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パンチが効いた酸味!ニュージーランドのりんご「コル」をご紹介します

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ニュージーランドのりんご「コル」をご紹介いたします。

南半球に位置するニュージーランドは、季節が日本と反対になるため、りんごの旬が夏になります。

カジトラは、りんごの季節は冬!という固定概念があったのですが、先日コストコで試食してみたところ、あまりの美味しさに驚きました。

「コルりんご」はそのまま食べても美味しいですし、ジャムやりんごのお菓子作りに使っても重宝します。

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ニュージーランドの庭で偶然発見された「コル」

KORU (9)

コル(またはコルー)は偶然から生まれたりんごです。

ニュージーランドのGeoff Plunkettさんのお庭で、たまたま捨てた ふじりんごの種から生えた苗がりんごの木になり、実がなったことが発端です。

奥さまのMarilynさんは、偶然生えたりんごの苗に興味をもち、育ててみることにしました。

数年後りんごの果実が成り食べてみたところ、大変おいしいりんごであることを実感し、品種名を「Plumac」と付けました。

Plumacはしだいに評判になり、優秀な品種ということで注目されるようになります。

Plumacのもともとの種親は「ふじ」、花粉の親は「ブレイバーン」であることが遺伝子分析の結果判明しました。

コルは、当初Kotabaruというニュージーランドの前のヨーロピアン入植者の言葉(new beginning)という名前を商標名としていましたが、最終的に「KORU®」として世界へ展開するまでのりんごになりました。

「コル」は1袋2kg、コストコで1280円

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コストコの販売価格は1,280円で、手さげ付きの袋に入っています。数えてみると11個入っていました。

1個あたり116円。小ぶりです。お安くはないけれど、お高くもないという感じでしょうか。

季節外れに旬のりんごが食べられると思えば、そうお高くはないといった印象ですね。

コルの見た目

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ワイルドです。

ニュージーランド産ですが、もとは「ふじりんご」の親種で作られているので、遠くにジャパンを感じる見た目ですね。

コルの味

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コルの味わいは爽やかです。酸味のパンチが効いて、噛み応えがあります。

半分に切った断面図はパサパサしているように見えますが、実際はみずみずしくて、ジューシーです。

直径8cm・200グラム

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日本のふじりんごより、小ぶりなコルの直径は約8センチ。1個あたり約200~250グラムでした。

手で持つと「かたい」印象です。キュっと実が引き締まっています。

コルのロゴについて

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コルのロゴは、まだ展開がおわらない渦巻き状のシダの新芽を指しています。

これは、ニュージーランドの先住民マオリ族の言葉で、「新生」「成長」「力」「平和」の象徴で、貼ってあるシールのロゴは、これをモチーフにされています。

「コル」の変遷

コルは、小さな苗から20年にわたって大切に育てられ、国際的な生産を確立しました。

1994年 Plumac(コルの前身の品種名)が、Marilynさん、Geoffさんのお庭(バラ園)で発見されました。
1998年 りんごの試験的な栽培が広まりました。
2000年 りんごの評価と科学的なテストが始まります。農学試験の結果が良好。ニュージーランドの全土に試験的に木が植えられました。
2007年 大量に栽培されるようになり、国際的に消費者テストが始まりました。
2008年 2008年2月には、Plumaの木の試験が世界中に広がりました。
2010年 2010年11月、ついに「コル」ブランドとして、世界的な商標登録が始まりました。
2011年 ニュージーランドの南北の島々に植栽が始まりました。
2013年 アメリカへ初めて輸出が始まりました。アメリカの実施権者(ライセンシー)がワシントン州からニューヨーク州へ植栽を拡大します。
2015年 アメリカで初めて「コル」が販売されました。
現在 日本にも輸入されるようになりました。

参考サイト「KORU NEW ZEALAND」https://koruapple.nz/about-koru

りんごを使ったレシピ集

ニュージーランド産のりんごが手に入るようになったので、夏の暑い時期に旬のりんご料理を使った料理を作ることが出来るようになりました。。

カジトラでは、りんごを使ったレシピをご紹介しておりますのでご参考になさってください。

野村紘子さんのレシピ「りんごケーキ」

「りんごのコンフィチュール」

栗原はるみさんのレシピ「りんごジャム」

りんごの皮を「ぬか床」の捨て漬けに

すりおろして焼肉のタレにしても美味しいです

ひと手間かけて中濃ソースのレシピです

リンボウ先生の英国式スコーンです

まとめ:りんごにうるさいカジトラ評

KORU (2)

カジトラは信州長野出身ですので、りんごについては比較的うるさいタイプです(笑)。

コルは、ふじりんごのように蜜は入っていません。また日本のりんごのような芳醇な香りも控えめです。

しかし、食べてみてみると本物のリンゴだな~と感じます。

コルは、パンチが効いた甘酸っぱさで噛み応えがあります。このワイルド感たっぷりの味わいこそ、りんごの基(もと)と思います。

昨今りんごは品種改良がすすんで、上品で甘いものが多く出回るようになりましたね。そういったリンゴももちろん大好きですが、コルは昔ながらのリンゴを思い出させてくれました。

ニュージーランドのご夫婦のお庭で偶然生えたふじりんごの苗が、世界に広まったことを思うとロマンのある話ですね。

ニュージーランドの大地が生み出した果実「コル」を、夏の暑い時期におためしになってみてはいかがでしょうか。

[参考サイト]

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果物美味しいお取り寄せ食のこと
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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