家庭菜園でニンニクを栽培するとき、せっかくですから 葉ニンニクも収穫して その美味しさを楽しんでみられてはいかがでしょうか。
今回は、農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、葉ニンニクの栽培法について、ご案内いたします。
広めの畝で、葉ニンニクとニンニクの両方を育てる木嶋先生おすすめの育て方ですので、参考になさってください。
葉ニンニクの栽培法|木嶋先生に学ぶ、普通のニンニクと一緒に育てる方法
葉ニンニク・ニンニク栽培の手順
1.広めの畝に、ニンニクを2条植えします。1列は株間を20cm、もう1列は株間10cmで植えます。
2.10cm間隔で植えたニンニクの列を1株おきに間引いて、葉ニンニクとして楽しみます。
3.残したニンニクは、株間が20cmに広がりますので そのまま育て、全てのニンニクを翌年の6月頃に収穫します。
畝の準備
広めの畝を用意します。
ニンニクは2条植えで、条間は60~70cm空けます。
ニンニクを植え付けます
1列は株間20cmで、通常の栽培をします。
もう1列は株間を10cmで植え、間引き(=葉ニンニクとして収獲)します。
ニンニクの定植時期
ニンニクを植え付ける時期は、9月のお彼岸の頃が目安ですが、中間地の場合は、11月初旬まで植えることができます。
その際、黒マルチを利用して、年内の生育促進を図ります。
葉ニンニクの収穫
12月~2月に、10cm間隔で植えたニンニクの列を1株おきに間引いて、葉ニンニクとして収穫します。
残したニンニクは株間が20cmに広がりますので、6月の収穫を目指して栽培を続けます。
ニンニクを大きな球に太らせて栽培する方法
木嶋先生によりますと、株間を十分にとりますと、大きく太った球に育ちます。
株間は20cmほどが目安です。
ニンニク種を植える深さについて
ニンニクの種は、植える時期が遅くなるほど浅めに植えるのがポイントです。
適期に植えた場合 | 中間地では9月のお彼岸の頃が定植の時期です。約5cmの植え溝をあけて鱗片を埋めて鎮圧します。この時期のマルチは要りません。 |
遅く植えた場合 | 鱗片の先が地面から出るか出ないかの深さに植えます。10月半ばから植え付けた場合、黒マルチを利用して土を保温させます。 |
ニンニクと相性の良いコンパニオンプランツ
種ニンニクを植え付けるタイミングで、クリムソンクローバーの種を通路にまきますと、ニンニクの生育が促進しますので、おためしになってみてください。
まとめ
※ わが家は、ニンニク栽培でクリムソンクローバーは欠かすことができないコンパニオンプランツです
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、葉ニンニクの栽培法について、ご案内いたしました。
普通のニンニクを栽培しながら、間引いて葉ニンニクを楽しむ育て方ですので、楽しみながら栽培することができそうですね。
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[ニンニクのコンパニオンプランツ]
[参考文献]