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キュウリ栽培の裏ワザ!木嶋先生に学ぶ「株元連続まき」

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されているキュウリ栽培の裏ワザ、「株元連続まき」をご案内いたします。

キュウリを栽培されたことがある方は、1株あたりの収穫期間が意外に短いと感じられたことはないでしょうか。

今回ご紹介する栽培は、キュウリがネットの中断まで育ったタイミングで、株元に次の種をまき、若い株に更新してゆきます。

この方法でキュウリを育てますと、草勢が強くなり 生育が旺盛になると言われていますので、参考になさってください。

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キュウリ栽培の裏ワザ!木嶋先生に学ぶ「株元連続まき」

老化が早いキュウリ

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キュウリは株が若い「主枝」から実を収穫しているうちは 草勢が強く、まっすぐで質の高い実を収穫することが出来ます。

また、病害虫もあまり発生することもありません。

ところが、キュウリは株の老化が早いため、「側枝」から収穫する時期になりますと、草勢が弱くなり病害虫が出てきます。

木嶋先生の裏ワザ「株元連続まき」

農学博士の木嶋利男先生は、老化が早いキュウリの性質を考慮した裏ワザ「株元連続まき」を紹介されています。

最初のキュウリの株が元気に生育しているうちに、次の株の種を株元にまき、途中で若い株にバトンタッチする方法です。

このような栽培を行いますと、長期にわたって質の高い実を収穫し続けることが出来るようになります。

長期間収穫できる「キュウリの株元連続まき」

スタート時点のキュウリの苗

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一番最初に植えるキュウリの苗は、普通栽培と同じように準備し、植え付けます。

キュウリの種

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株元連続まきに使用するキュウリの種は、主枝の各節に実が付く「節なり系」の品種を使います。

節なり系🥒とは?
生育の初期から連続して雌花のみが咲くタイプのキュウリです。
スタート時点からたくさん実を付け、子づるなどの側枝はあまり伸びません。
反対に、伸ばしたツルの節々に雌花と雄花が咲く「飛び節なり」というタイプもあります。

株元連続まきの方法

種まき

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一番最初に植えたキュウリの株が ネットの中断まで育ちましたら、株元にキュウリの種を1穴に3粒まきます。

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発芽し、本葉が伸びてきましたら、間引いて1本にします。

古い株について

古くなったキュウリの株は、主枝の収穫が終わりましたら側枝からは収穫せず、株元をカットします。

この時、根っこを引き抜かずに残しておくことがポイントです。

新しいキュウリの株の根は、古い株の根に沿って伸び、根をより深く広域に伸ばすことが出来ます。

更に次の種をまくことも出来ます

株元連続まきは 1度だけでなく、更に次の種をまいて育てることが出来ます。

キュウリの株元連続まきのメリット

みずみずしい果実を長期間収穫

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若い主枝に実を付けるキュウリは、質が高くみずみずしく美味しいものが生りなります。

キュウリの株元連続まきは、主枝になる果実のみを収穫し、側枝になる果実は収穫せず、次の株に更新しますので、常に美味しい実を長期間収穫することが出来ます。

病害虫が少ないメリットも

新しい株の根は、古い株の根に沿って伸びて育ちますので、根がいっそう深く広い範囲に伸ばすことが出来ます。

そのため 草勢が強くなり、病害虫もほとんど発生しなくなります。

まとめ

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、キュウリ栽培の裏ワザ「株元連続まき」について、ご案内いたしました。

キュウリを連続して栽培することで、根がより深く、広域に伸ばすことが出来るようになりますので草勢が強くなり病害虫もほとんど発生しなくなると言われいています。

この方法は 無農薬でも健全に栽培することが出来ると言われていますので、参考になさってください。

[節なりキュウリの種]

[参考文献]
木嶋利男著「伝承農法を活かす 野菜の植えつけと種まきの裏ワザ 」

[関連記事]
生育旺盛になるキュウリの直播(じかまき)|栽培のポイントについてご紹介いたします

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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