市内の希望の物件はなく、畑を借りるのも難しいかもしれないとネガディブの気持ちが強っていたため、キャンセルさせていただきました。

相談員のHさん、親切なご対応を ありがとうございました。

本ページは、当方の主観に基づき記しており、熱海市移住を否定するものではありません。

熱海市の物件につきまして、マンションの管理費が高いとは一様に言えません。また、戸建物件は 傾斜地に限りません。なお、畑が借りるのは難しいと表したのは、当方の推測によるものです。

熱海市へ移住をお考えになっている方は、下記のサイトを参考になさってください。

熱海市「熱海市へ移住をお考えの方へ

そして、物件探しに明け暮れる日々

熱海市への移住をあきらめ、それでは どこへ移り住めば良いのだろうと考えた私は、海が近く、野菜づくりができる庭付きの物件(そして温泉があればなおの事嬉しい)が、自分の希望条件であることが分かってきました。

夫も、私も 海なし県で産まれ育ちましたので、海に対する憧れがとても強いのです。

熱海がだめであれば、伊豆半島はどうだろう?

再び、むくむくと気持ちが上がってきました。

伊豆地方の物件探し

熱海市への移住を断念した私は、静岡県の東伊豆町と下田市、南伊豆町の住まいを探し始めました。

物件は、各自治体の空き家バンクや、地元の不動産屋さんのサイトでリサーチしました。

すると、熱海市と同じように、上記3つの自治体にも移住相談窓口があることが分かりました。

東伊豆町と南伊豆町は、戸建て住宅などに宿泊する移住体験、下田市は、提携している民宿やペンションに宿泊する移住体験です。

移住相談窓口「東伊豆町」

移住体験・短期型:体験期間は5日間~31日まで(家族単位で5名まで)
使用料:1日につき1人 1500円(小学生以下は無料)

移住体験・長期型:1か月~6か月(月単位、家族単位)
使用料:1か月 60,000円(光熱費込)

利用施設は、短期型と長期型で異なり、リフォームされた戸建て住宅に宿泊します。

伊豆町 企画調整課
静岡県賀茂郡伊豆町稲取3354
TEL:0557-95-6202
HP:https://www.town.higashiizu.shizuoka.jp/bg/life/ent/1697.html

移住相談窓口「南伊豆町」

南伊豆町は、お試し移住期間を、短期・中期・長期と選ぶことができます。

下記の南伊豆町・移住ポータルサイトは、実際に南伊豆町へ移住された方のインタビューや、補助金等について掲載されています。

また、オンラインにて移住の相談もできるようです。

南伊豆町・移住ポータルサイト:https://minamiizuijyu.jp/news/detail.html?CN=339397

移住相談窓口「下田市」

下田市は 他の自治体と異なり、民宿やペンションなどに泊まって暮らしの体験をします。

なお、宿泊費の補助金制度があります。

下田市のサイト:https://www.city.shimoda.shizuoka.jp/category/081800koryukyoju/111015.html

