次のシーズン用に初めてトマトの種を採ってみたところ、意外に簡単におこなうことが出来ました。
今回は農学博士の木嶋利男先生が紹介されている「トマトの種の採取法」をご案内いたします。
よい種を採取する3つのポイントについてもご紹介いたしますので、参考になさってください。
よい種を採る3つのポイント
1.種の採取に適したトマトについて
完熟した果実から種を採ります。
(完熟の)目安は、トマトの花が咲き、7~8週間経ったトマトです。
2.2週間追熟させます
トマトを収穫しましたら、すぐに種を採らず2週間ほど追熟させます。
3.水に沈んだ種を採用します
2週間 追熟させたトマトから種を採りますが、水に沈んだ充実した種を採用します。
※ 詳細は次の章にてご案内いたします。
意外に簡単!トマトの種の採取法
手順
🍅 収穫した完熟トマトを2週間追熟させます
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🍅 トマトを切って種を採りだし、種まわりのゼリーを水でよく洗います。
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🍅 水に沈んだ種を乾燥させて保存します。
トマトの種の採取法
今回はプチぷよという品種のミニトマトから種を採りました。
収穫した完熟トマトを2週間追熟させます
野菜室には入れず、常温で追熟させました。
トマトの種を採りだし水でよく洗います
トマトを半分に切り、種を採りだします。
採る方法はピンセットでも 手を使ってでも構いません。
種をザルに入れ、種のまわりのゼリーが取れるよう意識して よく水洗いします。
取れない場合はペーパーで拭き取りますとゼリーが取れます。
水に沈んだ種を採用します。
乾燥させて保存します
日陰で3~5日ほど乾燥させます。
乾燥させたトマトの種を袋などに入れ、暗冷所で保存します。
木嶋先生は、乾燥剤を一緒に入れておくことをオススメされています。
まとめ
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている「トマトの種の採取法」をご紹介いたしました。
わが家は毎年トマトの種を購入しておりましたが、今年初めて種の採取に挑戦してみたところ、意外に簡単に行うことが出来ました。
収穫したトマトが美味しく、来年もそのトマトを育ててみたいと思われている場合は、おためしになってみてくださいね。
[参考文献]
家の光協会出版 木嶋利男著「農薬・化学肥料に頼らない おいしい野菜づくりの裏ワザ」