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土鍋の焦付きは「重曹と酢」が効果的!落とし方、良かった点、気を付けたい点をご紹介

earthen pot

久しぶりに土鍋でご飯を炊いたところ、火加減が強かったようで、思い切り焦がしてしまいました・・・。

こんなに焦がしてしまったのは初めてで、さてどうしようかと考えました。

鍋の焦付きは「重曹と酢」が効果的と耳にしたことはありませんか?

半信半疑ながらにも、本当に焦付きを落とすことができるか、実験してみました。

今回の記事の内容は、

・土鍋の焦付きを「重曹と酢」で落とす方法
・試してみて良かった点と、気を付けたい点
・重曹と酢を合わせたときの効果

について、ご紹介いたします。

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実験:土鍋の焦付きを「重曹と酢」で落とす方法

重曹と酢を使うと、鍋の焦付きを取るのが有効と言われています。

テレビの情報番組でもその効果について、よく放送されていますね。

今回は、焦付いた部分に重曹を直接振りかけて、その上に酢を振りかける方法で試してみました。

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焦付いた上に、重曹をふりかけます。

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重曹の上に、酢を振りかけます。

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重曹に酢を振りかけるとシュワシュワと発泡します。

重曹は「炭酸水素ナトリウム」で、酢は「酢酸=酸性の液体」です。この2つが混ざると「二酸化炭素」が発生して、焦げを浮かせます。

数秒で、シュワシュワは消えます。これで5分ほど置いておきます。うまく焦げが落ちるといいのですが・・・。

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金タワシの登場です。ガシガシこすること5分。焦げが落ちてきました。

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水洗いした土鍋です。いかがでしょうか?

焦付きをきれいに取り除くことが出来ました!焦げ色は残ってしまいましたが、土鍋の手触りはツルツルしています。

試してみて良かった点と、気を付けたい点

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「重曹と酢」を使って、ごはんの焦付きを取ることに成功しました。

この章で、良かった点と、気を付けたい点についてお話いたします。

良かった点

重曹と酢を使ったことによって、焦付きを完全に取り除くことができたことのほかに、土鍋にふんわり付いていた「におい」を取り除くことが出来ました。

土鍋に鼻を近づけてクンクンかいでみましたが、さっぱり無臭!そしてツルツルです。

重曹は「消臭効果」があるためですね。また、酢には殺菌効果もあるので、清潔な土鍋を取り戻すことができました。

気を付けたい点

上の写真をご覧になっておわかりのように、「焼け跡」が残ってしまいました。これは、調理したときに火力が強すぎたのが原因です。

この焼け跡を取り除くことは難しいので、土鍋を焦げ付かせないように気を付けなければなりませんね。

また、重曹で焦付きを落とす内容から脱線しますが、土鍋の外側がぬれた状態で火にかけると、ヒビ割れの原因になりますので、ふきんなどで水気を拭き取ってから火にかけるようにしましょう。

重曹と酢の効果について

重曹と酢を合わせると二酸化炭素が発生して、その泡が土鍋の焦付きを浮き上がらせるというお話をしました。

この2つを合わせても有毒ガスは発生しませんので、安全に使うことができます。

重曹の効果

重曹は「アルカリ性」で油汚れに強く、粉末の研磨力によって汚れ落としに最適です。重曹の細かい粒子が汚れにからみついて、焦げや汚れをしっかりはがし取ってくれる効果があります。

酢の効果

酢は「酸性の液体」で、水回りの汚れに強い性質があるため、キッチンのシンクやその周りに効果的です。また殺菌効果も高いので、トイレ掃除やお風呂掃除などに有効です。

この2つはお掃除アイテムとして使えますので、お試しください。

重要!「重曹+酢」=「中性」≠「汚れの分解」

2つを混ぜるとシュワシュワした二酸化炭素で汚れを浮き上がらせる効果がありますが、アルカリ性に変化するので、それぞれの効果が発揮できなくなります。

したがって、泡になった「重曹+酢」は、あくまでも焦げや汚れを浮き上がらせるという手段で使用して、基本はそれぞれ個別に使われるほうが効率的です。

まとめ

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土鍋の焦付きは、「重曹+酢」で焦げ付きを効果的に落とすことが出来ました。

これは重曹の成分「アルカリ性」と、酢の成分「酸性」の反応によって、焦げを浮かび上がらせる化学反応を利用したことによります。

あなたが、わたしのように土鍋を焦がさないことを願っておりますが(笑)、万が一のとき、このページがお役に立てれば幸いです。

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キッチン用品・生活雑貨家事とお手入れ暮らしのこと
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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