庭で採ったヘチマから、初めて化粧水を作ってみました。
ご近所の年配のご婦人たちが、わが家の庭にぶら下がっている大きなヘチマを見て、「子どもの頃、ヘチマ水を取ったり、タワシを使っていたのよ。」と、懐かしげに話してくれました。
私はこれまで毎年、ヘチマをタワシにすることしか考えていませんでしたが、彼女たちの話を聞いて、ヘチマ水に興味をもち、挑戦してみることにしました。
ヘチマ水の取り方や、ヘチマ化粧水の作り方はとても簡単でしたので、参考になさってください。
ヘチマ水はいつ頃取る?
ヘチマ水を取る時期について
滋賀県立琵琶湖博物館のサイトによりますと、ヘチマ水の採取は9月の終わりから10月の初め頃が適しているのだそうです。
また、neonaturalさんのサイトでは、9月から10月初旬にかけて、雨の後の日にヘチマ水を取ると豊富に収穫できると紹介されています。
お住いの地域や栽培の栽培のスタート時期によってタイミングが異なるかもしれませんが、一般的には実ができてから枯れる前の時期が適していると考えられます。
ちなみに、わが家は12月の中旬という遅い時期に行いました。
ヘチマ水の取り方
ヘチマ水を取る時の道具
・ペットボトルなどの容器
・ガムテープ
ヘチマ水の取り方
地面から伸びているヘチマの茎を、地表50~60cmのところで切ります。
カットした茎の先を、ボトルの中に入れます。
ボトルがグラグラしない不安定にならないところに置きます。
ほこり等が入らないよう、ガムテープでふさぎます。
1~2日ほど置いて採水します。
わが家は、まる3日間置いておきました。
1日後のヘチマ水のようす
こちらは、24時間経った時の写真です。
あまり溜まっていませんでした。
3日後のヘチマ水のようす
3日間置いて、1000mlほど採水することが出来ました。
ヘチマ化粧水の作り方
ヘチマ水のみの化粧水
neo naturalさんのサイトによりますと、ヘチマ水はアルコールやグリセリンを加えずにそのままでも、化粧水として使うことができるのだそうです。
ただし、煮沸しても ろ過が不十分ですと、腐りやすくなるとのことです。
今回、わが家は お手軽な neo naturalさんの方法で行ってみました。
採水したヘチマ水のようす
採水したヘチマ水は、若干 白濁していました。
ヘチマ水の香りは、ほんのり青臭さを感じました。
化粧水に使う道具
・ヘチマ水を煮沸させる鍋
・ろ過に使用するガーゼ、綿、コーヒーフィルターなど
・ヘチマ化粧水を入れる容器
ヘチマ水を煮沸します
ボトルに入っていた時には見えなかったゴミが浮いてきました。
結構、泡立ちました。
沸騰して1分程度で火を止めます。
ろ過します
コーヒーフィルターでろ過しました。
ガーゼなど、面積の広いものを使用されると、作業がよりやりやすいかもしれません。
左がろ過したヘチマ水、右がろ過する前のものです。
ろ過した方が、透明度が高くなりました。
容器に移して出来上がり
事前に消毒しておいた瓶に注いで、出来上がりです。
ヘチマ化粧水の保管と消費期限について
neo naturalさんのサイトによりますと、ヘチマ化粧水は冷蔵庫に保存し、1週間くらいを目安に使い切るとよいそうです。
もし、使い切れない場合は 冷凍庫で保存するとよいそうです。
小瓶とボトルに入れて、冷凍庫に入れて保管しました。
グリセリンとエタノールを入れるヘチマ化粧水
練馬区立リサイクルセンターが紹介しているヘチマ水の作り方です。
沸騰させてろ過したヘチマ水 1000mlに対し、グリセリンを180ml、エタノールを80mlを入れます。
作り方の詳細は、下記にリンクを貼っておきますね。
ヘチマ水の使用感について(感想)
グリセリンとエタノールを入れないヘチマ水を1瓶使ってみた感想ですが、個人の感想として「お肌は とってもつっぱります」。
ヘチマ水をパシャパシャ肌に浸した後、クリームもオイルも付けていませんが、無精者の私はそのまま放置しています。
年をとり、自分でも呆れるほど いろいろ面倒になっていることは自覚しておりますが、特に痒みもなく、顔から自然に出る脂で何とかやり過ごしております。
もし、あなたがヘチマ水を化粧水としてご利用になられる場合は、グリセリン、エタノール等を配合されることをおすすめいたします。
―2024年7月1日 追記―
重い腰を上げて、ついにグリセリンを購入して参りました。
これをヘチマ水に入れて使ってみます。
使用感については、後日 お知らせいたしますね。
まとめ
ヘチマ水の取り方と、ヘチマ化粧水の作り方をご紹介いたしました。
私の友人に、「ヘチマを収穫してタワシと化粧水を作るの」と、話したところ、幼少の頃の記憶が蘇ってきたようで、みな懐かしそうにしていました。
ヘチマ水の取り方、ヘチマ化粧水の作り方はとても簡単でしたので、参考になさってください。
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[参考サイト]