農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、大根と人参の後作におすすめの野菜「水菜」の栽培ポイントについてご案内いたします。
養分の少ない土壌で栽培した水菜は、歯ごたえのある美味しいものになると言われています。
この育て方は「不耕起栽培」と呼ばれ、根菜類の跡地を耕さずに水菜を育てる、木嶋先生のアイデア栽培ですので、参考になさってください。
大根と人参の後作におすすめの野菜「水菜」木嶋先生のアイデア栽培
大根・人参の後作に水菜を繰り返す栽培
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている水菜の栽培スケジュール例は、次のとおりです。
シーズン | 作物 |
春 | 水菜の収穫 |
夏 | キュウリなどの夏野菜の栽培 |
秋 | 大根・人参の種まき~収穫 |
冬 | 水菜の種まき~収穫 |
大根・人参、水菜は低栄養の土壌で育てますと美味しいものが採れますので、これを繰り返し(連作)ます。
大根・人参の収穫後、畝を耕さない理由
大根・人参を収穫した後、畝を耕さずに水菜を栽培する理由は、主に大根や人参の細根が土の中に残ることにあります。
これにより、水菜が根を効果的に伸ばしやすくなり、良好な生長が期待されるからです。
大根・人参の後作「水菜のアイデア栽培法」
水菜栽培のスタート時期
水菜の種まきは、大根・人参を収穫した12月に行います。
もともと低栄養で栽培していた畝ですので、水菜の栽培に向いています。
大根・人参の収穫
大根、人参を収穫しましたら、耕さずそのままにします。
水菜の種まき
大根・人参を引き抜いた穴に土を入れて埋め、その脇に水菜の種をまきます。
種をまいたらビニールトンネルで保温して、発芽後に間引いて1本立ちにします。
間引きをした水菜の苗
間引いた水菜の苗は、移植することができます。
畝のすき間に植え直して、株数を増やすことできます。
株元を残して収穫
水菜の地際で刈り取らず、株元を1~2cm残して収穫しますと、再生してもう一度収穫することができます。
まとめ
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、大根と人参の後作におすすめの野菜「水菜」の栽培ポイントについてご案内いたしました。
大根と人参を収穫した跡地を耕さずに水菜を育てる 木嶋先生のアイデア栽培ですので、参考になさってください。
[参考文献]