農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、パクチー(コリアンダー)のアイデア栽培を、ご案内いたします。
パクチーは、冬と真夏をのぞきますと、いつでも種をまくことができますので、時期をずらして栽培すれば、ほぼ一年中新鮮な葉を楽しむことが出来ます。
今回は、種まきの時期、育て方のポイントなど、木嶋先生のアイデア栽培をご紹介いたします。
※ 本ページは、一般地(中間地)にての栽培として、ご案内いたします。
パクチー栽培|種まきの時期をずらして一年中楽しめる木嶋先生のアイデア栽培
木嶋先生のアイデア栽培「パクチーのずらしまき」
パクチーは、冬と真冬をのぞきますと、いつでも種をまくことができ、時期をずらして栽培すれば、ほぼ一年中新鮮な葉っぱを楽しむことが出来ます。
また、 種採り用に数株残しておくのもおすすめです。
パクチーの種まき時期
4月~7月上旬まき
この時期に種をまきますと、夏には生長が衰えますが、涼しくなる頃にふたたび伸び始め、続けて収穫することが出来ます。
8月下旬まき
8月下旬に種をまいたパクチーは、秋に葉を収穫します。
越冬しますと、株が大きく生長しすぎてしまう場合がありますので、年内の食べ切り用とするのがおすすめです。
10月まき
本葉5枚ほどの小さな株を越冬させます。
すると、翌春から収穫が始まり、秋に種を採ることができます。
パクチー栽培のポイント
土づくり・畝立て
木嶋先生が紹介されている、パクチー栽培におすすめの元肥は「牛ふん堆肥」です。
牛ふん堆肥の量は、2kg /㎡が目安で、肥沃な畑は2割減、痩せている場合は2割増など、畑の状態に合わせて調整してみてください。
パクチーの種まき
幅60cmの畝に、パクチーの種を1粒ずつ5cm間隔で1列にまきます。
なお、パクチーの種はカラが固いので、軽く割って半日ほど水に浸けたものを種まきしますと、発芽しやすくなります。
パクチーの間引き
隣どうしの葉がぶつかるタイミングで、数回間引きをし、最終株間を40cmにします。
パクチーの収穫
パクチーの株間が20~40cmになりましたら、収穫スタートです。
・食べる分だけ、葉を切る収穫
・根っこごと引き抜きぬく収穫
いずれかの収穫を、お楽しみください。
葉と茎を収穫
株元ちかくの茎をカットし続け、花芽が出てきましたら切り取りますと、株が若返り、長い期間 収穫することが出来ます。
根っこごと収穫
根は、種と同じくよい香りがしますので、炒め物やカレーに入れますと、大変美味しくなります。
間引き収穫や、株ごと収穫するさい、処分なさらずにお使いになってみてください。
新鮮なパクチーを収穫し続けるコツ
パクチーの花芽を切り取りますと、株が若返り 新鮮な葉っぱを収穫し続けることができます。
何株か、花を咲かせて種を採るのもおすすめです。
まとめ
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、パクチーのアイデア栽培を、ご案内いたしました。
パクチーは、冬と真夏をのぞきますと、いつでも種をまくことができますので、時期をずらして栽培すれば、ほぼ一年中新鮮な葉を楽しむことが出来ます。
葉、茎、根 無駄なくすべて美味しく頂くことができますので、パクチー栽培をお楽しみになってください。
※ 本ページは、一般地(中間地)にての栽培として、ご案内いたしました。
[参考文献]