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本格英国式!林望リンボウ先生のスコーンレシピ|外はサクサク中はシットリする美味しい作り方

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リンボウ先生こと、林望さんの著書「イギリスはおいしい」に書かれているスコーンの作り方をご紹介いたします。

このレシピはリンボウ先生が英国滞在中にイギリス人の友人の奥様に習って、すっかり自家薬籠中(じかやくろうちゅう=完全に手中にある)なのだそうです。

外はサクサクで中はシットリする本格英国式のスコーンになりますので、参考になさってください。

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本格英国式!林望リンボウ先生のスコーンレシピの作り方レシピ

リンボウ先生の著書は、茶さじ・ティースプーンで計量していますが、分かりやすくするために「小さじ」に変更している箇所があります。

材料

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[A]
・小麦粉 280g
・ベーキングパーウダー 小さじ2~3(原文は茶さじ2)
・砂糖 3g(原文はティースプーン1杯。砂糖はお好みで入れなくてもOK)
・塩 1つまみ

・冷凍室で凍らせたカチカチのバター 125g
・たまご 2個
・生クリーム または プレーンヨーグルト 100cc
・干しぶどう 1つまみ

引用 林望「イギリスはおいしい (文春文庫)

用意するもの

・ボウル
・木べら・ゴムベラなど
・ナイフ
・オーブンの天板に敷くクッキングシート
・生地をこねる板(わが家はキッチンの調理台で行っています)

本格英国式スコーンの作り方

1.[A]をすべて合わせて混ぜます

ボウルに[A]をすべて入れ、木べらなどでざっと混ぜます。

ふるいは使いません。

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2.ボウルにバターを削り入れます

ボウルの中に冷たく固いバターをナイフで親指の頭程度の大きさにそぎ取って粉の中に落としてゆきます。

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3.バターを粉でおおいます

両手で粉とバターを軽く混ぜ、バターの表面が粉でおおわれるようにします。

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4.rub inします

両手のすべての指を使って、バターの小片を親指の先とほかの4本指の先でこすり合わせるようにして潰し(握らず、指先に力を入れて)粉の中でこなすようにし、バターが溶けないうちに手早くフレーク状にします。

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このプロセスを英語で rub inと言います。

5.ボウルに卵・生クリーム(またはヨーグルト)・干しぶどう

ボウルの中に、卵、生クリーム(またはプレーンヨーグルト)、干しぶどうを入れて、ゴムベラでザっと混ぜます。

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丁寧に混ぜずに、いい加減にザっと混ぜるのが美味しくなるコツです

6.生地をこねる板の上に小麦粉をふりまきます

スコーンの生地をこねる板の上に小麦粉をふりまきます。

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パイなどを延べる延べ板、清潔なプラスチックの板、まな板の上など、作業しやすいものをお使いになってくださいね。

7.生地を板の上に置いて、さらに小麦粉をふりかけます

生地を板の上に置いて生地が板に付かないように、小麦粉をさらにふりかけます。

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8.生地をまるく整えます。

板の上に載せた生地を両手で丸いお団子のかたちに整えます。ベタベタしている場合は小麦粉をさらにふりかけます。

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9.knead(ニード)します

この作業は1分間のみ行います。

まるく整えた生地を「座布団」とイメージしてみてください。

座布団(生地)をまず2つに折り、ただちに手首ちかくの部分に体重をかけてグイっと押しのばします。

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今度はこれとは90度の方向に、座布団(生地)を畳み、間髪を入れずにグイっと押しのばします。

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この動作を1分間リズミカルに素早く繰り返しますと、すっかりまとまってパンの生地のようになります。

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ニードを直訳しますと「こねる」という意味になりますが、このレシピは座布団を折りたたんでグイっとのばす作業をニードと呼んでいます。

10.手のひらで生地をのばします

手のひらで生地をペタペタとのばし、約1センチほどの厚さにします。

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生地をのばす棒は使いません。

11.12切にカットします

バターをそぎ取ったナイフで素早く12切ほどに切り分けます。

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12.220℃に予熱したオーブンで15分焼きます

オーブンの天板にクッキングシートを敷き、220℃に予熱したオーブンで10~15分ほど焼きます。オーブンのタイプで焼き上がりが変わりますので、焦げないよう時々 確認してみてくださいね。

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リンボウ先生の本格英国式スコーンづくりのポイント

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リンボウ先生こと、林望さんの著書「イギリスはおいしい」のスコーンづくりは(英国ではスコンと呼んでいます)、丁寧さは不要でザザっとおおざっぱに作るのが美味しくなるポイントです(カジトラにはぴったりのレシピです)。

砂糖の量について

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英国式スコーンは基本的にほとんど甘くないようですので、本レシピも少量のお砂糖でご紹介していますが、お好みで多少増やしても良いでしょう。

小麦粉とベーキングパウダーについて

イギリスでは普通「Self Raising Flour 」というすでにベーキングパウダーが混ざっている便利な粉を使っていますが、あえて購入しなくても大丈夫。

小麦粉にベーキングパウダーを混ぜて使いましょう。

バターは固くカチカチに

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スコーンを美味しく作るコツは「rub in」と言われているほどですが、粉をまぶしてフレーク状にするバターは、溶けないように固くカチカチにしておくのがポイントです。

ニードはこん身の力をこめて

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座布団(スコーンの生地)を2つ折りにして、こん身の力を込めてグイっと押し伸ばしましょう。

この作業は1分間だけ行うのがポイントです。

焼きあがったスコーンが「オオカミの口が開いたような」裂け目が入りますと、大成功です。(上の写真はいまいちです。汗)

まとめ

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余談になりますが、最近 Amazonプライムで「ブラウン神父」というイギリスのテレビドラマを毎日のように閲覧しています。

ブラウン神父の秘書 マッカーシー夫人が作る分厚い美味しそうなスコーンがどうしても食べたくなり、リンボウ先生の著書を参考にしたレシピをご紹介いたしました。

この作り方は外がサクサク、中がしっとりと焼きあがる大変美味しいスコーンですので、おためしになってみてくださいね。

[参考文献]

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文藝春秋
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[参考サイト]

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ジャム・コンフィチュールのレシピデザートのレシピ食のこと
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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