生姜の天日干しの作り方をご紹介いたします。
スライスした生姜を干すだけですので、簡単にお作りいただけるかと思います。
乾燥生姜は生より身体がポカポカ温まる効果があるとも言われていますので、おためしになってみてください。
干すだけ簡単!生姜の天日干しの作り方
用意するもの
・生姜 適量
・ザル
・ミルなど(生姜が乾燥してから使います)
・フタ付きのビン(〃)
作り方
生姜をよく水洗いして水気を切ります
ブラシなどで生姜のすき間の土やホコリをかき出してよく洗いましょう。
薄くスライスして天日干しします
乾燥しやすくするために、薄めにスライスしましょう。
重ならないようにザルに並べて、カラっと晴れた日に5日ほど干し、夜は室内に取り込みます。
天日干しの翌日の様子(2日目)
上の写真は天日干しをした翌日の生姜です。
1日だけで、ずいぶん乾燥してきました。
天日干しの様子(5日後)
天日干しをはじめて5日経ち、カラカラに乾燥しました。
水分が抜けた生姜は、とても小さくなります。
乾燥生姜の保存方法
細かく粉砕して瓶に保存
乾燥した生姜をミルなどで細かく粉砕し、瓶に入れて保存しますと長持ちします。
よく乾燥させていますので、何か月も使うことが出来ます。
わが家はだいたい2~3か月で使い終わりますが、たくさん乾燥させた時は1年ほどずっと使っていることもあります。
乾燥生姜の使い方
わが家は乾燥した生姜パウダーを、生の生姜と同じあつかいで幅広く使っております。
パウダー状の生姜は、水分が抜けて凝縮されています。
たくさん入れすぎますと香りが強くなりますので、気持ち少なめに使われると良いでしょう。
チャイ
わが家はチャイの調味料として生姜パウダーを使っています。
レモンティー・ハーブティーなど
レモンティーやハーブティーなどにほんの少し入れますと、スパイシーな味わいを楽しめます。
料理に
料理にも幅広く使うことができます。
スイーツに
個人的に乾燥フルーツと生姜のコンビを好みますので、ケーキを焼くときに入れることもあります。
生より身体がポカポカ温まる乾燥生姜
乾燥させた生姜は、生より身体がポカポカ温まると言われています。
これは私も実際に感じておりまして、すりおろし生姜でチャイをいただく時より、乾燥生姜を入れたときのほうが、ポカポカするような気がします。
食品医学研究所さんのサイトによりますと、生の生姜に含まれる「ジンゲロール」という成分は、おもに手足などの末端部の皮膚血管を広げる作用があり手足が温まりますが、汗をかくと身体の芯の温度(深部体温)を下げてしまうのだそうです。
一方で、生姜を乾燥させることによりジンゲロールの一部がショーガオールという成分に変化し、これが強心作用(心臓から押し出す血液量を増やす作用)が促進して身体の芯の血流を増やして深部で熱を発生させます。
乾燥生姜は、ジンゲロールとショウガオールの両方が同じレベルで働くようになりますので、身体全体が温まると作用があるのだそうです。
まとめ
生姜の天日干しの作り方について、ご紹介いたしました。
しっかり乾燥させた生姜をミルで粉砕させて保存しますと、一度の手間で数か月お使いいただけますので、おためしになってみてくださいね。
乾燥生姜は、生のものより身体がポカポカ温まる効果もあると言われていますので、特に寒い季節に活躍するでしょう。
参考:食品医学研究所サイト