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ホウレンソウの栽培のコツ|木嶋先生に学ぶ、失敗しない育て方

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、「ホウレンソウの栽培のコツ」について、ご案内いたします。

発芽させるのが難しく、土の酸度によって生長が左右されるホウレンソウは、葉物野菜の中でも栽培の難易度が高いと言われていますが、木嶋先生の失敗しない育て方をご紹介いたしますので、参考になさってください。

※ 画像は全てイメージです

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ホウレンソウの栽培のコツ|木嶋先生に学ぶ、失敗しない育て方

農学博士の木嶋利男先生は、野菜は原産地と似たような環境で栽培すると、育ちやすくなりますと、紹介されています。

ホウレンソウの原産地

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ホウレンソウの原産地は、カスピ海を中心とした中央アジア・コーカサス地方で、周りに草がほとんど生えていない痩せた土地に、原種がポツポツと自生しています。

ホウレンソウの育ち方

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ホウレンソウは 発芽をすると、地下にある水脈をもとめて直根をスっと伸ばします。

発芽初期の頃は集団で育ちますが、ホウレンソウは周囲の植物や自分の仲間をも排除し、ひとりで大きく育つ性質があります。

日本への伝来

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ホウレンソウは、シルクロードをわたり16世紀頃に東アジアに伝播して、日本へは17世紀(江戸時代の初め)に「東洋種」が入り、その後 ヨーロッパから「西洋種」が入ってきました。西洋種の伝来は、大正時代末期~昭和初期と言われています。

ホウレンソウの「東洋種」と「西洋種」

葉が薄く、切れ込みの深いものが東洋種の特徴です。

一方で、西洋種は 葉が厚く、切れ込みの浅いのが特徴です。

東洋種、西洋種、一代雑種は、農林水産省のページを参考になさってください。

木嶋先生に学ぶ、ホウレンソウの栽培のコツ

ホウレンソウの種まき時期

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ホウレンソウは、春と秋に種をまくことが出来ます。

春まきの場合、品種はトウが立ちにくい「西洋種」がおすすめです。

木嶋先生に学ぶ、土づくりのポイント

ホウレンソウ栽培は、肥沃な土を準備します。

菌根菌きんこんきん植物の根に共生して生育する微生物の総称)と共生することが出来ないホウレンソウは、自分の力で養分を集めます。

そのため、やや未熟な堆肥や有機質肥料を施して土づくりをします。

ホウレンソウは、酸性の土壌を苦手としますので、有機石灰などを施したトマトの跡地で栽培するのがオススメです。

水はけの悪い
粘土質の畑
砂質の畑
中間的な畑
畝の高さ 約15cm 約5cm
元肥 ・牛ふん堆肥2kg/㎡
・油カス200g/㎡
2割減 2割増
追肥 ・油かす30g/㎡ 収穫の2~3週間前に株間に施しておきます

木嶋先生に学ぶ、ホウレンソウの種まきと発芽後のポイント

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※ かたい皮に覆われたホウレンソウの種

ホウレンソウの種は、かたい皮に覆われた種と、ネーキッド種子という皮をむいて裸にした種があります。

発芽率はネーキッド種子のほうが格段に上がります。[参考商品]ホウレンソウ 種 【 発芽一番 】 ネーキッド8ml(約780粒) ( ほうれん草の種 )

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ホウレンソウは、発芽の途中で乾燥してしまいますと、枯死してしまう場合がありますので、乾燥させないために、播種後にしっかり踏みつけ土と種を密着させて鎮圧します。

なお、土が濡れすぎている場合は、種は息が出来なくなり(酸欠になり)ますので、土の湿り具合はお団子が握れる程度のかたさが適当です。

かたい皮の種は、2cm間隔で条まき(もしくは すじまき)して間引きながら育てます。ネーキッド種子は15cm間隔で点まきします。

木嶋先生に学ぶ、ホウレンソウの追肥について

木嶋先生がおすすめされているホウレンソウの追肥の方法は、最初から窒素分が多すぎますと美味しくなくなりますので、元肥は控えめにして、「追肥」で育てます。

収穫の2~3週間前に追肥を行いますと、美味しく保存性の高い、良質なホウレンソウを採ることが出来るのだそうです。

特に、春まき栽培はこの追肥が大事で、養分がなくなると生殖生長のスイッチが入り、トウが立ってしまいます。

まとめ

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農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、「ホウレンソウの栽培のコツ」について、ご案内いたしました。

発芽させるのが難しく、土の酸度によって生長が左右されるホウレンソウは、葉物野菜の中でも栽培の難易度が高いと言われていますが、木嶋先生が紹介されている育て方をおためしになってみてください。

[参考文献]

木嶋利男著「野菜の性格 アイデア栽培」

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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