ブロッコリーの生長が促進するコンパニオンプランツ「クローバー」の栽培方法を、ご紹介いたします。
今回ご案内する「クローバー」は食することは出来ませんが、ブロッコリーの生長を促し、害虫を寄せ付けない効果を発揮し、最後に「緑肥」として次の野菜作りに役立つコンパニオンプランツです。
この栽培は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されている大変興味深い方法ですので ご参考にしていただきましたら幸いです。
生長促進!ブロッコリーのコンパニオンプランツ「クローバー」の栽培方法
土を肥沃にする効果
ブロッコリーは肥沃な土、とくに窒素分を好む野菜です。
クローバーは 空気中の窒素分を固定して土の中へ放出するマメ科の植物ですので、ブロッコリーと相性がよく、混植することによって生長を促進させる効果があります。
害虫を寄せ付けない効果
農学博士の木嶋利男先生によりますと、クローバーの「アレロパシー効果」によって、アブラムシやヨトウムシなどの害虫がブロッコリーに寄り付かなくなるのだそうです。
マルチの代わりになるクローバー
クローバーは、畝を覆うように成長しますので、土を保湿します。
そのためマルチの代わりになります。
最後は「緑肥」としてして役目を果たすクローバー
ブロッコリーを収穫した後のクローバーは、土にすき込みますと肥料となり、次に栽培する野菜への土づくりに貢献します。
ブロッコリーとクローバーのコンパニオンプランツ栽培のポイント
品種選び
🥦ブロッコリー
ブロッコリーの品種は特に問いません。
🍀クローバー
木嶋先生は、1年ごとに枯れて雑草化しない「赤クローバー(クリムソンクローバー)」をおすすめされています。
種まき
1.クローバーの種をまきます。
水はけがよくない畑の場合は、ウネを20cmほどの高めに立て、クローバーの種をウネ全面に「ばらまき」します。
2.ブロッコリーの苗を植え付けます。
2週間後に ブロッコリーの苗を植え付けます。
この時期にはクロバーの双葉がウネ一面に開いていますが、クローバーは丈夫ですのでその上を踏みつけても構いません。
ブロッコリーの収穫
ブロッコリーはてっぺんの「花蕾(からい)」を収穫します。
収穫した後はわき芽が伸びて、ふたたび花蕾が付きますのでそれを収穫することができます。
クローバーの後処理
ブロッコリーを収穫したあとのクローバーは、処分せずに土にすき込んでおきますと、緑肥となり土を肥沃にします。
ブロッコリーのコンパニオンプランツ栽培
ブロッコリーは、野菜をコンパニオンプランツとして育てることも出来ます。
本ページ最後の関連記事「ブロッコリーのコンパニオンプランツ|害虫忌避・生長祖促進効果のある野菜をご紹介します」を、参考になさってください。
まとめ
ブロッコリーの生長が促進するコンパニオンプランツ「クローバー」の栽培方法について、ご紹介いたしました。
クローバーは、ブロッコリーの生長を促し、害虫を寄せ付けない効果を発揮し、最後に「緑肥」として次の野菜作りに役立つコンパニオンプランツです。
この栽培は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されている大変興味深い方法ですので ご参考にしていただきましたら幸いです。
[参考文献]
木嶋利男著 コンパニオンプランツで野菜づくり (ひと目でわかる図解)(主婦と生活社)
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[赤クローバーの種]