トマトのコンパニオンプランツ栽培を行っております。
2020年からトマト栽培を始め、種まきも挑戦しておりますが、なかなか立派な苗に育てることができず苦戦しております。
毎年、失敗続きではありますが、2023年からトマトの連作にも挑戦しておりますので、参考になさってください。
トマトのコンパニオンプランツ「相性の良い作物」
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、トマトと相性が良い作物(コンパニオンプランツ)を、ご案内いたします。
ラッカセイ
マメ科のラッカセイの根に付く根粒菌が土を肥沃にする効果があります。また、マルチの代わりにもなって土の保湿や乾燥を防ぐ役目も果たしてくれます。
ニラ
ニラは、トマトの代表的な土壌病害「萎凋病(いちょうびょう)」の病原菌を減らす効果があると言われています。
また、ニラの独特の香りでアブラムシなどの害虫を寄せ付けない効果が期待できます。
バジル
トマトとバジルの組み合わせは、家庭菜園の定番ですね。
バジルの香りは害虫を寄せ付けない役目を果たしてくれます。
またバジルは土の水分をたっぷり吸う性質がありますので、トマトが水っぽくならずに甘くなる効果もあります。
2020年_トマトのコンパニオンプランツ栽培日記
今年のトマト栽培はコンパニオンプランツと混植しようと思っています。
トマトのコンパニオンプランツは土を肥沃にしたり、害虫を寄せ付けない効果があり、トマトを単独で育てるよりメリットがあるそうですので、今から楽しみにしています。
トマトの品種
家庭菜園初心者のため、トマトを種からまくのは不安でいっぱいですが、苗で販売していない品種を購入できるのは嬉しいです。
去年苗で栽培したトマトはあまり甘さがなかったので、今年は甘い品種にこだわってホームセンターで種を買ってきました。
フルティカ
最高級のフルーツトマトと言われている中玉トマトで、1袋500円くらいでした。
・糖度が高く、果実が滑らかで食感が良い
・1玉あたり40~50グラム前後。
・果皮が薄く果肉は弾力性がある。
・果実が裂けにくい
・葉かび病など病害に強く作りやすい
あまうまトマト
次々と実がなり簡単に栽培できる大玉トマトで、こちらも1袋500円くらいでした。
・糖度が高く、授粉しなくても花が咲くだけで実が膨らむ
・たくさん収穫できる省力型
・1玉あたり150グラム前後
・色づきが良くとても美味しい
トマトの種まきの時期
トマトの種まきの時期は、地域によって異なります。
寒冷地 3月中旬~5月上旬
温暖地 3月上旬~5月上旬
暖地 2月下旬~5月下旬
トマトの生育適温
トマトの生育適温は品種により多少の違いはありますが、20~30℃の環境で育てます。
私は関東在住で種まきの時期はまだ寒いため、室内で育てることにしました。
トマトの種まき
それではいよいよ種まきに挑戦です。
トマトの種まきの方法はいろいろありますが、農学博士の木嶋利男先生の本を見て種をまきました。
種まきに必要なもの
・野菜栽培用の土
・ポリポット
・水を入れたスプレー
畑の土は病原菌や害虫の卵などが潜んでいる心配があるため、今回は野菜栽培用の土に種をまきました。
土は1袋25リットル入りで600円ほどでした。
トマトの種のまき方
2020年は、3月中旬にトマトの種をまきました。
ポリポットに土を入れます
土に水スプレーを吹きかけます
トマトの種はとても小さいので、種まきした後にジョウロで水やりするとタネが流れ出てしまう心配があります。
そのため種まきの前にポットにスプレーで水を吹きかけて土を湿らせました。ジョウロで十分に土を湿らせる方法でも良いかもしれません。
ポットにタネを3粒
トマトの種です。
果実を食べている時は気にしていませんでしたが、とても小さいですね。
トマトのタネは嫌光性種子で日当たりを嫌いますが、タネを深く埋めてしまいますと発芽しないので、土の上に置いて軽く土をかける程度にしました。
ポットの土の上に3粒タネを置きます。
土を軽くかけます。このさじ加減がどうも難しいのです・・・。
しっかり鎮圧します
土をかけたら指でしっかり鎮圧するのがポイントです。
室内で育てます
ポットを部屋に入れて育てます。土が少し乾燥したら軽く水スプレーします。
タネまきのポイント
私が利用しているシェア畑のアドバイザーさんの助言と、農学博士の木嶋利男先生の本で共通するポイントをご紹介しますと、タネをまいたら土を覆い、しっかり鎮圧することでタネが皮を脱ぎ捨てられる適度な土圧をかけます。
タネまきに適した土の状態
土がお団子を作れるくらいのしっとりした湿り気の状態が、タネまきに適しています。
鎮圧して病気予防
しっかり鎮圧して発芽がそろえば病気にかかる心配がなくなります。
鎮圧が甘いと子葉に皮がくっついたまま発芽しますので、病気になる危険性が高くなります。
トマトの発芽
トマトをはじめとする野菜の発芽は、おおよそ3~7日ほどで発芽します。
環境によって前後しますが、2週間たっても芽が出ない場合は発芽の可能性が低いので再まきします。
種まきから3週間(4月上旬)
トマトの種をまいて3週間経ちました。
残念ながらポット1個だけ芽が出ただけです(涙)。
陽当りの良い室内に置いておいたのですが、気温と地温が低かったのでしょうか。ちょっと絶望的な状態です。
唯一芽を出したポットです。ヒョロリとか弱い芽が2本だけ。
上の写真は別のポットです。種のカラがくっついて発芽しました。
木嶋利男先生の本によりますと、鎮圧が甘いと子葉に皮がくっついたまま発芽するのだそうです。
