初めて蒸篭(せいろ)でプリンを作ってみたところ、「す」が入らず 大成功いたしました。
先週から3回作ってみたのですが、一度も「す」が入らなかったので、蒸篭のおかげであることを確信しました。
この感動をお伝えしたいので、作り方をご紹介いたします。
材料は、たまご・牛乳・水・砂糖を混ぜて濾し、せいろでじっくり気長に蒸すだけです。
カラメルソースもお手軽にお作りいただけると思いますので、おためしになってみてください。
せいろで作るプリンのレシピ(4個分)
プリンの材料
・砂糖 50g
・牛乳 250g
・お好みで、バニラビーンズ 1/2本 またはバニラエッセンス 3滴
用意する道具
・蒸し用の鍋
・スケール(計量器)
・プリンを入れる容器 4個(せいろのフタが閉まる高さのもの)
・ボウル
・小鍋
・濾し器
プリンの作り方
たまご+砂糖を混ぜます
鍋またはボウルに、たまごを割り入れて、ほぐします。
つぎに砂糖を加え、たまごが泡立たないように混ぜ合わせます。
牛乳をあたためます
小さい鍋に牛乳を入れて火にかけ、沸騰する直前に火を止めます。
牛乳が温まってきたところに、お好みでバニラビーンズ1/2本(縦に切り中の種をこそげたもの)、もしくはバニラエッセンスを3滴たらします。
たまごと牛乳を合わせます
卵の鍋に牛乳を少しずつ、数回に分けて加えます。
ここでも泡立てないように、やさしく混ぜ合わせます。
プリン液を容器を流し入れます
濾し器を使い、プリンの容器に流し入れます。
せいろを置く鍋を沸騰させます
蒸篭(せいろ)を設置する鍋に、水を入れて火にかけ沸騰させます。
そのあいだに、蒸篭(せいろ)の中にプリンを流し入れた容器を置き、蒸すスタンバイをします。
とろ火~弱火で20分じっくり蒸します
鍋が沸騰しましたら、せいろにフタをして、とろ火~弱火で20分蒸します。
強火にかけますと、プリン液に熱が一気に伝わり、プリンがモコっとした仕上がりになる場合がありますので、じっくり気長に蒸しましょう。
蒸し具合を確認して更に20分
20分たちましたら せいろのフタをあけて、プリンの状態を確認します。
この時点ではまだ固まっていないと思いますので、さらに20分を目安に とろ火〜弱火で蒸します。
2段以上重ねて蒸した場合は、それぞれの蒸し具合をご確認ください。
プリン液がなくなれば出来上がりです
プリン液がなくなっていれば出来上がりです。
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
簡単!カラメルソースの作り方
次に、カラメルソース作りです。
「グラニュー糖」を使いますと、三温糖などより香ばしいソースに仕上がります。
カラメルソースの材料
・水 大さじ1
・熱湯 大さじ2
カラメルソース作りで使う道具
・金属製のザルなど
・木べらなど
カラメルソースの作り方
グラニュー糖+水
小鍋にグラニュー糖(40g)と水(大さじ1)を入れて溶かし、中火にかけます。木のスプーンを使わずに、小鍋をかたむけながら沸騰させます。
カラメル色になったら火を止めます
しばらくすると、カラメル色に焦げて泡が小さくなってきますので一度火を消します。
濃い色になるまで焦がしてしまいますと、固まりやすくなるので気を付けて。下の写真の色を目安になさってください。
ザルをのせて熱湯をたらします
火を止めましたら、小鍋の上に金属製のザルなどをのせ、熱湯(大さじ2)をポタポタと少しずつ垂らし、沸騰する音(ジュージューする音)がなくなるで待ちます。
※ 金属製のザルをのせるのは、鍋の中のカラメルソースが飛び散るのを防ぐためです。
熱湯を一度に入れますと、大さじ2杯とはいえ カラメルソースが勢いよく飛び跳ねます。
飛びはねたソースは非常に熱いので(経験者は語ります)、やけどに注意なさってください。
火を止めたままカラメルソースを混ぜます
小鍋の火を止めたまま、木べらで手際よく混ぜます。しっかり混ぜますとトロリとします。これでカラメルソースの完成です。
冷やし固めたプリンにやさしく垂らします。
カラメルソースの粗熱が完全にとれるまで待ち、プリンにかけます。
ソースがまだ熱いうちにかけますと、プリンが溶けたり、ソースが中に入り込んでしまう場合があります。
ちょっとチャレンジ!
ここから上級プリンに挑戦です。
カラメルソースを少しだけ「かため」につくり、プリンの上にかけて冷蔵庫でカチカチに固めます。
硬くなったカラメルをバーナーであぶりますとパリパリしてスイーツ店のようなプリンになります。
せいろでプリンを作るポイント
容器選び「せいろのフタが閉まる高さで」
プリンの容器は、せいろのフタが完全に閉まる高さのものをお選びください。
フタが完全に閉まりませんと、しっかり蒸すことが出来ません。
私は、フタを閉じる段階で容器が高すぎたことに気づき、「失敗しちゃった・・・」と思ったことが何度もありました(下の写真は失敗例です。苦笑)。
プリン液の気泡を簡単に取る裏ワザ
プリン液に気泡が入ってしまう場合は、清潔なペーパーで気泡をチョンチョンぬぐいますと簡単に取り除くことが出来ますので、おためしになってみてください。
気長に蒸すと「す」が入りません
蒸し時間について、20分+20分にてご案内しておりますが、容器や容量、火加減で蒸し時間が前後しますので、時々フタを開けて固まり具合を確認なさってください。
わが家は、超トロ火で1時間くらい気長に蒸す場合もあります。
蒸気でゆっくり蒸すことによって、プリン液が高温になるのが抑えられ「す」が入らなくなります。
ご参考:せいろを使うとプリンが水っぽくならない理由
せいろで作るプリンは水っぽくなりません。
なぜなら、せいろは「竹」で作られているからです。
竹の特長は、「抜群の吸水力」です。プリンを蒸している間中、せいろはずっと蒸気を吸い取っているためプリンが水っぽくなりません。
蒸している間 水滴をガードする必要がないため、アルミホイルやフキンをかぶせなくても良い理由はこのためなのです。
金属製の蒸し器で作るプリンは、アルミホイルや濡れふきんをかける場合がありますが、せいろは自分がふきんの役目を果たしてくれます。
まとめ
蒸篭で作るプリンのレシピを、ご案内いたしました。
🍮 カラメルソースは「グラニュー糖」
🍮 プリン液をこし器でこす
🍮 せいろのフタがぴったり閉まるプリン容器
🍮 弱火でじっくり気長に蒸す
🍮 プリンの容器にフキンをかぶせない(せいろのフタだけでOK)
🍮 せいろの中で粗熱を取る
この6つのポイントで「す」が入らない なめらかなプリンになりますので、どうぞおためしになってみてください。
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