農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、白菜の後作「エンドウ」の栽培法についてご案内いたします。
エンドウは、畑に直まきしたり、ポットで育てた苗を定植し、越冬させて栽培するのが一般的ですが、今回は、直まき栽培の他に、「育苗ポットのまま冬を越し、来春定植する方法」を、ご紹介いたします。
いずれの方法も木嶋先生ならではのアイデアで、あなたのスケジュールに合わせて栽培できるかと思いますので、参考になさってください。
白菜の後作「エンドウ」木嶋先生に学ぶアイデア栽培
木嶋先生に学ぶアイデア栽培「エンドウの種のまき方」
エンドウは、畑に直まきしたり、ポットで育てた苗を植え付けて越冬させて栽培するのが一般的ですが、今回は、育苗ポットのまま冬を越し、来春定植する方法をご紹介いたします。
エンドウを育苗ポットのまま冬越しするメリット
晩秋、畑に種まきしたエンドウは、苗が大きく育ちすぎて、冬の寒さに負けて枯れてしまう場合があります。
その点、育苗ポットのエンドウは、少ない養分で育ちますので大きくならず、ポットを移動したりすることができることから、冬越しの管理が容易になります。
エンドウの直まき栽培のメリット
育苗ポットで管理するのが煩雑と思われる場合は、普通に直まき栽培がおすすめです。
晩秋、畑に直まきする場合は無施肥で、来春から追肥をして育てます。
エンドウの育苗ポットの栽培ポイント（来春定植）
土づくり
白菜を収穫後、畝に元肥をしっかり施します。
牛ふん堆肥200g/㎡＋有機質肥料（油かすなど）200g/㎡が目安です。
種まき
晩秋、育苗ポットにタネを3粒ほどまいて、間引かず育苗します。
エンドウの苗は、翌年、立春を過ぎた頃に植えつけます。
エンドウの支柱
木嶋先生は、エンドウ栽培に用いる支柱は「笹竹」をおすすめされています。
40～50cm間隔で笹竹を立て、育苗ポットの苗を植えます。
1か所に3株植えますが、エンドウは密植を好みますので、笹竹にうまく絡まりながらよく育ちます。
エンドウの直まきの栽培ポイント（晩秋）
土づくりと種まき
白菜を収穫後、無施肥でエンドウの種を直まきします。
追肥
翌年の春から追肥して育てます。
まとめ
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている、白菜の後作「エンドウ」の栽培法についてご案内いたしました。
今回ご紹介した、育苗ポットの越冬栽培、一般的な直まき栽培のいずれの方法も、木嶋先生ならではのアイデアで、あなたのスケジュールに合わせて栽培できるかと思いますので、参考になさってください。
［参考文献］