種まきから2か月後(5月中旬)
今年のトマトの種まきは失敗に終わりそうと思っていたところ、種まきをして2か月近くになり、すべてのポットから芽が出ました。
発芽率100%で嬉しいですが、ウネの植え付けに間に合ったものはたった2苗でした。
残りは第二弾の植え付け(6月頃)まで育てることにし、ホームセンターで甘いトマトの苗を買ってきました。
上の写真の左の列がトマトです。
あの小さな種が2か月近くも無事だったことに驚いています。
種というものは、発芽条件(気温・地温・湿度など)が整うと、芽を出してくれるものなのだということを学びました。
苗の植え付け「4月下旬」
4月の下旬にトマトの苗を4本植えました。
そのうち2本は種からまいて育てた苗、残りの2つはホームセンターで購入してきました。
ニラと一緒に植えました
農学博士の木嶋先生の本にならい、ニラの根とトマトの鉢底を密着させて植え付けました。
2020年6月
苗の植え付けから2か月近くたちました。
わかりづらいかもしれませんが、左の大きな株が苗で購入したトマト、右が種まきしたトマトです。
苗で購入したトマト
実が付き始めました。
種まきしたトマト
種まきから始めたトマトは草丈が低いものの、立派に実を付けています。
今のところどちらもあまり弱った様子はなく、順調に育っています。
1本仕立てで育てていますので、わき芽が出てきたら摘んでいます。
また、最初に実が付いた下の茎は取り除き、スッキリさせて風通しをよくしています。
2020年8月
長かった梅雨が明け、トマトが元気になってきたようです。
上の写真右が種まきしたトマト、左が苗から植え付けたトマトです。
ほとんど同じ草丈になり、2mの支柱を越えるほどになりました。そろそろ 一番てっぺんの生長点をカットしようと思います。
トマトの木が大きくなって、2本の木をうまく写真に収められません(笑)。
甘いトマトの種を選んだ甲斐があってか、非常にコクのある美味しいトマトを収穫しています。
2020年_トマトのコンパニオンプランツ栽培日記
2020年から4年も間を開けてしまいましたが、2024年はトマトのコンパニオンプランツ栽培日記をご紹介してゆこうと思います。
2024年3月
2024年3月9日
2023年に自家採取したトマトの種をまきました。
品種は「ステラミニ」という固定種などです。
育苗箱に種をまいて水をたっぷり与え、日の当たる室内に置いて発芽を待ちます。
自家採取した種ばかりですので、芽が出るか不安ではありますが挑戦です。
2024年3月17日
一週間ほどで、発芽しました。
昨年購入したトマトの種と、昨年自家採取した種とでは、やはり購入した種のほうが発芽率が良いようです。
透明シートで、簡易的に温室のような状態にしておりますが、室内の育苗は徒長が心配です。
2024年3月27日
発芽したトマトの芽ですが、比較的 日差しが入る所に置いているものの、やはり徒長してしまいました。
本葉が出ていないので、鉢上げするにはまだ早そうです。
そこで、卵のパックに移植して、伸びすぎた胚軸(茎の部分)を土に埋めてみました。
2024年4月
2024年4月2日
4月になりました。
徒長したトマトの胚軸(茎の部分)を土に埋めて育てています。
弱々しくも、本葉が出てきました。このままガンバッテほしいです。
しかし、今年は晴れの日が少ないです。なかなかお日様の光を当ててあげられていません。
2024年4月5日
※ 昨年と同じ畝で連作します。トマトの株元の植物はコンパニオンプランツのニラ。
近所の直売所で元気そうなトマト苗が売られていたので、思わず購入してしまいました。
売っていた品種は、千果、アイコ、フルティカで、トマト栽培愛好家の心をつかむものばかりでした。
トマトの苗は、買ってからすぐには植え付けず、2~3日 外に出して寒さや風に慣れさせました。
そして、前年と同じ畝に植え付けました。わが家は トマトを始め、すべての野菜は連作に挑戦しております。
2024年4月20日
購入したトマトがとても大きくなりました。
植え付けた当初は、支柱の半分程度の草丈でしたが、2週間で支柱と同じくらいまで伸びたのです。
しかしながら、葉に黒い斑点が出てしまいました。
連日の雨降りが原因なのか、なんなのか。
調べてみたところ、寒さにさらされたことによるものかもしれません。
幾分心配ではありますが、生長点の状態は良さそうなので、あまり気にしないで、このまま観察してゆこうと思います。
2024年5月
2024年5月2日
5月になりました。
購入したトマトが実を付けました。
毎年、トマトのコンパニオンプランツ栽培を行っておりますが、栽培の初期に実を付けるトマトは本当にかわいく思います。
2024年6月
6月になり、トマトが色づいてきました。
4月頃、黒くなっていた葉は取り除いて育てています。
コンパニオンプランツのニラも、旺盛に育っています。
—引き続き、更新いたします—
まとめ
野菜作りの初心者が、トマトを種まきから始めてコンパニオンプランツ栽培に挑戦しています。
このページを随時更新してまいりますので、ご参考にしていただきましたら幸いです。
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[参考文献]
木嶋利男著「育ちがよくなる! 病害虫に強くなる! 植え合わせワザ88 決定版 コンパニオンプランツの野菜づくり」
野菜づくりBOOK(サポート付 貸農園 シェア畑
[トマトの種]
[シェア畑公式サイト]
https://www.sharebatake.com