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春まで新鮮!大根を畑で保存する方法

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大根を畑で保存する方法をご紹介いたします。

収穫時期がきた大根を畑に植えたままにしておきますと、割れやすくなり、霜で傷んで品質が落ちてしまいます。

そこで、畑に穴を掘って大根を埋めて保存をします。

春まで新鮮さを保てる保存方法ですので、参考になさってください。

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春まで新鮮!大根を畑で保存する方法

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収穫時期がきた大根を引き抜いて、畑に掘った穴に保存をします。

手順

以下の手順で行います。

収穫した大根の葉を切り落とします。

畑に穴を掘ります。

大根を埋めます。

土をかけます。

収穫した大根の葉を切り落とします

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収穫した大根の葉は根元からカットします。

大根は収穫した後も生長し続けますので、葉を付けたままにしておきますと スが入ったり、スカスカになって味が落ちてしまいます。

そこで、生長を止めるために葉を切り落とします。

葉を残さずに切り落とすのがポイントです
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畑に穴を掘ります

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スコップなどを使って畑に穴を掘ります。

穴の深さは たくさん収穫した場合は70~80cm、少量の場合は40~50cmなど、収穫した大根の量によって調整します。

たくさん収穫した場合は 穴を深く掘り、大根を埋めて土をかけ、その上に大根を載せ、さらに土をかける作業を繰り返す方法もあります。

掘った穴に大根を並べます

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掘った穴の中に大根を並べてゆきます。

このとき大根がくっつかないように少し離して置いてゆくのがポイントです。

土の中で大根が傷んだ場合、傷みが広がらないように離して置きます。

わが家の裏ワザ1

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わが家は、さほど保存をしませんので、大根に麻ひもをくくり付けて 1本ずつ引き抜けるようにしています。

これを行いますと、都度 土をシャベルで掘り起こさなくても済みます。

大根を2段、3段と保存した場合、この方法はむいていませんが、少量の大根を保存する時に便利です。
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土をかけて敷きわらを敷きます。

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穴に大根を入れましたら、土をかけて敷きわらを敷きます。

なお、しっかり土をかければ、敷きわらは敷かなくても良さそうです。

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ちなみにわが家は、大根をくくり付けたヒモをひとまとめにしてピンチとUピンで留めています。

わが家の裏ワザ2

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大根に麻ひもを縛って保存しておく方法は、埋めた場所が判りやすいのですが、長い期間 土に埋もれたヒモが劣化して切れてしまう場合があります。

もう1つの裏ワザは、穴を掘り大根を置いた場所に、大根の数だけ支柱を立てておく方法です。

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畑に穴を掘って大根を保存するポイント

葉を根こそぎカットします

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先述しましたように、大根を葉付きのままにしていますと生長し続け、スが入ったり美味しくない大根になってしまいますので、葉を残さずスパっと切り落とします。

葉を切り落とされた大根はストレスがかからずに春先まで鮮度を保つことが出来ます。

保存状態のレポート

2021年1月

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年が明け、畑の土の中に保存した大根を1本掘り上げてみました。

私の住んでいる地域は水道管が凍結し、昼近くまで水が出ないほどの気温になりました。

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麻ひもが切れないように、移植ごてで慎重に土を掘ってゆきます。

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無事に引き上げることが出来ました!

麻ひもさえ切れなければ、土の中で大根が行方不明になることはありません。

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掘り上げた大根は凍っておらず、見た目も新鮮そうです。

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切ってみました。とても新鮮な大根でした。

2021年2月

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2月中旬、畑の土の中に埋めておいた大根を掘り上げました。

縛っていた麻ひもは劣化して切れてしまいましたので、次回はもっと太い麻ひもで縛っておこうと思います。

地中深く埋めておいた大根は、まだまだとても新鮮でした。

2021年3月

3月6日

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3月になり、陽気が暖かくなってきました。

麻ひもをたぐり寄せて大根を掘り起こしました。

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大根が見えてきました。

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大根のお肌を傷つけないように、慎重に掘り起こしました。

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外皮はふやけておりましたが、中は「す」が入っておらず、瑞々しい大根でした。

3月24日

最後の2本を掘り上げてみました。

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皮がヌルっとして傷んでいました。

3月に入り気温が高くなったので、土の温度も上昇したのだと思います。

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輪切りにしてみたところ、表面と中心部に傷みがありました。

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傷んだ部分を取り除いたら随分スリムな大根になりましたが、大根おろしにしていただきました。(特に不味いとは思わなかったです。)

2021年は、当方の地域(関東地方)で3月上旬が保存の限界でした。

まとめ

収穫した大根を畑に保存する方法をご紹介いたしました。

前の年に収穫した大根を新鮮な状態で保存しておくことができますので、おためしになってみてください。

今年は当方の地域(関東地方)で、3月上旬までみずみずしい大根をいただくことが出来ましたが、3月下旬ともなりますと地温が上がり傷みが生じていました。

しかしながら3~4か月もの長期間、フレッシュな大根をキープすることができますので、おすすめしたい保存方法です。

なお、このほかにも「大根を斜めに埋める方法」「大根を植えたまま葉だけ切る方法」など、いろいろな保存法があります。

わが家は狭いスペースで野菜を育てているため、畑の一角に穴を掘って保存をしましたが、当方が日ごろ参考にさせていただいている、ヒゲおやじさんのブログの保存方法が最もお手軽かと思いますので、参考になさってみてください。

[ひげおやじさんの大根保存方法]ヒゲおやじの気まま流野菜づくり日記

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キッチンガーデンのこと野菜づくり
この記事を書いた人
カジトラ

関東在住の専業主婦です。
夫と二人暮らし。
2023年の春、海に近い地域に移住しました。

家族の介護、某シンクタンクで馬車馬のように働き詰めだった日々に区切りをつけ、現在は農学博士 木嶋利男氏が提案するコンパニオンプランツ栽培で野菜を育てています。

文明の利器を取り入れつつも、古き良きモノ・慣習を大事にしながら暮らしてゆくことを目指しています。

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