結局、伊豆半島の移住を断念。

2022年の11月に下田市、翌年(2023年)の1月に、東伊豆町の移住体験の申し込みをしました。

南伊豆町は、伊豆急下田駅から幾分離れており、医療施設もあまりないという理由で、諦めました。

下田市は、20年以上 観光で訪れていたところなので、実際 住んでみると良くも悪くもギャップが生じることを覚悟して申し込みをしました。

そして、伊豆半島に住むかもしれないという期待と不安が入り混じった生活を送っていたある日、夫の母が体調を崩し、入院を余儀なくされる事態となりました。

高齢ながらも身の回りのことは一通りでき、電車に乗って旅行や美術館にも足を運ぶパワフルな義母の入院が、遠方に移住するのことを諦める理由になりました。

私が若い頃から憧れていた 下田市への移住は、あっけなく泡と消えてしまいました(残念で何度も涙しました)。

しかし その一方で、ほっとした部分もあります。

不案内な地域への移住、そして、高齢の義母と遠距離になってしまうのはとても気が引けていたからです。

現在、私が住んでいる家も 義母の家から近い距離ではありませんが、伊豆半島となると移動時間のレベルが違います。

夢は、夢で終わるのだなと、思いました。

夫の気持ち

ここまでお読みになったあなたは、移住に関して 私の夫の意見はどうなの?と、疑問に思われているかもしれません。

私の夫は、「住めればどこでも良いよ」という人物で、口うるさく言わないのです(有難いけれど、非協力的とも言えます(笑))。

唯一、彼の希望条件は「温暖な地域」ですので、伊豆半島に目が向いてしまったわけなのです。

静岡県伊豆下田市へ移住した津留崎ファミリー

下田への移住を考えていたとき、東京出身の津留崎さんというご夫婦のコラムを参考にしておりました。

2016年から始まったこのコラムは、ご夫婦が交互に記しており、2023年で100記事を超える たいへん読み応えがあるものです。

コラムには、私が存じ上げている民宿の大将が登場したり、私が必ず足を運ぶ岬や海の画像が紹介されていました。

それを見るたびに、嬉しく、懐かしく、そして羨ましく思っていました。

津留崎さんはまず、別の地域の移住体験を始められ、のちに下田市への移住を決断されます。

小さなお子さんがいらっしゃる津留崎さんが、移住先の下田市に住んで感じたこと、旦那さんの働き口について、写真家である奥様の遠距離通勤、古民家に出合うまでの暮らし、下田市民との繋がり、コロナ渦における地元住民との関係、東京にいらっしゃるおかあ様のことなど、リアルに記されています。

津留崎ご夫婦のコラムを読み進めていると、彼らのようなバイタリティがないと移住は出来ないのかしら?と、不安を覚えたこともありますが、人は人、自分は自分です。

下田市へ移住をお考えの方は、津留崎さんのコラムを 参考になさってください。

[参考サイト]マガジンハウス 津留崎夫婦のコラム「移住:どこでくらす?一家で移住先を探す旅へ」

結局、同じ県内の物件探しに明け暮れる日々

熱海市、東伊豆町、下田市など、憧れの伊豆地方の移住を断念し、義母の家まで何とか通える距離の物件を、今住んでいる県内で探し始めました。

ちなみに、現在 私が住んでいる地域で購入できそうな物件はほぼ皆無で(私達にとって、とても高い家が多かったのです)、たとえ予算内の家があっても、希望条件から乖離しているものばかりです。

我々の絶対条件は「価格」ですので、それを条件に 不動産サイトで物件探しに明け暮れました。

今住んでいる県内で、私がまず興味を持った地域「O」と「Y」は、我々の予算前後の物件がちらほらあることが分かりました。

・間取り2LDK~
・駐車場が有る
・家庭菜園が出来そうな庭付き
・1階にベッドルームがある

検索して希望条件にヒットするものは、毎回 1~2件と少ないものの、見学してみたいと思う物件がときどき出てきます。

ちなみに、1階にベッドルームがある物件を条件にしたのは、夜中のトイレで階段から転落するのを避けるためです。

今住んでいる貸家は、1階に寝室がなく、2階にトイレがない2階建て。

つまり、2階で休んでいる私達は、階段を下りて1階のトイレを利用するのですが、毎晩毎晩 危ないなと思っておりました。

私が、1階にベッドルームがある(もしくは、1階と2階にトイレがある家)のを条件にしたのはこのためです。

Oの物件見学の申し込み

この数日、検索するたびに、O(地域名)の物件が毎回ヒットします。

築年数は40年以上と古く、最寄り駅からは4km離れているその物件は、飛びつきたくなるような好条件ではありませんでしたが、間取りや駐車スペース、そして家庭菜園が存分にできそうな庭があるそうです。

ダメ元で、見学に行ってみようと不動産サイトから申し込みをして、連絡を待つことにしました。

家探しは、タイミング

O(地域名)の物件に出合って以来、自分がその町に住むことをイメージするようになりました。

その地域の病院やスーパーマーケットの所在地や口コミ、徒歩で駅まで歩いたらどれくらいかかるのか、現在利用している都市銀行の支店がないので、郵便局に切り替えよう。その郵便局は、家からどれくらいの距離であるか?バスは通っているのか?などなど、グーグルマップのストリートビューなども見ながら、自分がその地域に住むイメージをしてみました。

