PR
スポンサーリンク

パセリのコンパニオンツ栽培|パセリ効果で害虫忌避・生育促進する野菜

parsley

家庭菜園で、パセリをコンパニオンプランツに使うと、害虫が寄り付かなくなり 生育が促進する野菜をご紹介いたします。

この栽培は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されている方法で、おなじうねやプランターの空間を有効に利用できるメリットもありますので、参考になさってください。

スポンサーリンク

パセリのコンパニオンツ栽培|パセリ効果で害虫忌避・生育促進する野菜

ナス・ピーマンなど

egg-plant
ナス

pimento
ピーマン

ナスやピーマンなどの「ナス科の作物」の株間にパセリを混植しますと、双方の生育が促進すると言われています。

農学博士の木嶋利男先生によりますと、パセリも ナス・ピーマンも深い根を張りますが、不思議と競合せず、どちらもよく育つのだそうです。

パセリがマルチになる効果

parsley3

パセリは夏の強い日差しが苦手ですが、ナスやピーマンの葉に隠れるとよく育ちます。

また、パセリの草丈は低く、葉が放射状に広がり ウネの上をおおいますので、マルチの代わりになってナスやピーマンの根を保湿します。

パセリの香りで害虫忌避の効果

parsley,kiageha-7kj

パセリはセリ科の野菜で、その独特な香りを苦手とする方もいらっしゃいますが、この香りは、ナスやピーマンに付く害虫も嫌いますので、寄り付かなくなる効果があります。

なお、パセリ(セリ科)と、ナス・ピーマン(ナス科)に付く害虫は異なります。

別種の害虫は 互いを避け合う性質がありますので、パセリに付きやすいキアゲハやアブラムシの飛来が少なくなり、ナス・ピーマンに付きやすいアブラムシやハダニも近寄らなくなりますので、野菜全体の害虫被害が少なくなります。

ナスとパセリのコンパニオンプランツ栽培のポイント

今回は、ナスを例に挙げて ご紹介いたします。

品種選び

パセリ

parsley4

パセリの品種はなんでも構いません。

イタリアンパセリでも同じ効果があります。

種まきする場合は、3月中旬からまいて苗を準備しましょう。

ナス

eggplant,ginger-2

ナスの品種も選びません。接ぎ木苗が強く育ちますのでおすすめです。

土づくり

植え付けの3週間前に、完熟たい肥とぼかし肥などを施して耕し、ウネを立てます。

植え付け

地域によって前後しますが、4月下旬~5月下旬に、パセリとナスを同時に植え付けします。

パセリは浅めに植えると腐りにくくなります。

[植付例]
・ウネの幅 40~50cm
・ウネの高さ 20cm
・ナスとナスの間隔 60cm
・パセリ ナスの株間に植え付けます。

追肥

ナスの生育のために、半月に1度程度、ウネの表面にぼかし肥を1握り施します。

もしくは、鶏ふんをナスの株元に施し、追肥するごとに株元から離して追肥してゆきます。

ナスは敷きわらがおすすめ

shikiwara-5

パセリが繁茂して地表を覆うようになりますと、マルチの代わりになりますが、必要であれば、ウネの他の場所に敷きわらで覆います。

収穫

パセリ

大きく伸びてきましたら外葉からかき取り、順次摘み取ります。

葉を常に10枚以上残しておきますと、ナスの害虫を寄せ付けない効果が高まります。

繁茂しすぎたり、たくさん収穫してしまいますと、生育が悪くなることがあります。

ナス

実った果実を順次収穫します。

収穫が終わりましたら株元をスコップで切ります。

晩秋以降パセリに日光をよく当てますと、トウが立ってくる春まで栽培することが出来ます。

パセリとトマトの混植はNGです

tomato

木嶋先生によりますと、同じナス科でも トマトとの混植は パセリが溶けるように枯れてしまうそうですので、一緒に育てるのは避けましょう。

まとめ

eggplants,parsley-6

パセリのコンパニオンツ栽培|パセリ効果で害虫忌避・生育促進する野菜

パセリをコンパニオンツにするとメリットがある野菜、「ナス・ピーマン」をご紹介いたしました。

この栽培は農学博士の木嶋利男先生が紹介されている方法で、パセリがナスやピーマンに付く害虫を寄せ付けなくする効果と、マルチの役目を果たしてくれます。

限られた空間を有効活用できるコンパニオンプランツ栽培は、家庭菜園やガーデニングがより楽しくなると思いますので、参考になさってください。

[参考文献]

[関連サイト]

サポート付 貸農園 シェア畑

スポンサーリンク
キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

シェアする
スポンサーリンク