枝豆のタネをまいて2週間以上たったというのに、芽がでません(涙)
当方は関東在住で、4月下旬からの種まきが適期と言われています。
遅くとも5月の半ばには発芽すると思って楽しみにしていたのですが・・・。
今回は、
・なぜ発芽しなかったのか?理由を検証
・もう一度タネをまいたこと(再まき)について、お伝えいたします。
2019年枝豆栽培記録(タネまき)
2019年4月27日 タネまき
今年は4月27日に枝豆のタネをまきました。
タネまきをした後、何度か畑に足を運んで様子を見に行くと、土からタネが出て、転がっていました。
少し大きく膨らんだ白いタネが、マルチ穴の土の上に露出。しかも何個もです・・・。
どうやらタネを浅くまき過ぎたのが原因のようです。
土をかけ、手でギュウギュウ押して 鎮圧したつもりだったのですが・・・。
防虫ネットを張っていますので、鳥がついばんだせいではなさそうです。
手持ちの枝豆のタネはなく(もうすでに全部まいてしまったので)、転がっている白くなったタネをもう一度土に押し込んでみました。
このやり方で良いのか分かりませんでしたが、とにかく再まきです。
2019年5月11日 まったく芽が出ていない
タネまきしてから発芽の目安となる2週間後になりました。
1個も芽が出ていません(涙)。
土から転がり出ていたタネをもう一度まくという暴挙に出たからでしょうか・・・。
それにしても、タネが転がり出ていなかった土からも、「1つも芽が出ていない」とはどういうこと???
うーん。
これは、やはり「あれ」が原因だったのだろうと、認めない訳にはいかなくなりました。
2019年5月17日 再まき
私が住んでいる地域のタネまき時期をすっかり逃してしまいました(涙)。
あきらめずにもう一度タネを購入し、再まきしました。
2019年5月20日 発芽せず・・・
心配で様子を見に行きました。
5月17日に再まきをしてから3日しか経っていないので、さすがに発芽はしていませんでした。
土がカラカラに乾いていたので、軽く水やりしました。
2019年5月24日 ついに発芽!
再まきして1週間。
ついについに芽が出ました。うれしいです(涙)。
もう少し大きくなってきたら、元気の良い芽を残して弱そうな芽を摘み取ります。
枝豆の発芽の様子
同じ日にまいたタネでも、芽の大きさはさまざまです。
マルチの1穴にタネを4粒ずつまきましたが、1つしか芽が出ないものもあれば、
同じくらいの大きさの芽が3つ出てきた穴もありました。タネ4粒分の芽が出たものはありませんでした。
1つも芽が出ない穴もありました。
枝豆の芽が出なかったと考えられる4つの理由
老体にムチ打って「土づくり」「タネまき」「ネットを張って」頑張ったにもかかわらず芽が出ないのは、残念という簡単な言葉で片付けられません。
「絶望」でした。
しかし振り返りますと、発芽しなかった原因がところどころで思い当たるのでそれらをまとめてみたいと思います。
原因1 タネを浅くまいてしまったため
野菜の種をまくさい、その種の大きさの2倍ほどの厚さの土をかけるのだそうです。
今回、発芽しなかった原因は、タネの上に土をかける量が少なかったのかもしれません。
そのため、雨で土が流れてタネが露出してしまったのではないでしょうか。
タネが土の上に転がっていましたが、ネットを張っているため鳥獣の被害は考えられません。
土をかぶせて手でしっかり鎮圧したつもりだったのですが、土の量が足りないと雨の威力で土が流れてしまうのですね。
原因2 タネが古かったため
前の章で述べた 考えられる原因のあれとは、「前年のタネ」だったからではないかと思います。
タネ袋に有効期限が書いてありますので、やはり新しいタネを使わないと発芽率が下がるのかなと思いました。
シェア畑のアドバイザーさんにうかがったところ、見た目は使えそうなタネでも、寿命になると発芽しなくなるのだそうです。
また、種袋を紙袋に入れておいただけの ずさんな管理も種を劣化させた原因かもしれません。
原因3 発芽スイッチが入らなかったため
気温にもよりますが、枝豆は タネをまいて発芽するまで「7日~2週間」かかると言われています。
シェア畑のアドバイザーさんによりますと、枝豆は 気温20度で発芽スイッチが入るのだそうです。
私がタネまきをした日は4月27日でしたが、もうすぐ5月になるとは思えない震えるほどの寒い日でした。
タネまき後も寒い日が数日間つづいたので、なかなか発芽するのに至らなかったのかもしれません。
原因4 雨が多かったため
枝豆の種をまいた後、それ以降の水やりは控えめで良いそうです。
なぜならタネが腐ってしまうからです。
当方が住んでいる地域は、5月の前半に雨が何日も降り続いたため、種まきしたばかりの枝豆にとっては悪い条件となってしまったのではないかと思います。
枝豆の種の発芽率を上げる2つの対策
※2021年5月追記
本ページをしたためてから、2年になりました。
ブログを始めたばかりの つたない文章、少ない知識で記した弊ブログにご訪問くださり、誠にありがとうございます。
枝豆の種まきで芽が出ずお困りの場合の対策として、「多粒まき」と、「ポットまきのコツ」をご案内いたします。
多粒まき
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている「多粒まき」です。
1つのまき穴に、種を3つまく方法で、昔農家さんが行っていた伝承農法です。
[詳細]エダマメの種まきのコツ|芽が出なくて困った時は多粒まきで解決!オクラ・トウモロコシにも応用できます。
失敗が少なくなるポットまきのポイント
NHK趣味の園芸でおなじみの園芸家、深町貴子さんが紹介されている「マメ科作物の発芽率を上げるまき方」です。
[詳細]失敗しない!枝豆の種まきのポイント「ポット編」マメ科植物に応用できる方法です
まとめ
枝豆の栽培2年目の初心者に与えられた「試練」です。
どんなに手をかけても気候や環境、病気でうまく育たないことがあります。
しかし基本的な知識は必要で、自分に返ってくるのだということを痛感しています。
枝豆のタネまきにおける4つのポイント
① お住いの地域の気候で播種します。枝豆は、気温20度で発芽スイッチが入ると言われています。
② タネを浅くまき過ぎないようにします。土の深さ2cmを目安にし、土をかけたらしっかり鎮圧します。
③ 古いタネは発芽率が下がる傾向にあるようです。わが家の場合、一年前の発芽率は0%でした。
③ 水を与え過ぎないようにします。発芽するまでにある程度の湿り気は必要ですが、発芽するまで水は控えます。週間天気予報などをチェックして水やりを行います。
次のステップは、「「間引きとカメムシ退治」」ですので、参考にしていただければ幸いです。
[次の記事]
枝豆栽培日記|畑生活2年目の初心者が枝豆に挑戦!「間引きとカメムシ退治」
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