農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、「春ジャガイモと、秋ジャガイモの収穫する時期について」ご案内いたします。
じゃがいもの収穫時期は、春作と秋作とでそれぞれタイミングが異なりますので、参考になさってください。
収穫時期のタイミングが異なる、春作ジャガイモ・秋作ジャガイモ
春作ジャガイモの収穫時期
春作のジャガイモは、収穫するタイミングが2パターンあります。
パターン1:遅どり
春植えのじゃがいもは、地上部が完全に枯れてから(葉が黄色→茶色になってから)掘り上げます。
農学博士の木嶋利男先生によりますと、ジャガイモの葉が完全に枯れてから収穫したものは、養分がイモに集中して甘くなり、保存性も高くなりますので長期間保存することが出来ます。
パターン2:早どり
地上部が黄色くなってすぐに収穫した場合は、早くからじゃがいもを食べることが出来ますが、保存性はあまりよくありません。
秋作ジャガイモの収穫時期
秋作ジャガイモは、葉が枯れたら すぐに掘り上げるのが ポイントです。
寒くなり、地上部が枯れますと、イモの肥大は止まります。
そのまま地中にイモを埋めたままにしておきますと、強い寒さで傷んでしまうことがありますので、葉が枯れたらウネの温度が高いうちに収穫します。
ご参考:収穫したジャガイモを、来春の種イモにする
木嶋先生によりますと、収穫したじゃがいもを翌春の種イモにする場合、秋植えで収穫したじゃがいもを使うのがおすすめです。
また、じゃがいもを小さくカットして植え付ける「逆さ植え」は、昔農家さんの伝承農法で、イモが旺盛に育ち、収量がアップする効果があると言われていますので、関連記事を参考になさってくださいね。
まとめ
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、春作ジャガイモと秋作ジャガイモの収穫のタイミングについて、ご案内をいたしました。
🥔 春作 地上部が完全に枯れてから掘り上げますと、甘くなり保存性が高くなります。
🥔 秋作 地上部が枯れたらイモが傷む前に早めに掘り上げます。
春作じゃがいもは、地上部が完全に枯れてから収穫、秋じゃがいもは 枯れたら収穫と微妙な違いではありますが、季節に合わせて収穫することが、じゃがいもにとっては大切なことなのですね。
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