カラメルソースの基本の作り方を、ご紹介いたします。
飴のように固まってしまったり、焦げて苦くならないよう、失敗なくお作りいただけるかと思いますので、おためしになってみてください。
・カチカチに固まらないように作ります。
・カラメルソースが飛び跳ねないように作ります。
簡単!基本のカラメルソースの作り方
材料(カップ2~4個分)調理時間15分
・グラニュー糖 40グラム
・水 大さじ1
・熱湯 大さじ2杯~
用意するもの
・小鍋 1個
・ザル、柄つきの濾し器(こしき)
・木べら
カラメルソースの基本の作り方
1.小鍋にグラニュー糖(40グラム)と水(大さじ1)を入れて 中火にかけます。小鍋をかたむけながら、沸騰させます。
沸騰させているとき、木べらでかき混ぜないようにします。
小鍋をかたむけて、数回ゆする程度にしましょう。
カラメルソースの基本の作り方(写真付き)
グラニュー糖+水
小鍋にグラニュー糖(40グラム)と水(大さじ1)を入れて、中火にかけます。小鍋を傾けながら沸騰させます。
かき混ぜないで沸騰させます
沸騰させているとき、木べらなどでかき混ぜないようにします。小鍋をかたむけ、数回ゆする程度にしましょう。火が強すぎるようでしたら、弱めてくださいね。
カラメル色になったら火を止めて
3~5分ほどで、「カラメル色」に焦げてブクブクした泡になってきましたら、一度火を止めます。
濃い色になるまで焦がしてしまいますと苦味が増して、固まりやすくなってしまうので気を付けます。
ザルをのせて熱湯をたらします
火を止めましたら、小鍋の上にザルまたは濾し器(こしき)をのせます。
熱湯(大さじ2杯~)を、ポタポタと少しずつ垂らして、沸騰する音(ジュージューする音)がなくなるまで待ちます。
火を止めたままカラメルソースを混ぜます
火を止めたまま鍋のソースを混ぜます。熱湯とソースがよく混ざってトロリとしたら、カラメルソースの出来上がりです
カラメルソースの粗熱を完全に取ります
カラメルソースの粗熱が完全に取れましたら、プリンにかけます。
ソースがまだ熱いうちにプリンにかけますと、プリンが溶けたり、プリンが破けてソースが中に入り込んでしまう場合があります。
これで失敗しない!カラメルソースを上手に作るコツ
カラメルソースが固まらないようにするコツ
1.飴のように固まってしまう原因は木べら(スプーン)です
飴のように固まってしまう原因は木べら(スプーン)にあります。
小鍋に材料を入れて火にかけたときに、木べらなどがカラメルに触れてしまいますと、溶けたグラニュー糖がその衝撃で結晶化しやすくなってしまいます。
したがいまして、火にかけた時は道具でかき混ぜずに、傾けて小鍋をゆするようにしましょう。
2.熱湯を入れたら手早くかき混ぜましょう
カラメルソースに熱湯を入れて沸騰する音がなくなりましたら、火を止めた状態で、手早くソースと熱湯をからめましょう。
この間、ソースの水分がどんどん蒸発して固まりやすい状態になっていますので、あらかじめ熱湯を用意しておきます。
カラメルソースが飛び跳ねないようにするコツ
ソースに熱湯を一気に入れてしまいますと、激しく飛び散り大変危険です。
小鍋に熱湯を入れるときは、必ず火を止めて、ポタポタと少しずつ入れましょう。
前の章でもご紹介しましたが、「ザル、濾し器(こしき)」を小鍋にのせて熱湯を入れますと、飛び跳ねを防御してくれます。
色が付き始めるとじきにカラメル色になります
ソースの加熱時間は色を見ながら調整してみてください。
色付き始めますと、じきにカラメル色になります。
粗熱が完全にとれたら、プリンにかけます
カラメルソースの粗熱が完全にとれてから、プリンにかけるようにします。
ソースがまだ熱いうちにプリンにかけますと、プリンが溶けたり破れたりする場合があります。
グラニュー糖と砂糖のちがいについて
この章では、グラニュー糖と 白い砂糖(上白糖)のちがいについて、ご紹介いたします。
グラニュー糖
純度が高く、淡白な甘みがある性質をもっています。
グラニュー糖はお菓子作りに向いていると言われているのは、「ほかの食材の味を邪魔せずに」甘みを付けることができるからです。
上白糖
上白糖はコクがあり、甘みが強いのが特徴です。
グラニュー糖に比べて吸湿性が高いので、しっとり作りたいカステラや和菓子に向いています。
まとめ
カラメルソースの基本の作り方をご紹介いたしました。
🍮 沸騰させるとき、木べらでかきまぜないで。
🍮 ザルなどで防御して熱湯を入れると飛び跳ねません。
🍮カラメルの粗熱が完全に取れてからプリンにかけます。
この3つのポイントをおさえておきますと、失敗することなく美味しいカラメルソースを作ることができるかと思いますので、おためしになってみてくださいね。