夏に漬けた梅干しの梅酢に生姜を漬けると「紅生姜」になります。
紅生姜は 輪切りにスライスしたり 千切りにしたりするなどいろいろな作り方がありますが、今回は、「生姜を皮付きのまま丸ごと漬ける方法」をご案内いたします。
梅干しづくりで余った梅酢は塩辛いため 使い道がなかなか思い付かないとお困りの方は、おためしになってみてください。
梅酢に漬けるだけ!美味しい紅生姜の作り方レシピ
用意するもの
・梅酢
・生姜(皮付き・梅酢が浸る量)
・塩(生姜の分量に対し4%)
・保存容器(煮沸消毒したもの)
・はかり
・電卓
※ 皮が厚い生姜を使われる場合は、皮をむいたり、スライスして漬けてみてください。
作り方(手順)
水洗いした生姜に塩をすりこみ ➡ 天日干し ➡ 梅酢に漬けこみます。
生姜をよく水洗いします
生姜を皮付きのまま、しっかり水洗いします。
すき間に入った土はブラシ等で取り除きます。
水気を切ります
ザルに上げて水気を切ります。
ペーパータオルなどで拭き取っても構いません。
塩の分量を決めます
水気を切った生姜に塩をすり込みます。
まず、生姜の重さをはかります。塩は生姜の分量に対して4%使います。
今回は生姜378gに対して4%の塩(15g)になります。
生姜に塩をすり込みます
塩をゴリゴリすりこみます。
塩を付けたまま天日干し
塩が付いたまま、生姜を天日に半日(約6時間)ほど干します。
ときどき裏返してまんべんなく天日に当てましょう。
このあと、塩を付けたまま 梅酢に漬けこみます。
生姜を梅酢に漬けます
煮沸消毒した保存容器の中に 先に生姜を入れ、あとから梅酢を注ぎます。
天日干しで付いている塩は取り除かずにそのまま漬けます。
生姜がヒタヒタになるまで注ぎ、フタを閉めて完成です。
1~2週間漬けて いただきます。
こちらが漬けてから約4か月経った生姜です。
優しく色付きました。
皮付き紅生姜は栄養満点
皮に栄養が集中している生姜
生姜は、皮に有効成分が集まっています。
ジンギベレン、ボルネオール、ファルネセンなどの「香り成分」、ジンゲロール、ショウガオールなどの「辛み成分」は、ほぼ皮の境目にありますので よほど傷んでいない限り、わが家は皮ごと漬けております。
梅酢エキス
梅酢に含まれるクエン酸は疲労回復の効果や、強い抗菌作用がありますので、美肌効果や老化の防止が期待できます。
梅酢で作った紅生姜の保存期間について
わが家の梅干しは、梅の重さに対して20%の粗塩を使っている高い塩分濃度の いわゆる「おばあちゃんの梅干し」です。
このくらい高い塩分濃度ですと常温保存で一年以上もっていますが、あなたが作られた梅酢の塩分濃度が低めの場合は、冷蔵保存をされると安心かと思います。
塩分が少ない梅酢に生姜を漬けこみますと、生姜から出る水分でカビが発生する場合がありますので、出来るだけお早めお召し上がりください。
まとめ
梅酢に生姜を漬ける「紅生姜」の作り方をご紹介いたしました。
このレシピは私の母が作っていたもので、皮付きの生姜をゴリゴリ塩でもみ、天日干ししたものを梅酢に漬けるだけのお手軽レシピです。
いろどりを良くするために皮をむいて漬けてももちろん構いませんが、生姜は皮に栄養が集中していますので、今回は皮付きで漬ける方法をご案内いたしました。
梅酢はとても塩辛いので、使い道がなかなか思い付かないとお困りの方は、おためしになってみてくださいね。
[参考サイト]
オリーブオイルをひとまわし「皮にこそ価値がある!?しょうがの皮は薄く剥け」