お正月にぴったりの、映える花瓶をご紹介いたします。
わが家は毎年、新しい年を迎えるにあたり、縁起の良い花などを活けて、その脇にそっと飾り花瓶を置いて華やかさを演出しています。
今日は、置いておくだけで映える飾り壺ならぬ「飾り花瓶」を3つご紹介いたします。
花瓶を玄関にリビングを華やかに飾って、新しい年を迎えてみませんか。
お正月に映える花瓶
今回ご紹介する花瓶は、特にお花を活けずに「置いておく用」に使っています。
お正月、お祝いなどでお客様を招いたとき、玄関やリビングにさりげなく置いて華やかさを演出します。
もちろん、お花を活けた花瓶と比べますと存在感は及ばないかもしれませんが、花瓶の色と絵が、殺風景な空間を少しでも華やかにするには十分です。
それでは、わが家の花瓶をご紹介いたします。いずれも夫の母から譲りうけたものです。
白磁の花瓶
白磁の丸い一輪挿しです。
曲線がやさしく、植物を描いた赤い釉薬が美しい花瓶です。
薄いブルーがかった白磁です。
平らな口が、盃(さかずき)のようで、この花瓶をみると、お屠蘇を飲みたくなります。
有田焼
有田焼の四角い一輪挿しです。
松の木に止まる鳳凰の絵が描かれています。中国では古くから鳳凰は縁起の良い鳥といわれています。
側面の絵は、やはり縁起の良い動物といわれている麒麟(きりん)が描かれています。
藍色の釉薬が、表面の華やかさとあいまって、バランスよく落ち着いた作りになっています。
金塗りの口元で、華やかさを演出しています。
京焼
人間国宝、富本憲吉案の花瓶です。
わが家にはもったいない京焼ですが、夫の母から譲り受けたものなので、大事に飾っています。
こちらの花瓶も一輪挿しです。
赤と藍の絶妙な筆遣いがたまりません。松の木を思わせる緑の釉薬も、お正月にぴったりです。
お正月にどんな花瓶がオススメ?
「花瓶そのもの」で勝負するには、一輪挿しで絵柄入りのものをおすすめいたします。
一輪挿し
ご紹介した3つの花瓶をご覧になってお気づきかと思いますが、「一輪挿し」がオススメです。
なぜなら、口元が大きい花器は、花を活けずにそのまま置くと、いささか間が抜けて見えてしまうからです。
絵柄入り
絵柄入りの一輪挿しで、金色や赤色が少しでもほどこされている花瓶があれば、バッチリです。
ちょっとしたアレンジでより華やかに
花瓶だけそっと置いても、その存在感だけでお正月を華やかにしてくれますが、ちょっとしたアレンジをして、より存在感を出してみませんか?
漆のお膳を敷く
漆のお膳の上に花瓶をのせると、より華やかさがアップします。
わが家は、普段の生活にも使っていますが、花器の敷き物として使うと、引き締まった空間を演出することができます。
赤を敷くと、こんなイメージです。
黒の漆も、素敵でしょう。
普段使いの漆のお膳でも、このように使うと楽しいですよ。
小物を使う
甥っ子からもらった駒(コマ)です。
お正月用の間、このように花瓶のそばに置いたり、食卓テーブルの上に飾って雰囲気を出しています。
まとめ
お正月にぴったりの花瓶をご紹介いたしました。
ご自宅のクローゼットや食器棚に眠っている花瓶を、お正月のお飾りとして演出してみませんか?
ちょっとしたアイデアで、新しい気持ちで年をお迎えしましょう。
[お知らせ]
ご紹介しました漆のお膳は、京都にある漆専門店「うるしの常三郎」です。