そしてついに、不動産屋から見学は可能であるという連絡がきました。

希望の日時を伝え、見学日までドキドキしながら待っていたのですが、なんと、またもや夫の九州出張が入ってしまい、泣く泣くキャンセルすることになりました。

後日、別の日の見学を申し伝えたところ、残念ながら、ほかの方が契約されたとのことでした。

家探しは、ほんとうにタイミングなのですね。

2022年11月

希望エリアを少しずつ絞り込む

11月になりました。

毎日 不動産サイトを覗いていますが、そうそう 新しい物件が出てくるわけもありません。

しかし、この頃から、自分が住みたい地域が絞られてきました。

それは、「都市ガスの物件」を希望条件に入れたのです。

ある友人は、現在、東京に隣接する都市の賃貸住宅に住んでいます。

よい間取りで、日当たり良好、交通の便も良い物件なのですが、唯一、プロパンガスの物件であったことが残念だったようです。

友人は、プロパンガスが都市ガスより割高であることは、初めから承知していたようですが、とくに冬季は一万円を超えてしまうこともあると、ぼやいていました。

私が現在ターゲットにしている地域は、都市ガスとプロパンガスが混在していることに気付き、都市ガスに絞って家を探すことにしました。

友人の体験談を聞く

そして先日、別の友人が 長野県のT市に移住体験をしてきたよと、私の家を訪ねてきました。

彼女は生粋の東京人で、何不自由ない生活をしている人(私にはそう見える)なのですが、思うところがあったようで、ローカルの生活をしてみたく、興味のある地域を西へ東へ足を運んでリサーチをしています。

彼女は、T市で知り合った 東京から移住してきた年配のご夫婦から、気候や家賃相場、光熱費、交通事情などのリアルな話を聞いて、自分は経済的にも体力的にも寒冷地の移住は無理だわと、申しておりました。

小さな画像の物件

来る日も来る日も、都市ガス、庭付き物件を探す日々を送っておりました。

そして ある日、M地域の 不動産屋のホームページに、条件が叶いそうな物件が掲載されているのを発見。

販売価格は、希望よりやや高めではありましたが、間取り、庭付き、都市ガスなど、なかなか良さそうな条件です。

しかし、家の中の画像は1枚もなく、情報といえば 間取図が1枚と、家の外観が写った縦3センチ×横5センチほどの小さな画像がホームページに掲載されているだけです。

それでも夫に、この家どうかしら?と、聞くや否や、鼻息荒く不動産屋の問い合わせフォームに送信。

興奮していたせいもあり、パソコンのキーボードが外れてしまいました。

そして、問い合わせメールをしてほどなく、不動産屋から、2営業日以内に折り返しご連絡いたしますという定型のメールが届き、ジリジリと連絡を待っていました。

評価が☆1つの不動産屋

不動産屋から、2日以内に連絡が入るとはわかっていたものの、私は不安を抱えておりました。

なぜなら、その不動産屋をグーグルマップで調べてみたところ、口コミが☆1つという最低の評価をされていたからです。

口コミには、「2営業日を過ぎても、連絡がない」「ホームページに掲載されている番号に電話をかけても、呼び出し音が鳴るばかりで誰も出ない」など、ユーザーの不満が爆発していました。

これらの口コミを読んだ私は、不動産屋の連絡を待たずして、直接電話をかけてみました。

誰も、電話に出ません・・・。

今日は、水曜日ではないわよね?と、何度も確認して、もう一度、かけてみました。

口コミの通りでした。呼び出し音がむなしく鳴っているだけで、電話はつながりませんでした。

落胆しました。

そして、Mの物件は 諦めました。

元気を出そう。

そして、また希望に近い家を探そうと気持ちを奮い立たせていたところに、不動産屋から電話がかかってきました。

不動産屋に繋がった!

不動産屋の担当者は、「あー、すみませんねー。先ほどお電話いただいていたのに、出られなくて」と、私の電話に出られなかったことを詫びていました。

絶対に電話がつながらない不動産屋と酷評されていたところからのコールバック。

普通であれば、問い合わせに対する返信は 業務として当然なのでしょうが、この時ほど、嬉しかったことはありません。

そして幸運にも、私が見学したい家は、まだ決まっていない(契約されていない)とのこと。

さっそく、その週末の午前に、見学の予約を入れました。

聞くところによると、私たち以外にも 見学希望が何件か入っているようです。

やはり、庭付き・都市ガスの戸建て物件は、人気があるのかもしれません。

とりあえず、見学予約を取り付けられただけでも良しとしよう。今、やれることはやった。

はやる気持ちを抑えながら、グーグルマップのストリートビューで 家の外観や、庭の様子を何度も見ては、家の中がどうなっているだろうと、期待を膨らませていました。

でもたとえ、家の中の状態が絶望的であっても、百聞は一見に如かずだから。という思いで、見学の日に備えました。

見学の当日

現在住んでいる家から、車で2時間弱のところに、その家はありました。

同じ県の移動とはいえ、西から東への横断です。

初めて訪れたその地域は、当然ながら 今の町と雰囲気こそ違えど、どの地方でも見かけるチェーンの飲食店や、大型の洋服屋「U」などがあり、どこへ行っても日本の県道は似ていると、思いました。

