「びわのコンフィチュール」の作り方レシピをご紹介します。
びわのシーズンは、とても短いですね。
わが家にとってびわは、1年に1度口にすることが出来れば幸運という貴重なフルーツです(笑)。
あまり熟していないびわや、日にちが経って味が落ちてしまったもので美味しく作ることが出来ますので、おためしになってみてください。
「びわコンフィチュール」の作り方レシピ
用意する食材
・びわ
・グラニュー糖 びわの種と皮をのぞいた量の20%分
・レモン汁 適量
使用するおもな道具
・小鍋(片手鍋が便利です)
・スケール(はかり)
・包丁
・木のスプーン(調理と、容器に入れる時に使います。木べらよりスプーンが使いやすいです)
・保存容器
下準備
保存する容器(瓶、ホーロー容器など)を煮沸消毒し、水気を切っておきます。
分量表
びわ | グラニュー糖 | レモン汁 |
400g | 80g | 大さじ2 |
300g | 60g | 大さじ1と1/2 |
200g | 40g | 大さじ1 |
100g | 20g | 大さじ1/2 |
「びわコンフィチュール」の作り方(調理時間 約1時間~1時間30分)
ビワを洗います
びわを軽く水洗いして水気を切り、びわの皮をむいてタネと軸を取り除きます。
この時、果実の内側に付いている「白い皮」は残しておきます。
グラニュー糖と合わせて果汁を出します
片手鍋にびわを入れて、グラニュー糖をかけてまぶし、30分から1時間ほど漬けて、果汁が出てくるのを待ちます。
強めの火力で煮ます
びわから果汁が出ましたら、片手鍋に火をかけ、やや強めで煮詰めてゆきます。
上の画像は5分ほど煮たものです。びわの果実がしんなりしてきました。
煮る時間はお好みで。もう少しトロリとさせたい場合は、かき混ぜながら煮詰めてゆきます。
仕上げにレモン汁を入れます
仕上げにレモン汁を入れてかき混ぜ火を止めます。レモン汁を入れますと、発色が良くなります。
保存容器に入れて完成です
最後に保存容器にびわを入て出来上がりです。
長めに保存をされたい場合は、あら熱が取れましたら冷凍保存します。
「びわコンフィチュール」を美味しく作るポイント
白い皮を一緒に煮ます
びわの内側に付いている白い皮は「ペクチン」が含まれてるので、とろみが付きます。取り除かず果実と一緒に煮詰めます。
コンフィチュールとジャムの違いについて
コンフィチュール
一般的に果実に対して砂糖を20%前後で作ります。
また、果実を煮崩さないように作る傾向にあります。
ジャム
ジャムは、果実に対して砂糖を40%以上使い、ゼリー状になるまで煮詰めたり、果実のかたちを残して作ります。
びわコンフィチュールの美味しい頂き方
わが家のびわコンフィチュールの頂き方をご紹介いたします。
「王道」のヨーグルトソースに
酸味のきいたヨーグルトにも合いますし、お砂糖が入ったヨーグルトにかけても美味しいです。
パン・クラッカーに
ジャムと同じように楽しむことができます。コンフィチュールならではの「びわの食感」をお楽しみいただけます。
紅茶に入れて
芳醇な香りのびわと紅茶の相性がばつぐんです。お砂糖のかわりにどうぞ。
チーズにも
コンフィチュールはフランスが発祥の保存食と言われています。
チーズとコンフィチュールという「塩辛いもの」と「甘い物」を一緒に食すことを西洋の方はお好みですね。
チーズがお好きな方は、おためしになってみてください。
夏は炭酸水・冷たい水と
シュワシュワした炭酸水と、びわの香りがよく合うのでおすすめです。
市販のジュースを買わずとも、極上のジュースをお楽しみいただけます。
びわのコンフィチュールの保存について
コンフィチュールは保存食ですが・・・
コンフィチュールはフランス語で「保存食」という意味がありますが、日本のびわの季節は梅雨にさしかかります。
ご存知のとおり、梅雨の季節は 雑菌が繁殖・増殖しやすいため、お早目にお召し上がりください。
梅雨の季節は小分けの冷凍保存がおすすめです
小さな容器に小分けして冷凍保存されますと、長い期間 びわのコンフィチュールをお楽しみいただけます。
コンフィチュールにおすすめの保存容器
びわのシーズンはとても短く、今年は食べられなかったわ という年もありますが、今年は夫の実家の庭になっているびわをもらってきました。
コンフィチュールはジャムより砂糖の量を控えめに作りますので、びわのさわやかな酸味をお楽しみ頂けるかと思います。
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