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知って得する「野菜の種まきのコツ」1粒ずつまく野菜・集団でまく野菜をご紹介いたします

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家庭菜園で野菜の栽培が楽しくなってきますと、種まきから苗を育ててみようと思われる方もいらっしゃると思います。

今回は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されている「種まきから始める苗づくり」について、ご案内いたします。

野菜によって、種を1粒ずつまくもの、集団でまいたほうが発芽率が上がるものをご紹介いたしますので、参考になさってください。

 野菜の種は、ばらまき、点まき等というまき方がありますが、今回は野菜の特性に合わせたまき方についてご案内いたします。
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知って得する「野菜の種まきのコツ」

野菜づくりは苗7分作

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農学博士の木嶋利男先生は、次のように述べられています。

野菜栽培において苗づくりは大切な作業で、「苗5分作」「苗7分作」といわれるほどです。

引用 木嶋利男著「伝承農法を活かす 野菜の植えつけと種まきの裏ワザ」169頁

苗5分作、苗7分作とは、昔から語り継がれている言葉で、「作物は、苗づくりによって作柄の50%(または70%)が決まる」という意味です。

苗づくりはそれほど重要であり、且つ力を入れる作業なのですね。

野菜の種まきのコツ

野菜の種は、ばらまき、点まき等というまき方がありますが、今回は野菜の特性に合わせたまき方についてご案内いたします。

種まきの方法 作物
集団で種まき ナス科(トマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、パプリカなど)
アブラナ科(ブロッコリー、キャベツ、ダイコン、コマツナ、カブなど)
セリ科(ニンジン)
ヒユ科(ホウレンソウ)
1粒ずつ種まき ウリ科(キュウリ、カボチャ、スイカ、ゴーヤなど)
種どうしの間隔を空ける ハクサイ

集団で種まきする野菜

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木嶋先生によりますと、野菜の中には集団で種をまかれることで発芽や生育がよくなるものがあります。

夏野菜のトマト、ナス、ピーマン、秋冬野菜のブロッコリーやキャベツなどを播種箱にまく際は、間隔を狭くしてまきます

これらの野菜は、苗どうしが助け合いながら土の中に根を伸ばしてゆきますので、1株で植えるより生育がよくなります。

※集団で種をまいた場合、混み合いますので間引きが必要になります。

1粒ずつまく野菜

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キュウリ、カボチャ、スイカなどは、集団で種まきされることを嫌がります。

ウリ科野菜の種は、発芽しますと 胚軸についたペグ(突起のようなもの)で種皮を外して地上に伸びますので、種と種がぶつからないよう1つのポットに1粒ずつまきます。

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なお、2粒ずつまいて発芽後に間引きをする場合も、種と種がぶつからないように平行に種をまきます。

種どうしの間隔をあける

ハクサイも集団で種まきされるのを嫌う野菜ですので、種どうしの間隔をあけてまきます。

種をまく場所と土について

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種をまく場所は、野菜の特性に合わせて大きく3つに分けることが出来ます。

・播種箱
・ポリポット
・畑などに作った播種床

種まきに使う土は、肥料成分の少ない清潔な土を使います。

発芽して、本葉が1.5枚~2枚になりましたら、たい肥や有機質肥料がよくなじんだ土の入ったポットに鉢上げ(はちあげ=苗床から鉢に植え替える作業)します。

まとめ

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている「種まきから始める苗づくり」について、ご案内いたしました。

野菜は、種を1粒ずつまくもの、集団で種まきしたほうが発芽率が上がってよく育つものがあります。

野菜それぞれの特性を知ったうえで種をまきますと、野菜づくりがより楽しくなりそうですね。

[関連記事]

基本の種のまき方「点まき・すじまき・ばらまき」をご紹介します

[参考文献]

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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