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害虫を寄せ付けず美味しく育つ!チンゲンサイとシュンギクのコンパニオンプランツ栽培

bok choy,chingensai

害虫を寄せ付けず美味しく育つ、チンゲンサイとシュンギクのコンパニオンプランツ栽培の方法についてご紹介いたします。

アブラナ科のチンゲンサイは、ヨトウムシやモンシロチョウ、コナガなどの被害にとてもあいやすい野菜で、害虫に食害されたチンゲンサイは株が弱り、美味しくなくなってしまいます。

チンゲンサイとシュンギクは共生作物(コンパニオンプランツ)の関係にあって、この2つを同じウネで栽培しますと害虫が寄り付かなくなります。

今回は農学博士の木嶋利男先生がご紹介されている栽培のポイントをご案内いたしますので、お役立ていただきましたらうれしく思います。

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チンゲンサイとシュンギクのコンパニオンプランツ栽培の効果

shungiku

害虫が寄り付かなくなる理由

シュンギクはキク科の野菜で、独特の香りもっています。

これを害虫の被害にあいやすいチンゲンサイと混植しますと、ヨトウムシやモンシロチョウ、コナガなどはシュンギクを嫌って寄り付かなくなり、野菜全体の害虫被害を軽減させることができます。

異なる科の野菜を育てても大丈夫

sowing seeds (1)

 

同じネで異なる科の野菜を栽培すると、どちらもよく育たなくなりそうなイメージがありますが大丈夫です。

農学博士の木嶋先生は、むしろチンゲンサイとシュンギクとの混植は美味しく育つとおっしゃっています。

チンゲンサイを混植すると、シュンギクに含まれている硝酸の濃度が減り、おいしくなります。またアブラナ科とキク科なので、肥料が競合しません。

引用「コンパニオンプランツで野菜作り 89頁」

チンゲンサイとシュンギクのコンパニオンプランツ栽培のポイント

品種選び

チンゲンサイ

品種は特に選びません。

シュンギク

葉を摘み取りながら栽培期間を延ばすことができる東日本で一般的な「株立ちタイプ」がおすすめです。

なお、西日本で一般的に栽培されているキクナ(大葉シュンギク)は、株元をカットして収穫するため 収穫期間を延ばすことができませんので、チンゲンサイと同じ時期に収穫できるタイミングに種まきすると良いでしょう。

種まき

chingensai,shungiku

チンゲンサイはシュンギクより10日ほど生長が早くなりますので、先にシュンギクの種をまき、追って(約10日後に)チンゲンサイの種をまいて収穫のタイミングを合わせます。

間引き

bok choy4

チンゲンサイ

・本葉1~2枚で2本に間引きします。
・本葉4~5枚で1本に間引きします。

最終的に株間を約10cmにします。

シュンギク

・本葉2~3枚で、株間5~6cmに間引きします。
・本葉7~8枚で、株間12cmに間引きします。

最終的に株間を約15cmにします。

収穫

チンゲンサイは、株ごと1回で収穫します。

株立ちタイプのシュンギクは、伸びてきた芽を摘み取り わき芽を伸ばして数回収穫し、最後に株ごとまとめて収穫します。

チンゲンサイのコンパニオンプランツ

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チンゲンサイのコンパニオンプランツは、シュンギクのほかにもいろいろあります。

本ページ最後の関連記事「チンゲンサイのコンパニオンプランツ|異なる科の野菜で害虫忌避して美味しく栽培」を、ご参考になさってくださいね。

まとめ

bok choy3

チンゲンサイとシュンギクのコンパニオンプランツ栽培の方法についてご紹介いたしました。

キク科のシュンギクの独特の香りで、害虫を寄せ付けず美味しく育てる栽培法です。

この方法は、農学博士の木嶋利男先生がご紹介されている栽培ですのでご参考にしていただきましたら幸いです。

[関連記事]

チンゲンサイのコンパニオンプランツ|異なる科の野菜で害虫忌避して美味しく栽培

[参考文献]

木嶋利男著 コンパニオンプランツで野菜づくり (ひと目でわかる図解)(主婦と生活社)

木嶋利男著 決定版 コンパニオンプランツの野菜づくり (育ちがよくなる! 病害虫に強くなる! 植え合わせワザ88) (家の光協会)

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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カジトラ