約束の時間に、不動産屋へ到着。

とても小さな不動産屋で、どうやらお一人で経営されているようでした。

私達と話をしている間も、携帯電話が頻繁に鳴っていましたので、電話に出られないのもうなずけました。

不動産屋では、見学の時間になるまで、今回 内見する家と条件が近い物件をいくつか紹介してくださいました。

見せていただいた物件は、私達が日々ネットで検索している不動産サイトとは比べものにならない好条件のものが幾つかありましたが、結局、私たちが見学を希望している以上の家はありませんでした。

住んでみたい不動産屋にあたってみて

余談ですが、このページをご覧になっていて 家をお探しになっている方は、住んでみたい地域の不動産屋を訪問すると、もしかしたら 道が開けるかもしれません。

スーモやヤフーなどの不動産サイトや、不動産屋独自のホームページに掲載されていない物件を紹介していただける場合があるかもしれません。

見学した家について

不動産屋の運転で、見学したい家まで連れて行っていただきました。

車の中で、町のようす、過去にあった災害の状況など、いろいろな情報を教えていただきました。

不動産屋によりますと、数年前から、悪条件についても包み隠さず説明しなければならなくなったのだそうです。

そして、ついに到着。

幾度も幾度もグーグルのストリートビューで閲覧したその家とご対面です。

築46年の、その家の外観は、古さはあるものの、想像していたものよりも渋く趣きがありました。

庭を囲んでいる鉄柵は腐食が進み、崩れているところもありました。

庭は、思っていたより広くはないという印象です。それでも、家庭菜園は十分にできそうな広さです。

縁側は古く、軒先の波板はボロボロ。

でも、印象は悪くありません。

初めて家の中へ

玄関

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※リフォーム途中の玄関

いよいよ、家の中へ案内をしてもらいます。

実は この物件、リフォームの途中で 売りに出されていたのです。

聞くところによりますと、前の所有者は 東京にお住いの大工さんで、ご自身でリフォームをして奥様と住まわれる予定だったのだそう。

ところが、数年前に 大工さんが亡くなってしまったため、ご子息が当該物件を売りに出されたのです。

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玄関には、作業の途中とみられる石などが置かれていました。

1階のようす

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1階は、6畳の和室が2部屋と、キッチン、トイレです。

和室は ご覧のように 畳が持ち上げられて、残置物がたくさんありました。

キッチン

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※ ダブルシンクのシステムキッチン

すりガラスが昭和を感じさせるキッチンは、いささか狭そうですが、日当たりが良く、窓から庭を眺めることが出来ました。

ダブルシンクのキッチンが置いてありましたが、使えるのでしょうか?

脚立や、テーブルなど、キッチンも残置物で溢れかえっていました。

中二階

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面白いことに、こちらの家には 中二階があります。

なぞの残置物(写真右)や、チェストが2台置いてありました。

4畳半の狭い部屋ですが、窓が2つあって明るい。

書斎にどうかしら?と、思いを巡らせます。

作業部屋

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こちらは、大工さんの作業部屋です。

不動産屋いわく、この空間(作業部屋)は、大工さんがご自身で造られたのではないかと。

所狭しと、大工道具が陳列されていました。

庭のようす

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2階 和室の窓から眺めた庭です。

この庭で、野菜を作れたら さぞ楽しいだろうなと思いました。

夫との話し合い

築年数は46年と古く、残置物もたんまり、そしてリフォームで養生している床や壁の状態をよく確認できないまま見学は終わり、不動産屋に戻る車の中で 夫とお互いに思ったことを話し合いました。

私の中では、リフォーム途中の家ではあるけれど、大工さんが選んだ家だし、自分たちで何とかなるのではないか?と、全く根拠のない自信を持ち始めていました。

トイレやお風呂の様子を見た夫は、大がかりなリフォームをしなくても、このまま使えそうだ。と、やはり全く根拠のない確信を持っていたようです。(後日、チラ見しただけだったということが分かりました)

不動産屋に、この物件を ズバリどう思われますか?と、問うたところ、まあ悪くありませんよという回答。

「リフォームは、上を見れば限りがありません。この家は古いのでお金をかけるほど価値はないと思います。(住めればラッキーですという私に、)それくらいの気持ちでおられればいいのではないでしょうか。現在、このあたりの地価は、数年前の災害で底値です。ですが、少しずつ(地価が)上がってきていますので、土地を購入したと思えば、それだけでもお買い得だと思います。」

うまくお伝え出来ないのですが、プラスにもマイナスにもとれる微妙なコメントをいただきました。

古い家で、しかもリフォーム途中ですので、修理が必要な個所はあるのは当然です。大工さんが残してくれた道具を使ってDIYをすれば、お金をかけずに住める家になるかもしれない。

