柑橘の実をいただいた後、皮を捨てずに「柑橘ピール」を作ってみませんか?
夏ミカン、いよかん、レモン、ポンカン、ハッサクなど、無農薬の柑橘類であれば何でも美味しく作ることが出来ます。
ビター味がお好みな方、苦手な方も、調理の途中でお好みの甘さに調整することが出来ます。
少しほろ苦い大人味の柑橘ピールで、優雅なティータイムを過ごされてみてはいかがでしょうか。
柑橘ピールの作り方レシピ
材料
・柑橘の皮 適量(果実は使いません)
・グラニュー糖 [7]で測った皮の重さに対して60~70%
・水
🍊 厚い皮の柑橘で作ると形が崩れにくくなります。
🍊 砂糖を使われてもOKですが、グラニュー糖は皮の色が活かされ、煮詰めても焦げにくい特長があります。
おもに使う道具
・鍋(ホーロー製、土鍋など)
・ザル
・バット
・オーブン用クッキングシート
作り方
1.柑橘の皮を水洗いします
柑橘の皮をよく洗います。果実は使いません。
2.皮を茹でます
鍋に[1]の皮と、皮がひたひたになるくらいの水を入れて火にかけます。
沸騰しましたら、中火で15~20分ほど茹でます。
3.5分間 水につけて、水気を切ります
[2]をザルにあげて茹でこぼします。
水に5分間つけて水気を切ります。
5分後、水を切ります。
4.粗熱とってワタを取ります
粗熱がとれましたら、スプーンでワタを削り取ります。
ビター味を楽しまれたい方は、あまりワタを取らなくても良いですが、柑橘の皮は意外に渋みがあります。
5.皮を細切りにします
ワタを取り除いた皮を5~8mmの幅に細切りします。
6.再び皮を茹でます
鍋に、細切りした[5]の皮と、皮がかぶるくらいの水を入れて火にかけます。
沸騰しましたら、中火で10~15分煮ます。
7.茹でこぼし、浸水5分、水気を切ってグラニュー糖
[6]を茹でこぼして水に5分間漬けます。
ザルに上げて水気をしっかり切り、皮の重さをはかり、グラニュー糖の量を計算します。
今回は、皮の重さが300gでしたので、皮の重さに対して60%以上(200g)のグラニュー糖を入れました。
8.皮・グラニュー糖を水で煮ます
鍋に[7]の皮と、グラニュー糖、ひたひたの水を入れて火にかけます。
沸騰したら弱火にし、汁が少なくなるまで煮詰めてゆきます。時間は分量にもよりますが、おおよそ15~20分くらいです。
9.ザルにあけて水気を切ります
皮がやわらなくなっていますので、菜ばしなどでやさしく鍋から取り出します。
10.オーブンで加熱します
天板にオーブン用のシートを敷き、重ならないように皮を並べます。
100℃に余熱したオーブンで、20~30分加熱します。
皮の表面がしっとりしている程度でオーブンから取り出し、粗熱を取ります。
11.バットでグラニュー糖をまぶします
バットにグラニュー糖(分量外)を広げ、粗熱がとれた皮を入れてまぶします。
12.網にのせて一晩乾燥させます
網に皮をのせて、冷暗所に一晩ほど置いて乾燥させれば出来上がりです。
密閉容器などに入れ、2週間をメドに食べきりましょう。
柑橘ピールの作る時のポイント
🍊 ワタを取り除きますと 苦みが和らぎます。ビター味がお好みの方は取らなくてもOKです。
🍊 砂糖を使われてもOKですが、グラニュー糖は皮の色が活かされ、煮詰めても焦げにくいのでおすすめです。
🍊 柑橘類は酸が強いため、アルミ鍋や鉄鍋は避け、ホーロー製、土鍋、樹脂加工された鍋を使いましょう。
🍊 オーブンで熱する時、完全に乾燥させないようにしましょう。表面に湿気が残る程度で取り出します。
🍊 夏の暑い時期は、冷蔵庫に入れて保存しましょう。
まとめ
柑橘ピールの作り方レシピをご紹介いたしました。
夏ミカン、いよかん、レモン、ポンカンなど、無農薬の柑橘類であれば何でも美味しく作ることが出来ます。
少しほろ苦い大人味の柑橘ピールは、お料理の口直しにもぴったりですので、おためしになってみてくださいね。