農学博士の木嶋利男先生が紹介されている「インゲンの種まきのコツ」について、ご案内いたします。
インゲンマメの種は、1粒でまくより 3粒でまいた場合のほうが、発芽がそろって生育が旺盛になると言われています。
この種まきは、インゲンマメの性質を活かした伝承農法ですので、参考になさってください。
インゲンの種まきのコツ|発芽がそろって生育が旺盛になる裏ワザ
集団で種がまかれるインゲン
インゲンマメは、1つのサヤに8粒前後の豆が入っています。
これは自然界において、集団で種がまかれることを意味します。
農学博士の木嶋利男先生によりますと、インゲンマメを1粒だけでまいた場合と、3粒でまいた場合を比べてみますと、3粒でまいたほうが発芽のそろいと、その後の生育がよくなります。
直まき、ポットまきどちらが良い?
インゲンマメは つるあり・つるなしがありますが、直まきでもポリポットまきでもどちらでも種をまくことが出来ます。
直まき | 株間30cmで直径5cmの穴に3粒まきます |
ポットまき | 9cmのポリポットに3粒まきます |
発芽後のお世話について
直まき・ポットまきのインゲンは、発芽した3株すべてを育てますと、収穫量は多くなりますが、茎葉が混み合い風通しが悪くなり、病害虫の被害に遭いやすくなってしまいます。
そこで、本葉1~2枚の頃に、葉のかたちがよく、病害虫におかされていない株を2本残して、1本は株元から切り取って間引き、2株を育ててゆきます。
2株になったインゲンは、互いに競い合って根を伸ばし、1粒まきの株より生育が旺盛になります。
若採りを心掛けて
インゲンマメは、サヤの中の豆が大きくなりはじめますと、花が咲かなくなる性質があります。
なぜなら、サヤの中の豆を種にし、子孫を残そうとするからです。
長期間収穫できるように、サヤが大きくなる前に出来るだけ若採りします。
まとめ
農学博士の木嶋利男先生が紹介されている「インゲンの種まきのコツ」について、ご案内いたしました。
インゲンマメの種は、1粒でまくより 3粒でまいた場合のほうが、発芽がそろって生育が旺盛になると言われています。
この種まきは、インゲンマメの性質を活かした伝承農法ですので、参考になさってください。
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