夫と一週間考え、この家の申し込みをしようと、気持ちがほぼ固まりました。

2022年12月

2回目の見学へ

家を見学した一週間後の土曜日、もう一度、家の中を見させてもらうことにし、再び 不動産屋へ足を運びました。

私達に購入の意志があることを悟ったのでしょう、不動産屋の携帯電話は、いつかけてもつながるようになりました(笑)。

今回は、浮ついた気持ちを抑えて、至るところ じっくりゆっくり見させてもらいました。

シートで養生されている床や壁をザっと剥がして フローリングや壁紙の確認、畳の状態、雨漏りの跡はないか、不用品のチェックなど、許可をもらって画像におさめました。

この時点で、私達は購入をほぼ決めていましたので、見学させてもらった後、不動産屋の事務所へ戻り、購入の申し込みをしました。

現金で一括払いということもあり、申し込み手続きは拍子抜けするほど呆気なく、1枚の用紙に記入しただけでした。(印鑑も要りませんでした)

そして 後日、契約日の連絡をいただけるということで、2回目の見学は終了しました。

本当に、大丈夫?

師走ということもあり、近くに住む友人夫婦をお招きして、わが家で 忘年会を開きました。

友人夫婦には、以前から どこかへ移り住むことになるという話をしていましたが、ここで初めて具体的にMという地域へ行くことを報告しました。

私達が見学した家の動画を観た友人は、軒天のきてん(屋根の外壁より出ている部分)の傷みを、そして早々と購入を決めたことに対して心配していました。

「本当に、大丈夫?」

この問いに対して、私はどう答えれば良いのでしょう?

リフォーム途中の古い家です。

アクシデントは絶えず起こり得ることは、覚悟の上です。

何が遭っても、受け入れるしかない。と、答えるしかありませんでした。

たった2回の見学で購入を決めたのは、あまりにも早い決断だったかもしれないという気持ちは当然付いて回っていました。

しかしながら、何があっても夫と乗り越えてゆこうと、改めて決心しました。

契約の日

2回目の見学の一週間後、無事に契約締結いたしました。

12月の第一週の土曜日に1回目の見学、次の土曜日に2回目の見学と申し込み、そして、その翌週の土曜日が契約日でしたので、わずか3週間で決着するに至りました。

支払いは、現金一括にしました。

夫と銀行の窓口で現金を引き出し、札束を抱えながら電車で帰宅し、契約日まで枕元に置いて就寝しました。

この経験は とてもスリリングで、もう二度と味わいたくないと思いました(笑)。

5者で契約締結

契約は、①私達(購入者)、②私達の不動産屋、③売主(大工さんの御子息)、④売主側の不動産屋、そして⑤司法書士さんの5者で、売主側の不動産屋で締結しました。

2回目の見学のさい、不動産屋から契約書の写しを一式もらい、重要な箇所の説明を受けていましたので、契約の当日は、名刺交換と 簡単な説明、捺印、現金を支払って、1時間30分程度で終了しました。

司法書士さんとは、駐車場で会いました。「僕は、車の駐車が苦手でね。えへへ」と笑う気さくなおじいちゃんでしたが、契約書の誤記を見つけてくださいました。

司法書士さんの指摘に、書類差し替えを渋った(ように見えた)売主側の不動産屋に対して、「うやむやにしてはいけません。私がしっかり調べますので、後日差し替えましょう」と言ってくださり、登記が曖昧にならないようにしてくださいました。感謝です。(そして後日、正式な書類が届きました。最後まで好感がもてた司法書士さんでした)

ご近所だった売主さん

先にお話しましたように、売主は、東京の大工さんの御子息で、ご姉弟きょうだいで契約に見えました。

事前に渡されていた契約書の写しで、売主さんの所在地を知ったのですが、奇しくも、私達が以前住んでいた東京の同じ23区の隣町にお住いの方だったのです。

それをお伝えしたところ、表情を硬くしていたご姉弟の顔が ほころびました。

お二人に、家に関することを質問してみたのですが、亡くなったお父様(大工さん)だけが携わっていたそうで、全く分からないとのこと。

置いてある冷蔵庫、洗濯機、浴槽、ガス給湯器、エアコンなどの使用可否についての情報を得ることは出来ませんでした。

ほんとうにゼロから、いいえ、マイナスからのスタートになりそうですが、今までも、ケセラセラで生きてきた私達です。

何とかなるでしょう。

まとめ

夫の退職にともない、2023年4月、海に近いリフォーム途中の中古の家に引っ越ししてまいりました。

このページでは、移住先探し~家探し~契約締結までをお伝えいたしました。

別のページにて、古い新居のDIYを少しずつご紹介してまいりますので、よろしくお願いいたします。

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家移りのこと
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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