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ナスの追肥を液肥で行う「葉面散布」生長促進する伝承農法

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、「ナスの追肥を液肥で行う方法」について、ご案内いたします。

この方法は、ナスの葉が窒素分をよく吸収する性質を活かした伝承農法で、江戸時代には馬尿が用いられていましたが、現在はボカシ肥などを水に溶かして使うことが出来ますので、参考になさってください。

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ナスの追肥を液肥で行う「葉面散布」生長促進する伝承農法

ナスの葉面散布について

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化学合成された液肥がなかった時代、農家さんは馬尿を液肥として、ナスの葉の表面から吸わせ、生育を促進させていました。

この方法は、江戸時代から行われていた伝承農法です。

茄子苗を植えるときは、あらかじめ下肥(しもごえ)を充分に施し、それが乾いてから植える。
根づいてからは、毎日夕方、馬尿を葉の上よりかけるべし。
よく木が生長する。
馬尿は、葉にかけても傷まず。

引用 慶応二年 加藤寛斎「菜園温故録」(木嶋利男著「やさい畑の知恵とワザ)」

農学博士の木嶋利男先生によりますと、馬尿に含まれている尿素は窒素分として代表的な肥料になるのだそうです。

ナスの特性を活かした先人の知恵

ナスの花が小さかったり、雄しべが雌しべよりも短かったり、葉の色が薄かったりしますと、それは肥料不足が原因かもしれません。

昔の農家さんは、ナスは葉面から窒素成分をよく吸う性質を知っており、このような症状が起こらないよう、ナスの葉に馬尿をかけていたといわれています。

現在も応用できるナスの葉面散布

ナスの葉に液肥で追肥をする方法は、現在も行うことが出来ます。

―ナスの葉面散布に応用できる液肥―
🍆 化学肥料の尿素
🍆 窒素成分を多く含んでいるボカシ肥を水に溶かす

木嶋先生によりますと、急いで肥料を効かせたい時に、土に肥料を施すだけでなく、葉面散布も行うことをおすすめされています。

ナスの葉面散布用 液肥の作り方と使用方法

材料

① 化学肥料の尿素(1グラム)
② 窒素成分が多く含まれるボカシ肥(10グラム)
③ 水1リットル

※ ①か②のいずれかを使います。

使用方法

①、または②を溶かした水を、じょうろや霧吹きなどで直接ふきかけます。

葉面散布の効果

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液肥に含まれる肥料の成分は、ナスの葉の表皮細胞を通して、葉の内部に浸透してゆきます。

細胞に取り込まれた肥料成分は、大部分が師官によって、植物の各組織へ転流されます。

その結果、ナスの草勢が速やかに回復します。

応用できる葉面に散布する追肥

葉に液肥を散布する方法は、他の野菜にも応用することが出来ます。

ナス科

tomatoes-armpit-15トマト

ジャガイモ

葉面に液肥を散布する方法は、トマト、ジャガイモにも行うことができます。

なお、ピーマンやトウガラシなどの葉は、水分を弾きやすく、肥料分を吸いにくいようです。

バラ科

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イチゴにも応用することが出来ます。

まとめ

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、ナスの追肥を液肥で行う「葉面散布」について、ご案内いたしました。

この方法は、ナスの葉が窒素分をよく吸収する性質を活かした伝承農法で、現在はボカシ肥や化学肥料を水に溶かして使うことが出来ますので、おためしになってみてください。

[参考文献]

木嶋利男著「昔農家に教わる 野菜づくりの知恵とワザ

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら丁寧に暮らしてゆくことを目指しています。

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